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春が来た! 102
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「ハァ……満喫したわ……」
あら?気が付いたらラーラルーナ様の前に置かれたヤンニョムチキンが無くなってるわ。
「気に入って頂けたかしら?」
「はい!こんなに辛くて美味しい物は帝国には無かったので、思わず一心不乱で食してしまいましたわ」
「まぁ!そうなんですね」
辛みが無いのか……砂糖も少ないらしいから甘味も少ないって事よね、旅の間はちょっと宿には期待出来ないわね。
酸味も苦みももちろん……いや、苦みは無い訳じゃなくて、あるけど苦みは楽しむ味覚じゃないのよね。
旨味も無さそうだし……まぁ、ブシ花は島でもガンガン栽培してるし大丈夫だけどね。
エリノユの街開拓の時に滅多矢鱈と大型倒したおかげでレベルがドチャクソ上がって、島の充実ぶりも凄い事になったのよね。あっちの天蚕もかなり増えたって聞いたし、チビナビちゃんの数も更に増やして……増やして何だっけ?生産数?生産物?も増えたとか言ってた様な……怖いから触れないでおこう!うん!
それにしてもラーラルーナ様、幸せそうに辛い物食べるわね。
「カレーとかも辛い方が好きなのかしら?」
「えっ!カレー!」
しまった!ついポロリしちゃったわ!
「カレーがあるのですか?」
「え……えぇ……」
ん?カレーの事知ってる?何で?いや……まさか、ここでラーラルーナ様が転生者とかだったらビックリなんですけど。
「ご……ごめんなさい……つい……」
「いえ。私も少し驚いてしまって……」
どうしようか?いや、今は食事中で変な流れになっても良くない。ここは穏便に流して、今日……はルークの事情聴取があるから無理。
明日?明日、ラーラルーナ様とちゃんとお話ししようそうしよう。
「その……明日、午後にでもゆっくりお話し出来るかしら?」
ちょっとぎこちないけど、大丈夫よね?
「えっ……えぇ、勿論ですわ。エリーゼ様とゆっくりお話ししたかったから嬉しいですわ」
うん、可愛い!ラーラルーナ様は辛い物好きな帝国令嬢!
「私も嬉しいですわ!だって私のお姉様になる方ですもの、仲良くなりたいですわ!」
「まぁ!私の事をお姉様と呼んで下さるの?……では私の可愛い妹……と呼んでも良いのかしら?」
やぁん!姉妹です!
「クッ!スール誕生かっ!」
「ルークッ!」
「はぁ……?」
ルークの失礼な呟きに思わずイラッとしたのは仕方ないと思います。
けど……ラーラルーナ様の『はぁ……?』もどことなく苛ついてる感ありました……はて?
あら?気が付いたらラーラルーナ様の前に置かれたヤンニョムチキンが無くなってるわ。
「気に入って頂けたかしら?」
「はい!こんなに辛くて美味しい物は帝国には無かったので、思わず一心不乱で食してしまいましたわ」
「まぁ!そうなんですね」
辛みが無いのか……砂糖も少ないらしいから甘味も少ないって事よね、旅の間はちょっと宿には期待出来ないわね。
酸味も苦みももちろん……いや、苦みは無い訳じゃなくて、あるけど苦みは楽しむ味覚じゃないのよね。
旨味も無さそうだし……まぁ、ブシ花は島でもガンガン栽培してるし大丈夫だけどね。
エリノユの街開拓の時に滅多矢鱈と大型倒したおかげでレベルがドチャクソ上がって、島の充実ぶりも凄い事になったのよね。あっちの天蚕もかなり増えたって聞いたし、チビナビちゃんの数も更に増やして……増やして何だっけ?生産数?生産物?も増えたとか言ってた様な……怖いから触れないでおこう!うん!
それにしてもラーラルーナ様、幸せそうに辛い物食べるわね。
「カレーとかも辛い方が好きなのかしら?」
「えっ!カレー!」
しまった!ついポロリしちゃったわ!
「カレーがあるのですか?」
「え……えぇ……」
ん?カレーの事知ってる?何で?いや……まさか、ここでラーラルーナ様が転生者とかだったらビックリなんですけど。
「ご……ごめんなさい……つい……」
「いえ。私も少し驚いてしまって……」
どうしようか?いや、今は食事中で変な流れになっても良くない。ここは穏便に流して、今日……はルークの事情聴取があるから無理。
明日?明日、ラーラルーナ様とちゃんとお話ししようそうしよう。
「その……明日、午後にでもゆっくりお話し出来るかしら?」
ちょっとぎこちないけど、大丈夫よね?
「えっ……えぇ、勿論ですわ。エリーゼ様とゆっくりお話ししたかったから嬉しいですわ」
うん、可愛い!ラーラルーナ様は辛い物好きな帝国令嬢!
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「まぁ!私の事をお姉様と呼んで下さるの?……では私の可愛い妹……と呼んでも良いのかしら?」
やぁん!姉妹です!
「クッ!スール誕生かっ!」
「ルークッ!」
「はぁ……?」
ルークの失礼な呟きに思わずイラッとしたのは仕方ないと思います。
けど……ラーラルーナ様の『はぁ……?』もどことなく苛ついてる感ありました……はて?
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