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新天地を! 88

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「キャスバル、エリーゼ。遊んでないで次の大きい方へ行くわよ」

お母様から注意されました。テヘペロです。

「はい、お母様」

そう返事して笑顔でキャスバルお兄様から距離を取ります。このまま近くにいたらキャスバルお兄様の色気に当てられてフラフラになりますから!

「残念。可愛いエリーゼともう少し一緒にいたかったのに」

ふぎゃああああぁぁぁ!エロい流し目でニヤッて笑われたぁ!天然?天然でやってるの?とんでもないタラシですわよ、キャスバルお兄様!
ズキュュュゥゥゥゥゥンって音がしましたわ!慌ててお母様の近くに寄ります。
フゥ……なんて危険な男なの、キャスバルお兄様ったら。それに比べてトールお兄様は……やっぱりエロかった!うう……美形兄達はイケメンだしエロいしで私、心臓が持ちませんわよ!
レイもフレイはさすがの色っぽさです。いや、アレクもだけど。

「さ!エリーゼ、次行くわよ!」

お母様が行く気満々です!次はサウナありますしね!たっぷり汗をかいてデトックスですわ!

「はいっ!」

お母様を先頭に馬車へと向かいます。侍女トリオもアニスもテンション高めです。

「新しい方は本当に大きめに作りましたし、色々楽しめますわよ!」

「期待してるわよ、エリーゼ」

「期待して下さい!きっとお母様も気に入りますわ!」

ルンルンです。

「あ!お父様、キャスバルお兄様、トールお兄様。あちらに行ったら炭酸水を出しますから飲んで下さいね!」

男性陣はお水飲んでないかもなんで!ふふっエントランスで炭酸水出そうっと。今度は何味にしようかな~(笑)マンゴーピューレ作って炭酸水で割ろうかな?それとも甘くないサッパリ系で攻める?ライム?レモン?グレープフルーツ?
そんな事を考えながら馬車に乗り込みました。

「エリーゼ、今度は甘い炭酸水が飲みたいわ」

お母様は甘い系のリクエストです。じゃあ、お母様始め女性陣は甘いマンゴーの炭酸水にしようっと。
お父様達、男性陣はライムにしようっと。何だか楽しいな。
お昼は料理長達がフードコートよろしく色々作ってくれてるだろうし♪お昼ご飯の時にちょっと飲んじゃおうかな?少しなら大丈夫だと思うのよね。飲み過ぎたらダメだけど。
……そういやドワーフのオッチャン、飲んだくれてお風呂入ってないよね?
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