963 / 1,397
連載
春が来た! 23
しおりを挟む
とか良い事言ってサロンから脱出したので、ドワーフのオッチャンの所に行きます!刺繍?刺繍はオッチャンの後でも出来るんで!
「エリーゼ様?」
「予定通りドワーフの所に行くわよ」
チラっとアニスを見れば、静かに頷いて半歩先に出て歩き出しました。
少し距離はあるけれど、まだ明るい内に少しずつでも話したいのでサクサク行きます!
それにしても、サスペンションか……実物とか見た事あるけど興味が無かったからうろ覚えなのよね……
でも、こんな時こそナビさんの出番です!困った時のナビさん頼りですよ!
(てな訳で、ドワーフのオッチャンにサスペンションの説明よろしく!)
〈畏まりました、マスター。サスペンションだけで宜しいのですか?〉
(え?後は何かある?)
〈シャフトとか、タイヤの代わりになりそうな物とかです〉
(シャフト?)
良く分からない単語だわ……でも前世で見聞きしたって事よね……
(えーと、良く分からないからナビさんの判断でよろしく!)
〈……畏まりました、マスター〉
ちょっと呆れられたかも知れないけど……
(ありがとう!ナビさん!)
〈……ふふっ……仕方ありませんね、任せて下さいマスター〉
ありがてぇ……ナビさん流石だよ!
「エリーゼ様?お顔が緩んでますが、どうかなさいましたか?」
あらやだ、アニスに突っ込まれました。
「大した事ではないのよ。ドワーフのオッチャンと喋ってる時、ちょっと私らしくなくなるかも知れないけど気にしないで頂戴」
チラっと振り返り気味に私を見たアニスが少し不安げだけど、大丈夫!とばかりに笑顔を見せる。
「……畏まりました。エリーゼ様が時折おかしいのはいつもの事です」
あら?アニスがちょっと塩対応してきてるわ。何かしら?
「時折おかしいのはいつもの事ですか、そうですか」
「はいっ!」
元気よくお返事されました。何だか楽しくてクスクスと笑う。私の笑い声に釣られてアニスもクスクスと笑い出す。
暖かい春の日差しの中、夢と希望の馬車の魔改造の為にドワーフ達の所に行き少し言葉を交わした後ナビさんと交代して説明して貰いました。
え?ちょっとだけナビさんに体を貸しただけです。
滅茶苦茶意気投合してましたが、ナビさんが色々説明して私とナビさんがチェンジしたのをドワーフのオッチャン達は納得してくれました。
ただ解せぬのは「あのネーチャンは色んな知識持ってるから、たまには喋らせろ!」と言われた事でした。
いや、尤もだけど納得いかぬ!
「エリーゼ様?」
「予定通りドワーフの所に行くわよ」
チラっとアニスを見れば、静かに頷いて半歩先に出て歩き出しました。
少し距離はあるけれど、まだ明るい内に少しずつでも話したいのでサクサク行きます!
それにしても、サスペンションか……実物とか見た事あるけど興味が無かったからうろ覚えなのよね……
でも、こんな時こそナビさんの出番です!困った時のナビさん頼りですよ!
(てな訳で、ドワーフのオッチャンにサスペンションの説明よろしく!)
〈畏まりました、マスター。サスペンションだけで宜しいのですか?〉
(え?後は何かある?)
〈シャフトとか、タイヤの代わりになりそうな物とかです〉
(シャフト?)
良く分からない単語だわ……でも前世で見聞きしたって事よね……
(えーと、良く分からないからナビさんの判断でよろしく!)
〈……畏まりました、マスター〉
ちょっと呆れられたかも知れないけど……
(ありがとう!ナビさん!)
〈……ふふっ……仕方ありませんね、任せて下さいマスター〉
ありがてぇ……ナビさん流石だよ!
「エリーゼ様?お顔が緩んでますが、どうかなさいましたか?」
あらやだ、アニスに突っ込まれました。
「大した事ではないのよ。ドワーフのオッチャンと喋ってる時、ちょっと私らしくなくなるかも知れないけど気にしないで頂戴」
チラっと振り返り気味に私を見たアニスが少し不安げだけど、大丈夫!とばかりに笑顔を見せる。
「……畏まりました。エリーゼ様が時折おかしいのはいつもの事です」
あら?アニスがちょっと塩対応してきてるわ。何かしら?
「時折おかしいのはいつもの事ですか、そうですか」
「はいっ!」
元気よくお返事されました。何だか楽しくてクスクスと笑う。私の笑い声に釣られてアニスもクスクスと笑い出す。
暖かい春の日差しの中、夢と希望の馬車の魔改造の為にドワーフ達の所に行き少し言葉を交わした後ナビさんと交代して説明して貰いました。
え?ちょっとだけナビさんに体を貸しただけです。
滅茶苦茶意気投合してましたが、ナビさんが色々説明して私とナビさんがチェンジしたのをドワーフのオッチャン達は納得してくれました。
ただ解せぬのは「あのネーチャンは色んな知識持ってるから、たまには喋らせろ!」と言われた事でした。
いや、尤もだけど納得いかぬ!
110
お気に入りに追加
16,810
あなたにおすすめの小説


婚約破棄 ~家名を名乗らなかっただけ
青の雀
恋愛
シルヴィアは、隣国での留学を終え5年ぶりに生まれ故郷の祖国へ帰ってきた。
今夜、王宮で開かれる自身の婚約披露パーティに出席するためである。
婚約者とは、一度も会っていない親同士が決めた婚約である。
その婚約者と会うなり「家名を名乗らない平民女とは、婚約破棄だ。」と言い渡されてしまう。
実は、シルヴィアは王女殿下であったのだ。

【短編】復讐すればいいのに〜婚約破棄のその後のお話〜
真辺わ人
恋愛
平民の女性との間に真実の愛を見つけた王太子は、公爵令嬢に婚約破棄を告げる。
しかし、公爵家と国王の不興を買い、彼は廃太子とされてしまった。
これはその後の彼(元王太子)と彼女(平民少女)のお話です。
数年後に彼女が語る真実とは……?
前中後編の三部構成です。
❇︎ざまぁはありません。
❇︎設定は緩いですので、頭のネジを緩めながらお読みください。

初めまして婚約者様
まる
恋愛
「まあ!貴方が私の婚約者でしたのね!」
緊迫する場での明るいのんびりとした声。
その言葉を聞いてある一点に非難の視線が集中する。
○○○○○○○○○○
※物語の背景はふんわりしています。スルッと読んでいただければ幸いです。
目を止めて読んで下さった方、お気に入り、しおりの登録ありがとう御座いました!少しでも楽しんで読んでいただけたなら幸いです(^人^)

【短編】婚約破棄?「喜んで!」食い気味に答えたら陛下に泣きつかれたけど、知らんがな
みねバイヤーン
恋愛
「タリーシャ・オーデリンド、そなたとの婚約を破棄す」「喜んで!」
タリーシャが食い気味で答えると、あと一歩で間に合わなかった陛下が、会場の入口で「ああー」と言いながら膝から崩れ落ちた。田舎領地で育ったタリーシャ子爵令嬢が、ヴィシャール第一王子殿下の婚約者に決まったとき、王国は揺れた。王子は荒ぶった。あんな少年のように色気のない体の女はいやだと。タリーシャは密かに陛下と約束を交わした。卒業式までに王子が婚約破棄を望めば、婚約は白紙に戻すと。田舎でのびのび暮らしたいタリーシャと、タリーシャをどうしても王妃にしたい陛下との熾烈を極めた攻防が始まる。

私を侮辱する婚約者は早急に婚約破棄をしましょう。
しげむろ ゆうき
恋愛
私の婚約者は編入してきた男爵令嬢とあっという間に仲良くなり、私を侮辱しはじめたのだ。
だから、私は両親に相談して婚約を解消しようとしたのだが……。

わたしを捨てた騎士様の末路
夜桜
恋愛
令嬢エレナは、騎士フレンと婚約を交わしていた。
ある日、フレンはエレナに婚約破棄を言い渡す。その意外な理由にエレナは冷静に対処した。フレンの行動は全て筒抜けだったのだ。
※連載

(完)妹の子供を養女にしたら・・・・・・
青空一夏
恋愛
私はダーシー・オークリー女伯爵。愛する夫との間に子供はいない。なんとかできるように努力はしてきたがどうやら私の身体に原因があるようだった。
「養女を迎えようと思うわ・・・・・・」
私の言葉に夫は私の妹のアイリスのお腹の子どもがいいと言う。私達はその産まれてきた子供を養女に迎えたが・・・・・・
異世界中世ヨーロッパ風のゆるふわ設定。ざまぁ。魔獣がいる世界。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。