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嫁入り支度 116
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元気いっぱいなのは良い事なので特に注意はしません。それは私の方針です。
少し荒い息のまま私の前にやって来るとお辞儀をして、ニコニコと笑顔を浮かべてます。
「新しい器具を幾つか作って貰ったとの事です!」
……幾つか……て、事はですよ。漉し器じゃない物もあるって事ですよね!
「幾つかなのね。分かりました、今から行って確認して来ます」
「エリーゼ様、少々お待ちを」
ん?アニスが顔を少し強ばらせた笑顔です。
……あ、お茶請けの配分……
甘味の載ったワゴンを動かし、侍女達に何か言ってます。
アニスはお皿に幾つか甘味を載せるとサッと戸棚にしまいました。
うん、アニスが後から食べるヤツですね。
さて、予定変更です。まずはジムの所に行って調理器具の確認をしてから新館チェックです。
てな訳で厨房です。
「ジム!」
「ん?お嬢、どうしたっす?」
「新しい調理器具を見に来たのよ」
「ああ!色々作って貰ってるっ……んですよ!どうぞこちらに!」
そう厨房の入り口まで来たジムはスタスタと厨房の一画へと歩いてく。
私とアニスはジムの後をついて行く。
……うん、懐かしい感じの道具がゴチャッとあるわ……
「結構作らせたのね」
照れくさそうに笑うジムを少しだけ可愛いと思ってしまった。
「前にお嬢がちょこちょこ言ってた事思い出して作って貰ったんで……」
あー……なるほど。ちょいちょい喋ってたわ。そっかぁ……それで色々あるのね。
「この先が楽しみね」
「ありがとうございますっ!」
漉し器に泡立て器に絞り器(口も何種類かあったわ!)大きさも何種類もあるし、頑張って作って貰ったのね。
「じゃあ行くわ」
ジムが頭を下げたのを見て、厨房から出る為に歩き出す。
あー……楽しみだわ。サツマイモも蒸かして濾して芋あん作って貰えるの嬉しいわ。
このまま新館へと向かう。
そして新館に到着して、各部屋を見て溜息を吐く。
どの部屋も発注通り……と言うより、更にグレードアップした感じの作りでありがたさしか無い。
夫婦の寝室と私の寝室……ルークの寝室もだけど、かなり広い。
でも、その一画には何も置かないように指示を出していた。
この一画に正方形の畳を何枚か敷いて、コタツを置く予定だから。
やっぱり畳……好きなのよね……
畳もコタツも無限収納にあるかるこそのオーダーだったんだけどね。
少し荒い息のまま私の前にやって来るとお辞儀をして、ニコニコと笑顔を浮かべてます。
「新しい器具を幾つか作って貰ったとの事です!」
……幾つか……て、事はですよ。漉し器じゃない物もあるって事ですよね!
「幾つかなのね。分かりました、今から行って確認して来ます」
「エリーゼ様、少々お待ちを」
ん?アニスが顔を少し強ばらせた笑顔です。
……あ、お茶請けの配分……
甘味の載ったワゴンを動かし、侍女達に何か言ってます。
アニスはお皿に幾つか甘味を載せるとサッと戸棚にしまいました。
うん、アニスが後から食べるヤツですね。
さて、予定変更です。まずはジムの所に行って調理器具の確認をしてから新館チェックです。
てな訳で厨房です。
「ジム!」
「ん?お嬢、どうしたっす?」
「新しい調理器具を見に来たのよ」
「ああ!色々作って貰ってるっ……んですよ!どうぞこちらに!」
そう厨房の入り口まで来たジムはスタスタと厨房の一画へと歩いてく。
私とアニスはジムの後をついて行く。
……うん、懐かしい感じの道具がゴチャッとあるわ……
「結構作らせたのね」
照れくさそうに笑うジムを少しだけ可愛いと思ってしまった。
「前にお嬢がちょこちょこ言ってた事思い出して作って貰ったんで……」
あー……なるほど。ちょいちょい喋ってたわ。そっかぁ……それで色々あるのね。
「この先が楽しみね」
「ありがとうございますっ!」
漉し器に泡立て器に絞り器(口も何種類かあったわ!)大きさも何種類もあるし、頑張って作って貰ったのね。
「じゃあ行くわ」
ジムが頭を下げたのを見て、厨房から出る為に歩き出す。
あー……楽しみだわ。サツマイモも蒸かして濾して芋あん作って貰えるの嬉しいわ。
このまま新館へと向かう。
そして新館に到着して、各部屋を見て溜息を吐く。
どの部屋も発注通り……と言うより、更にグレードアップした感じの作りでありがたさしか無い。
夫婦の寝室と私の寝室……ルークの寝室もだけど、かなり広い。
でも、その一画には何も置かないように指示を出していた。
この一画に正方形の畳を何枚か敷いて、コタツを置く予定だから。
やっぱり畳……好きなのよね……
畳もコタツも無限収納にあるかるこそのオーダーだったんだけどね。
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