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春が来た! 71
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仕方ない。でも熱い視線集めてるの分かる。家族もだけど、使用人達からも熱い視線集めてる。皆、ワイン以外のお酒の出所は私だって分かってるから……
ん?ドタドタと駆けて来る足音が……
「お嬢!酒を出してくれるって今!」
……ジム、お前もか。クソゥ……お酒ってだけで色めき立って……
「お嬢!ケーキに最適な酒をぜひ出してくだせぇ!」
……あ……ケーキね。サバランとか作りたいのかしら?それだとブランデーよね……確か。後はラムレーズンサンドとか?
とりあえずラムとブランデーを出す。
チビナビちゃん達ありがとう。貴女達のおかげで、無限収納凄い事になってる。
「ジム。こっちがブランデー、こっちがラム。ブランデーはケーキに使ってみて、ラムはバターと干しぶどうと合わせてビスケットでサンドにすると良いと思うわ。はい」
「ありがとうございやす!お嬢!」
大事そうに二本の瓶を抱えて食堂から消えたジムを見送る。
「エリーゼよ……儂の酒は?」
チラッと見たお祖父さまはショボーンな顔してました。
「ごめんなさい、お祖父さま。お祖父さまの好きそうなお酒出しますね」
「おお!そうか!」
何故でしょう?お祖父さまの頭に大きな犬耳の幻覚が見えました(笑)そんなにお酒飲みたかったんですね。
「エリーゼ、私達も違うお酒が飲みたいわ!」
お母様も声を上げました。
「何だかお腹が膨れてしまって、折角の甘味が入らなくなってしまうわ……」
あー……シャンパンは少しも膨満感ありますもんね。どうしようかしら?梅?杏?山査子?柚子?ライチ?マンゴー?ココナッツ?カシス?
どうせならスイーツに合うお酒が良いと思うけど、うーん……紅茶にブランデー入れた方が良い気がするのよね。
甘い物×甘い物って口説くなると思うし……チラリとテーブルの上のスイーツを見る。
アンコ系は殆ど見受けられない。洋菓子の新作……と言うよりケーキの新作と言った方が正しいラインナップ。
生クリームにバターにチーズと乳製品が豊富になったおかげで洋菓子の世界が広がったのよね。
勿論、料理にもバターやチーズは活躍してる。私が出来る事も少ない。
……いや、新しい野菜や果物とか!品種改良とか出来るはず!まだまだ頑張れる!
それに……ルークと二人で暮らす新居(まだまだ先の事だけど)の事だってあるし!
うん!やる事ある!
ん?ドタドタと駆けて来る足音が……
「お嬢!酒を出してくれるって今!」
……ジム、お前もか。クソゥ……お酒ってだけで色めき立って……
「お嬢!ケーキに最適な酒をぜひ出してくだせぇ!」
……あ……ケーキね。サバランとか作りたいのかしら?それだとブランデーよね……確か。後はラムレーズンサンドとか?
とりあえずラムとブランデーを出す。
チビナビちゃん達ありがとう。貴女達のおかげで、無限収納凄い事になってる。
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「ありがとうございやす!お嬢!」
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「エリーゼよ……儂の酒は?」
チラッと見たお祖父さまはショボーンな顔してました。
「ごめんなさい、お祖父さま。お祖父さまの好きそうなお酒出しますね」
「おお!そうか!」
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お母様も声を上げました。
「何だかお腹が膨れてしまって、折角の甘味が入らなくなってしまうわ……」
あー……シャンパンは少しも膨満感ありますもんね。どうしようかしら?梅?杏?山査子?柚子?ライチ?マンゴー?ココナッツ?カシス?
どうせならスイーツに合うお酒が良いと思うけど、うーん……紅茶にブランデー入れた方が良い気がするのよね。
甘い物×甘い物って口説くなると思うし……チラリとテーブルの上のスイーツを見る。
アンコ系は殆ど見受けられない。洋菓子の新作……と言うよりケーキの新作と言った方が正しいラインナップ。
生クリームにバターにチーズと乳製品が豊富になったおかげで洋菓子の世界が広がったのよね。
勿論、料理にもバターやチーズは活躍してる。私が出来る事も少ない。
……いや、新しい野菜や果物とか!品種改良とか出来るはず!まだまだ頑張れる!
それに……ルークと二人で暮らす新居(まだまだ先の事だけど)の事だってあるし!
うん!やる事ある!
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