656 / 1,362
連載
新天地を! 73
しおりを挟む
……コバルトブルーのドレスに白い布製のバラが幾つも縫い付けられ銀糸の刺繍がされたプリンセスラインのドレスに乳白色のオパールのお飾りは上品で可愛らしいです。
このドレスを着て食堂に入って晩ご飯を食べてたらキャスバルお兄様が滅茶苦茶ご機嫌になってました。
察するにドレスかお飾りがキャスバルお兄様からの物なんでしょう。
いや……まるで誂えたようなお飾りのデザインとかを鑑みれば両方かも知れません。
「エリーゼ、今日は食後にサロンに行って良く見せてくれないか?」
……くれないか?って単語に内心反応してしまう。
「はい……」
笑顔のキャスバルお兄様、ちょっと怖い。シスコンも過ぎれば恐怖でしかないのだけど、無害だし何かエロい感じも無いから平気だけど……これ乙女ゲーだから良いけど十八禁エロゲーだったら確実に食われてる……兄×妹系とか爛れてる!キャスバルお兄様の甘々なオーラ全開は凄すぎてぶっ倒れるレベルだと思うけど。
「キャスバルお兄様の婚約者様、耐えれるかしら……?」
思わず心の声が漏れてしまった。
「何を言ってるんだい?」
キャスバルお兄様がキョトンですが、まぁ本人に自覚無いのは今更です。
「ホホホ……すぐに慣れますよ。キャスバルが甘い顔をするのはエリーゼだけですから」
ガビーン!お母様から聞きたくなかった言葉を頂きました!
「私……だけですか……」
「そうよ、エリーゼだけです。だから安心なさい、あちらの令嬢もじき慣れて私達の様に程々になりますよ。間違っても嫉妬に駆られる様な令嬢ではありませんよ」
コッワ!断言なさいましたよ!お母様ったら。
そうだ、それよりも今日はサロンに行ってスーパー銭湯の事報告しとかないと。うっかり他所様から話しを聞いたら拗ねちゃう!
「それは分かりました。それと今日は少し報告があります、サロンでお話ししたいのですが宜しいですか?」
少し首を傾げるお母様可愛い!
「良いわよ。ね、ハインリッヒ」
「ん……む、勿論だ」
晩ご飯をヤンチャにモグモグしてたお父様が何とかお母様に返事をしました。それを温かい目で見てたお祖父さまとお祖母さま、トールお兄様はお父様の様にヤンチャにモグモグしてました。
ほっぺパンパンにして食べるのはお父様だけじゃなくトールお兄様もです。
このドレスを着て食堂に入って晩ご飯を食べてたらキャスバルお兄様が滅茶苦茶ご機嫌になってました。
察するにドレスかお飾りがキャスバルお兄様からの物なんでしょう。
いや……まるで誂えたようなお飾りのデザインとかを鑑みれば両方かも知れません。
「エリーゼ、今日は食後にサロンに行って良く見せてくれないか?」
……くれないか?って単語に内心反応してしまう。
「はい……」
笑顔のキャスバルお兄様、ちょっと怖い。シスコンも過ぎれば恐怖でしかないのだけど、無害だし何かエロい感じも無いから平気だけど……これ乙女ゲーだから良いけど十八禁エロゲーだったら確実に食われてる……兄×妹系とか爛れてる!キャスバルお兄様の甘々なオーラ全開は凄すぎてぶっ倒れるレベルだと思うけど。
「キャスバルお兄様の婚約者様、耐えれるかしら……?」
思わず心の声が漏れてしまった。
「何を言ってるんだい?」
キャスバルお兄様がキョトンですが、まぁ本人に自覚無いのは今更です。
「ホホホ……すぐに慣れますよ。キャスバルが甘い顔をするのはエリーゼだけですから」
ガビーン!お母様から聞きたくなかった言葉を頂きました!
「私……だけですか……」
「そうよ、エリーゼだけです。だから安心なさい、あちらの令嬢もじき慣れて私達の様に程々になりますよ。間違っても嫉妬に駆られる様な令嬢ではありませんよ」
コッワ!断言なさいましたよ!お母様ったら。
そうだ、それよりも今日はサロンに行ってスーパー銭湯の事報告しとかないと。うっかり他所様から話しを聞いたら拗ねちゃう!
「それは分かりました。それと今日は少し報告があります、サロンでお話ししたいのですが宜しいですか?」
少し首を傾げるお母様可愛い!
「良いわよ。ね、ハインリッヒ」
「ん……む、勿論だ」
晩ご飯をヤンチャにモグモグしてたお父様が何とかお母様に返事をしました。それを温かい目で見てたお祖父さまとお祖母さま、トールお兄様はお父様の様にヤンチャにモグモグしてました。
ほっぺパンパンにして食べるのはお父様だけじゃなくトールお兄様もです。
104
お気に入りに追加
16,843
あなたにおすすめの小説
長い眠りのその後で
maruko
恋愛
伯爵令嬢のアディルは王宮魔術師団の副団長サンディル・メイナードと結婚しました。
でも婚約してから婚姻まで一度も会えず、婚姻式でも、新居に向かう馬車の中でも目も合わせない旦那様。
いくら政略結婚でも幸せになりたいって思ってもいいでしょう?
このまま幸せになれるのかしらと思ってたら⋯⋯アレッ?旦那様が2人!!
どうして旦那様はずっと眠ってるの?
唖然としたけど強制的に旦那様の為に動かないと行けないみたい。
しょうがないアディル頑張りまーす!!
複雑な家庭環境で育って、醒めた目で世間を見ているアディルが幸せになるまでの物語です
全50話(2話分は登場人物と時系列の整理含む)
※他サイトでも投稿しております
ご都合主義、誤字脱字、未熟者ですが優しい目線で読んで頂けますと幸いです
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
私の婚約者でも無いのに、婚約破棄とか何事ですか?
狼狼3
恋愛
「お前のような冷たくて愛想の無い女などと結婚出来るものか。もうお前とは絶交……そして、婚約破棄だ。じゃあな、グラッセマロン。」
「いやいや。私もう結婚してますし、貴方誰ですか?」
「俺を知らないだと………?冗談はよしてくれ。お前の愛するカーナトリエだぞ?」
「知らないですよ。……もしかして、夫の友達ですか?夫が帰ってくるまで家使いますか?……」
「だから、お前の夫が俺だって──」
少しずつ日差しが強くなっている頃。
昼食を作ろうと材料を買いに行こうとしたら、婚約者と名乗る人が居ました。
……誰コイツ。
出て行けと言って、本当に私が出ていくなんて思ってもいなかった??
新野乃花(大舟)
恋愛
ガランとセシリアは婚約関係にあったものの、ガランはセシリアに対して最初から冷遇的な態度をとり続けていた。ある日の事、ガランは自身の機嫌を損ねたからか、セシリアに対していなくなっても困らないといった言葉を発する。…それをきっかけにしてセシリアはガランの前から失踪してしまうこととなるのだが、ガランはその事をあまり気にしてはいなかった。しかし後に貴族会はセシリアの味方をすると表明、じわじわとガランの立場は苦しいものとなっていくこととなり…。
妹と婚約者が結婚したけど、縁を切ったから知りません
編端みどり
恋愛
妹は何でもわたくしの物を欲しがりますわ。両親、使用人、ドレス、アクセサリー、部屋、食事まで。
最後に取ったのは婚約者でした。
ありがとう妹。初めて貴方に取られてうれしいと思ったわ。
【完結】どうして殺されたのですか?貴方達の愛はもう要りません
たろ
恋愛
処刑されたエリーゼ。
何もしていないのに冤罪で……
死んだと思ったら6歳に戻った。
さっき処刑されたばかりなので、悔しさも怖さも痛さも残ったまま巻き戻った。
絶対に許さない!
今更わたしに優しくしても遅い!
恨みしかない、父親と殿下!
絶対に復讐してやる!
★設定はかなりゆるめです
★あまりシリアスではありません
★よくある話を書いてみたかったんです!!
婚約者マウントを取ってくる幼馴染の話をしぶしぶ聞いていたら、あることに気が付いてしまいました
柚木ゆず
恋愛
「ベルティーユ、こうして会うのは3年ぶりかしらっ。ねえ、聞いてくださいまし! わたくし一昨日、隣国の次期侯爵様と婚約しましたのっ!」
久しぶりにお屋敷にやって来た、幼馴染の子爵令嬢レリア。彼女は婚約者を自慢をするためにわざわざ来て、私も婚約をしていると知ったら更に酷いことになってしまう。
自分の婚約者の方がお金持ちだから偉いだとか、自分のエンゲージリングの方が高価だとか。外で口にしてしまえば大問題になる発言を平気で行い、私は幼馴染だから我慢をして聞いていた。
――でも――。そうしていたら、あることに気が付いた。
レリアの婚約者様一家が経営されているという、ルナレーズ商会。そちらって、確か――
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。