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春が来た! 18
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「今日は花の香りに包まれたお茶会よね」
「はい」
お祖母さまが私を見てニコニコしてます。何かしら?
「エリーゼはさっきまで楽しい時間を過ごしていたようね」
「そう……見えますか?お祖母さま」
「ええ。とても良いお顔よ」
良いお顔?そうかしら?
「ええ。とても優しい顔になってるわよ。そうね……旅の間には良く見た顔よ」
「旅の間……あの……私、そんなに旅の間は笑顔でしたか?」
楽しかったけど……帰ってくる旅は確かに楽しかったわ。でも……
「ええ。最近は難しい顔が多かったし、忙しかったのは分かってるけどもう少し力を抜いても良いと思うのよ。お母様はね」
バチコーン!とウインクしたお母様はちょっとお茶目で可愛さマシマシでとっても可愛いです。
お祖母さまもホホホ……と朗らかに微笑んで私とお母様を見てる。
緑色のプティフールをフォークに刺してパクりと食べる。文字通り小さなプティフールは一口で頂ける小さなケーキで、前世では祖母の好物で祖父が良く市街地のケーキ屋で詰め合わせを時折買ってきては一緒に食べた。
前世とは言え、子供の頃に食べた物のイメージとか思い出は今世にも多大な影響を及ぼしてる気がする。
メロン味かと思った緑色のプティフールはピスタチオ味でした。
そう言えばいつだったか、ジムにこれは甘味に使えないだろうか?と聞かれて加工して甘味に使えると教えた事があったけど、こんなにも上品な甘さのケーキにしてしまうとはジムのポテンシャルには目を見張るものがあるわ……
「前は二つ三つしかなかったのに、いつの間にこんなに種類が増えたのかしら?」
「ええ。近隣の方をお招きして驚かす喜びが芽生えてしまって困りますわ」
……お祖母さまとお母様の会話、ちょっとだけ怖いと思うけど笑顔で乗り切ります。
「でもお招きするのはエリーゼの婚姻式になりそうね」
「はい、お義母様。我が家の料理に甘味、帝国からのお客様もきっと驚き喜ばれる事請け合いですわ」
「あら、それは楽しみねぇ。そうそう、キャスバルの婚約者のご令嬢……何と言ったかしら?その方も驚かれるでしょうね。楽しみだわ」
そりゃあ驚くでしょうね。この世界では最新スイーツとグルメですからね。
……これ……グルメツアーとか出来るんじゃね?いや、スイーツツアーでも良いけど……
「はい」
お祖母さまが私を見てニコニコしてます。何かしら?
「エリーゼはさっきまで楽しい時間を過ごしていたようね」
「そう……見えますか?お祖母さま」
「ええ。とても良いお顔よ」
良いお顔?そうかしら?
「ええ。とても優しい顔になってるわよ。そうね……旅の間には良く見た顔よ」
「旅の間……あの……私、そんなに旅の間は笑顔でしたか?」
楽しかったけど……帰ってくる旅は確かに楽しかったわ。でも……
「ええ。最近は難しい顔が多かったし、忙しかったのは分かってるけどもう少し力を抜いても良いと思うのよ。お母様はね」
バチコーン!とウインクしたお母様はちょっとお茶目で可愛さマシマシでとっても可愛いです。
お祖母さまもホホホ……と朗らかに微笑んで私とお母様を見てる。
緑色のプティフールをフォークに刺してパクりと食べる。文字通り小さなプティフールは一口で頂ける小さなケーキで、前世では祖母の好物で祖父が良く市街地のケーキ屋で詰め合わせを時折買ってきては一緒に食べた。
前世とは言え、子供の頃に食べた物のイメージとか思い出は今世にも多大な影響を及ぼしてる気がする。
メロン味かと思った緑色のプティフールはピスタチオ味でした。
そう言えばいつだったか、ジムにこれは甘味に使えないだろうか?と聞かれて加工して甘味に使えると教えた事があったけど、こんなにも上品な甘さのケーキにしてしまうとはジムのポテンシャルには目を見張るものがあるわ……
「前は二つ三つしかなかったのに、いつの間にこんなに種類が増えたのかしら?」
「ええ。近隣の方をお招きして驚かす喜びが芽生えてしまって困りますわ」
……お祖母さまとお母様の会話、ちょっとだけ怖いと思うけど笑顔で乗り切ります。
「でもお招きするのはエリーゼの婚姻式になりそうね」
「はい、お義母様。我が家の料理に甘味、帝国からのお客様もきっと驚き喜ばれる事請け合いですわ」
「あら、それは楽しみねぇ。そうそう、キャスバルの婚約者のご令嬢……何と言ったかしら?その方も驚かれるでしょうね。楽しみだわ」
そりゃあ驚くでしょうね。この世界では最新スイーツとグルメですからね。
……これ……グルメツアーとか出来るんじゃね?いや、スイーツツアーでも良いけど……
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