547 / 1,362
連載
新しい日々 54
しおりを挟む
「スラ道、嬉しいのは分かるけどピカ太郎が気持ち悪そうだから止めなさい」
さすがに可哀想になってきた。強制ロデオとかスラ道意外と傍若無人なのかしら?
「た……たすかったピカ……」
顔皺くちゃにしながらグッタリするピカ太郎。そしてそれを優しく見つめるヒナとユキ。スパルタか?スパルタなのね!
それとスラ道!ニンマリしてるのバレてるからね!普通は雷属性のピカ太郎の方が強い筈なのに、水属性のスラ道が強いって知能の差なのかしら?それなら意外な策士ね。スラ道。
「これ位でへこたれては立派は騎士にはなれないぞ!ピカ太郎よ!」
何なの、そのドラクエ的王様なセリフは。あれ?でもスライムナイトってもうちょっと大きいけど、あれは上に乗ってるナイトのサイズに合わせてるのかな?
「スラ道、乗せるのはピカ太郎限定なの?」
疑問はすぐにぶつけて解消です!ストレス溜めるの嫌いですから。
「タマやトラジも乗せれる。どちらも立派に乗りこなすから問題無い。それにタマとトラジはヒナやユキも乗りこなせる。だがピカ太郎は違う!ピカ太郎はユキとヒナに乗せて貰ってるだけのお荷物!ならばボクが乗せようじゃないか!ボクの技術によってピカ太郎は立派な騎士となりヒナとユキを乗りこなすようにするのだ!」
志は高い気がするが何か違う気がするのは何故かしら?
「本気で思ってるのかしら?」
でもなぁ……スラ道は単体でも攻撃力高そうだし、うーん……
「いいピカ……まだなれないピカ、でもつよくなってるピカ」
ピカ太郎がちょっとだけ復活しました!何か健気に見えます。
「その通り!ピカ太郎はボクと一緒にいる事でつまらない事もしないし、騎士道に則って生きていける!」
うん?スラ道が堂々と宣った言葉にピカ太郎がアワアワしてるわね。
「スラ道、つまらない事って何?騎士道って?」
スラ道がツヤッと光った。そして僅かにクイッと胸を張ったような気がした。
「婦女子に迫ったりするのは違うとボクは思うのです!やはり騎士とは婦女子に気を遣い優しくするのが当たり前でしょう!間違っても婦女子の体を凝視するなどあってはならない事!」
なる程、どうしてもそこは矯正出来ないか……
「スラ道は何かあったからこそ言ってるのよね?」
「うむ!ボクは見た!ピカ太郎がテラのあられも無い姿を覗いていたのを!あれは騎士道から離れた姿!だがボクが騎士道の何たるかを教えればきっと素晴らしい騎士になるはず!そのためにもボクはピカ太郎を乗せるのだ!」
「そう……ピカ太郎の事よろしくね!ピカ太郎、立派な騎士におなりなさい」
私の言葉に顔をクシャッとさせて瞳を潤ませてますが、見た目だけって分かってますから。
さすがに可哀想になってきた。強制ロデオとかスラ道意外と傍若無人なのかしら?
「た……たすかったピカ……」
顔皺くちゃにしながらグッタリするピカ太郎。そしてそれを優しく見つめるヒナとユキ。スパルタか?スパルタなのね!
それとスラ道!ニンマリしてるのバレてるからね!普通は雷属性のピカ太郎の方が強い筈なのに、水属性のスラ道が強いって知能の差なのかしら?それなら意外な策士ね。スラ道。
「これ位でへこたれては立派は騎士にはなれないぞ!ピカ太郎よ!」
何なの、そのドラクエ的王様なセリフは。あれ?でもスライムナイトってもうちょっと大きいけど、あれは上に乗ってるナイトのサイズに合わせてるのかな?
「スラ道、乗せるのはピカ太郎限定なの?」
疑問はすぐにぶつけて解消です!ストレス溜めるの嫌いですから。
「タマやトラジも乗せれる。どちらも立派に乗りこなすから問題無い。それにタマとトラジはヒナやユキも乗りこなせる。だがピカ太郎は違う!ピカ太郎はユキとヒナに乗せて貰ってるだけのお荷物!ならばボクが乗せようじゃないか!ボクの技術によってピカ太郎は立派な騎士となりヒナとユキを乗りこなすようにするのだ!」
志は高い気がするが何か違う気がするのは何故かしら?
「本気で思ってるのかしら?」
でもなぁ……スラ道は単体でも攻撃力高そうだし、うーん……
「いいピカ……まだなれないピカ、でもつよくなってるピカ」
ピカ太郎がちょっとだけ復活しました!何か健気に見えます。
「その通り!ピカ太郎はボクと一緒にいる事でつまらない事もしないし、騎士道に則って生きていける!」
うん?スラ道が堂々と宣った言葉にピカ太郎がアワアワしてるわね。
「スラ道、つまらない事って何?騎士道って?」
スラ道がツヤッと光った。そして僅かにクイッと胸を張ったような気がした。
「婦女子に迫ったりするのは違うとボクは思うのです!やはり騎士とは婦女子に気を遣い優しくするのが当たり前でしょう!間違っても婦女子の体を凝視するなどあってはならない事!」
なる程、どうしてもそこは矯正出来ないか……
「スラ道は何かあったからこそ言ってるのよね?」
「うむ!ボクは見た!ピカ太郎がテラのあられも無い姿を覗いていたのを!あれは騎士道から離れた姿!だがボクが騎士道の何たるかを教えればきっと素晴らしい騎士になるはず!そのためにもボクはピカ太郎を乗せるのだ!」
「そう……ピカ太郎の事よろしくね!ピカ太郎、立派な騎士におなりなさい」
私の言葉に顔をクシャッとさせて瞳を潤ませてますが、見た目だけって分かってますから。
106
お気に入りに追加
16,843
あなたにおすすめの小説
長い眠りのその後で
maruko
恋愛
伯爵令嬢のアディルは王宮魔術師団の副団長サンディル・メイナードと結婚しました。
でも婚約してから婚姻まで一度も会えず、婚姻式でも、新居に向かう馬車の中でも目も合わせない旦那様。
いくら政略結婚でも幸せになりたいって思ってもいいでしょう?
このまま幸せになれるのかしらと思ってたら⋯⋯アレッ?旦那様が2人!!
どうして旦那様はずっと眠ってるの?
唖然としたけど強制的に旦那様の為に動かないと行けないみたい。
しょうがないアディル頑張りまーす!!
複雑な家庭環境で育って、醒めた目で世間を見ているアディルが幸せになるまでの物語です
全50話(2話分は登場人物と時系列の整理含む)
※他サイトでも投稿しております
ご都合主義、誤字脱字、未熟者ですが優しい目線で読んで頂けますと幸いです
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
私の婚約者でも無いのに、婚約破棄とか何事ですか?
狼狼3
恋愛
「お前のような冷たくて愛想の無い女などと結婚出来るものか。もうお前とは絶交……そして、婚約破棄だ。じゃあな、グラッセマロン。」
「いやいや。私もう結婚してますし、貴方誰ですか?」
「俺を知らないだと………?冗談はよしてくれ。お前の愛するカーナトリエだぞ?」
「知らないですよ。……もしかして、夫の友達ですか?夫が帰ってくるまで家使いますか?……」
「だから、お前の夫が俺だって──」
少しずつ日差しが強くなっている頃。
昼食を作ろうと材料を買いに行こうとしたら、婚約者と名乗る人が居ました。
……誰コイツ。
出て行けと言って、本当に私が出ていくなんて思ってもいなかった??
新野乃花(大舟)
恋愛
ガランとセシリアは婚約関係にあったものの、ガランはセシリアに対して最初から冷遇的な態度をとり続けていた。ある日の事、ガランは自身の機嫌を損ねたからか、セシリアに対していなくなっても困らないといった言葉を発する。…それをきっかけにしてセシリアはガランの前から失踪してしまうこととなるのだが、ガランはその事をあまり気にしてはいなかった。しかし後に貴族会はセシリアの味方をすると表明、じわじわとガランの立場は苦しいものとなっていくこととなり…。
妹と婚約者が結婚したけど、縁を切ったから知りません
編端みどり
恋愛
妹は何でもわたくしの物を欲しがりますわ。両親、使用人、ドレス、アクセサリー、部屋、食事まで。
最後に取ったのは婚約者でした。
ありがとう妹。初めて貴方に取られてうれしいと思ったわ。
【完結】どうして殺されたのですか?貴方達の愛はもう要りません
たろ
恋愛
処刑されたエリーゼ。
何もしていないのに冤罪で……
死んだと思ったら6歳に戻った。
さっき処刑されたばかりなので、悔しさも怖さも痛さも残ったまま巻き戻った。
絶対に許さない!
今更わたしに優しくしても遅い!
恨みしかない、父親と殿下!
絶対に復讐してやる!
★設定はかなりゆるめです
★あまりシリアスではありません
★よくある話を書いてみたかったんです!!
婚約者マウントを取ってくる幼馴染の話をしぶしぶ聞いていたら、あることに気が付いてしまいました
柚木ゆず
恋愛
「ベルティーユ、こうして会うのは3年ぶりかしらっ。ねえ、聞いてくださいまし! わたくし一昨日、隣国の次期侯爵様と婚約しましたのっ!」
久しぶりにお屋敷にやって来た、幼馴染の子爵令嬢レリア。彼女は婚約者を自慢をするためにわざわざ来て、私も婚約をしていると知ったら更に酷いことになってしまう。
自分の婚約者の方がお金持ちだから偉いだとか、自分のエンゲージリングの方が高価だとか。外で口にしてしまえば大問題になる発言を平気で行い、私は幼馴染だから我慢をして聞いていた。
――でも――。そうしていたら、あることに気が付いた。
レリアの婚約者様一家が経営されているという、ルナレーズ商会。そちらって、確か――
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。