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新しい日々 67

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「じゃあ、皆帰るよ~ってしまった!漉き込んで無かった!」

両手を突き出して「カットして漉き込み~♪」と魔力放出したら地面が色んな音を出して更地になりました。便利!便利過ぎて多用しちゃいそう。
カワイコちゃん達は私の魔法を待っててくれました。良い子です!

「お待たせ!」

更地になったのをサラッと確認してカワイコちゃん達に向くと、カワイコちゃん達はニコニコしてます。
こは褒めないとね!

「皆、良く頑張ったね!それぞれが強力したり指示を出さなくてもちゃんと動いてて安心した。島で皆特訓したり訓練してる結果だって良く分かったわ、ありがとう。さ、早く邸に帰えりましょう」

それぞれが跳ねたりして喜んでる。スラ道もブルンブルン震えて?揺れて喜んでる。さすがに体が重くて跳ねれないか。
チョロギーに乗る為に近寄ると首を下げて甘えてくる。鼻筋を優しく撫でて「ありがとう、チョロギー」そう声を掛けると何も言わず頭を寄せて来ただけだった。
チョロギーの鐙に足をかけ跳び乗る。乗った後、アニスがリコを抱えてヒナに乗ったのを確認する。

「タマ、トラジ。乗って」

「「にゃっ!」」

タマとトラジがピョンッ!と跳び乗る。タマとトラジは鞍の前、ピッタリとチョロギーの首筋にくっ付く。

「トールお兄様!行けます!」

「では、帰還する!」

お兄様の掛け声で馬を走らせる。
ちなみに私の護衛騎士団も頑張ってましたよ。主に大型以外に近寄って来ていた小型機相手に。存在を忘れてた訳じゃないですよ。
でも基本、対魔物じゃなくて対人間ですので限界ありますよね。
若干悔しそうですが、それは仕方ないですよね。うちのカワイコちゃん達は対魔物として訓練してるんで!
無言で私達の周りを護衛するように馬を走らせる犬どもは後で説教かます振りしてご褒美あげないといじけちゃうかな?
行きと違って見通しの良い道をダッカダッカ走る。
開拓作業が終わって田んぼと畑と果樹園の区割りして真ん中辺りに集落作ったら、この道も広げれば領都との行き来が出来て発展する……筈!
考えると楽しくなってくる!石造りの家なら魔法で作れるんじゃないかな?ウワァ!ウキウキしてきた!リアルシム的なヤツとか燃える!いや、待て!落ち着け私!その前に片付けなきゃいけない仕事たっぷりある!残念!
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