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新天地を! 198
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食堂に着けばお母様が既に来ていて紅茶を優雅に飲んでいた。
「おはようエリーゼ。今日は可愛らしい格好ね」
「はい。今日は早々にエルフの集落に行くので……」
「あら?どうしたと言うの?」
歩いて自分の席に着く。腰掛けて軽く息を吐いた積もりが溜息の様になってしまった。
「昨晩アニスからお尻に丸みが増したのでは?と言われて……確認してみたら少々……」
お母様のお顔が少し青くなりました。どして?
「そう……エリーゼもなのね……」
「えっ!お母様も?!」
お母様の場合、ホルモンバランスとか成長期とかじゃないって事で……
「エリーゼのとは違う理由ですが内密に」
ヒエッ!お母様、目がマジです!無言でヘッドバンキングの様に首を縦に振りまくりました。
「少し鍛錬しようかしら……」
鍛錬……お母様の鍛錬って……地獄のブートキャン……いや、エミリ頑張れ!シンシアとソニアも!
「また……今日のエリーゼは私に対してどうも失礼な考えをするわね。でも肉付きが良くなったと侍女に指摘されると傷付くわよね……」
経験者は語る!いや、語って欲しくないです!切実です!
そんなお母様とのやり取りの間にジャンジャン朝ご飯が並べられていきます。
ん?お母様にも?
「お母様もまだでしたのね」
「ええ」
……今日は和風です。料理長の然り気無い思いやりが光ってる。
ご飯に魚の切り身が焼かれた物に卵焼きに葉物野菜のお浸しにキノコのお味噌汁にぬか漬け。
ぬか漬けはダイコンとニンジンか……まさか料理長がぬか漬けに嵌まるとは思いもよらなかったなぁ……一緒に緑茶も出されて嬉しくなる。
お茶の種類が増えて嬉しい。いや、私がどっさり緑茶を出したから和食系の時は出て来る様になったのだけど。
「ふぅ……多めに飲んだ翌日はご飯の方が美味しいと感じるわね……」
お母様がお味噌汁のお椀を持ったままホッとしたように呟く。
「分かります。優しい味だからではないでしょうか?私も落ち着きます」
焼き魚を箸で一口分に分けてパクりと食べる。う~ん……白身の魚だけど銀ダラっぽいなぁ……名前は全然違うけど。
「そうね。一番嬉しいのはエリーゼが言ってた小さい貝のお味噌汁ね、あれは本当に体が楽になるのよね」
お母様、それはしじみ汁と言って前世では二日酔いにはコレ!って言われるような代物です。
やっぱりあの小さい貝はしじみとして認識して良かったんですね。
「おはようエリーゼ。今日は可愛らしい格好ね」
「はい。今日は早々にエルフの集落に行くので……」
「あら?どうしたと言うの?」
歩いて自分の席に着く。腰掛けて軽く息を吐いた積もりが溜息の様になってしまった。
「昨晩アニスからお尻に丸みが増したのでは?と言われて……確認してみたら少々……」
お母様のお顔が少し青くなりました。どして?
「そう……エリーゼもなのね……」
「えっ!お母様も?!」
お母様の場合、ホルモンバランスとか成長期とかじゃないって事で……
「エリーゼのとは違う理由ですが内密に」
ヒエッ!お母様、目がマジです!無言でヘッドバンキングの様に首を縦に振りまくりました。
「少し鍛錬しようかしら……」
鍛錬……お母様の鍛錬って……地獄のブートキャン……いや、エミリ頑張れ!シンシアとソニアも!
「また……今日のエリーゼは私に対してどうも失礼な考えをするわね。でも肉付きが良くなったと侍女に指摘されると傷付くわよね……」
経験者は語る!いや、語って欲しくないです!切実です!
そんなお母様とのやり取りの間にジャンジャン朝ご飯が並べられていきます。
ん?お母様にも?
「お母様もまだでしたのね」
「ええ」
……今日は和風です。料理長の然り気無い思いやりが光ってる。
ご飯に魚の切り身が焼かれた物に卵焼きに葉物野菜のお浸しにキノコのお味噌汁にぬか漬け。
ぬか漬けはダイコンとニンジンか……まさか料理長がぬか漬けに嵌まるとは思いもよらなかったなぁ……一緒に緑茶も出されて嬉しくなる。
お茶の種類が増えて嬉しい。いや、私がどっさり緑茶を出したから和食系の時は出て来る様になったのだけど。
「ふぅ……多めに飲んだ翌日はご飯の方が美味しいと感じるわね……」
お母様がお味噌汁のお椀を持ったままホッとしたように呟く。
「分かります。優しい味だからではないでしょうか?私も落ち着きます」
焼き魚を箸で一口分に分けてパクりと食べる。う~ん……白身の魚だけど銀ダラっぽいなぁ……名前は全然違うけど。
「そうね。一番嬉しいのはエリーゼが言ってた小さい貝のお味噌汁ね、あれは本当に体が楽になるのよね」
お母様、それはしじみ汁と言って前世では二日酔いにはコレ!って言われるような代物です。
やっぱりあの小さい貝はしじみとして認識して良かったんですね。
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