534 / 1,397
連載
新しい日々 41
しおりを挟む
確かに風の精霊いたらいつでもやり取り出来るだろうけど……あ……風がいたら四大精霊持ちって事になるのか……コワッ!私ってドコに行くつもりなのかしら?
怖いわー(笑)
でも、そうか……もしシルヴァニアの里に行ってたら何かが違ってたのかしら?
「帝国に行ったらお母様のご実家に行ってみたいわ」
冗談じゃなくて本当に。
この辛さとの付き合い方も考えないといけないのか……どうするのが良いのかしら?
「もう大丈夫そうね。少し違う事を考えたり行ったりした方が楽よ、特に帰ってきた時に一緒に何をしようかって考えたり準備したりする方が良いかも知れなくてよ」
なる程。だからこその婚姻式の衣装なのね。
「お母様、ありがとう。私、ルークが帰って来るまでに沢山やりたい事があるの!だから大丈夫ですわ!」
とりあえずは開拓よ!思い切りやるわ!
「ふふっ当代の姫様はお強くてらっしゃる。ただの姫様ではありませんね」
「そうだね!姫様の作らせた変わった剣、男衆も面白がって作ってるよ」
「あら?!」
「はっはっはっ!」
エルフとドワーフのお二方が笑いながら楽しそうに話してる。
「でも、シュバルツバルト家に嫁ぐ女性は皆必ず泣いてしまうのは運命みたいなものだし。婿を貰うエリーゼもやはり泣いてしまうのよね」
お祖母さまが遠い目でそう静かに呟いた。お祖母さまは本当のらお祖父さまと婚姻なさる訳じゃなかった、言わば婚姻を待ってる時に帰らぬ人となった。
「そうねぇ……アナスタシアは不幸だったわね。でもマクスウェルは悪い男では無いわ。私達からすれば、帰って来れないシュバルツバルトの男はそこまでの運命だったのだと思ってるわ」
「「えっ?!」」
私とお祖母さまの声が重なってしまった。エルフの言葉に正直驚いた。そこまでって……
「そうだね!シュバルツバルトの血統は代々強い者を生み出し繋げていくからね!途中で亡くなるってのは、まぁ、珍しい事さね!」
ドワーフの……人間よりも長寿な彼等からの言葉にドキドキしてる。
「そうなんですか……私の運命はマクスウェルだったのね……」
「そうだろうとも!私の目から見たらアナスタシアとマクスウェルは本当に良い相性だと思ってるよ!」
ドワーフの言葉を聞いて頬を染めるお祖母さまは若かった頃は本当に可憐なご令嬢だったんだなと感じた。
公爵家令嬢って言ったら並みいる令嬢の中で突出したレベルだものね……残念ながら私の友人にはいなかったけどね(笑)
怖いわー(笑)
でも、そうか……もしシルヴァニアの里に行ってたら何かが違ってたのかしら?
「帝国に行ったらお母様のご実家に行ってみたいわ」
冗談じゃなくて本当に。
この辛さとの付き合い方も考えないといけないのか……どうするのが良いのかしら?
「もう大丈夫そうね。少し違う事を考えたり行ったりした方が楽よ、特に帰ってきた時に一緒に何をしようかって考えたり準備したりする方が良いかも知れなくてよ」
なる程。だからこその婚姻式の衣装なのね。
「お母様、ありがとう。私、ルークが帰って来るまでに沢山やりたい事があるの!だから大丈夫ですわ!」
とりあえずは開拓よ!思い切りやるわ!
「ふふっ当代の姫様はお強くてらっしゃる。ただの姫様ではありませんね」
「そうだね!姫様の作らせた変わった剣、男衆も面白がって作ってるよ」
「あら?!」
「はっはっはっ!」
エルフとドワーフのお二方が笑いながら楽しそうに話してる。
「でも、シュバルツバルト家に嫁ぐ女性は皆必ず泣いてしまうのは運命みたいなものだし。婿を貰うエリーゼもやはり泣いてしまうのよね」
お祖母さまが遠い目でそう静かに呟いた。お祖母さまは本当のらお祖父さまと婚姻なさる訳じゃなかった、言わば婚姻を待ってる時に帰らぬ人となった。
「そうねぇ……アナスタシアは不幸だったわね。でもマクスウェルは悪い男では無いわ。私達からすれば、帰って来れないシュバルツバルトの男はそこまでの運命だったのだと思ってるわ」
「「えっ?!」」
私とお祖母さまの声が重なってしまった。エルフの言葉に正直驚いた。そこまでって……
「そうだね!シュバルツバルトの血統は代々強い者を生み出し繋げていくからね!途中で亡くなるってのは、まぁ、珍しい事さね!」
ドワーフの……人間よりも長寿な彼等からの言葉にドキドキしてる。
「そうなんですか……私の運命はマクスウェルだったのね……」
「そうだろうとも!私の目から見たらアナスタシアとマクスウェルは本当に良い相性だと思ってるよ!」
ドワーフの言葉を聞いて頬を染めるお祖母さまは若かった頃は本当に可憐なご令嬢だったんだなと感じた。
公爵家令嬢って言ったら並みいる令嬢の中で突出したレベルだものね……残念ながら私の友人にはいなかったけどね(笑)
126
お気に入りに追加
16,810
あなたにおすすめの小説
思い上がりも程々に。地味令嬢アメリアの幸せな婚約
ごろごろみかん。
恋愛
「もう少し、背は高い方がいいね」
「もう少し、顔は華やかな方が好みだ」
「もう少し、肉感的な方が好きだな」
あなたがそう言うから、あなたの期待に応えれるように頑張りました。
でも、だめだったのです。
だって、あなたはお姉様が好きだから。
私は、お姉様にはなれません。
想い合うふたりの会話を聞いてしまった私は、父である公爵に婚約の解消をお願いしにいきました。
それが、どんな結末を呼ぶかも知らずに──。
勇者と魔王のNG集~今日も世界は平和です~
荷居人(にいと)
ファンタジー
物語というよりは世界観別々のそれぞれの勇者と魔王の日常の1コマを書いたようなそんな感じです。
ギャグ寄りなので笑ってみていただければと思います。
大した設定はありません。気ままに更新。気晴らしです。
メイン登場人物からお読みください。ふざけた星の勇者一覧三シリーズがのってます。
星と名前だけ別世界と理解していただければ大丈夫です。
婚約破棄したので、元の自分に戻ります
しあ
恋愛
この国の王子の誕生日パーティで、私の婚約者であるショーン=ブリガルドは見知らぬ女の子をパートナーにしていた。
そして、ショーンはこう言った。
「可愛げのないお前が悪いんだから!お前みたいな地味で不細工なやつと結婚なんて悪夢だ!今すぐ婚約を破棄してくれ!」
王子の誕生日パーティで何してるんだ…。と呆れるけど、こんな大勢の前で婚約破棄を要求してくれてありがとうございます。
今すぐ婚約破棄して本来の自分の姿に戻ります!
婚約者が病弱な妹に恋をしたので、私は家を出ます。どうか、探さないでください。
待鳥園子
恋愛
婚約者が病弱な妹を見掛けて一目惚れし、私と婚約者を交換できないかと両親に聞いたらしい。
妹は清楚で可愛くて、しかも性格も良くて素直で可愛い。私が男でも、私よりもあの子が良いと、きっと思ってしまうはず。
……これは、二人は悪くない。仕方ないこと。
けど、二人の邪魔者になるくらいなら、私が家出します!
自覚のない純粋培養貴族令嬢が腹黒策士な護衛騎士に囚われて何があっても抜け出せないほどに溺愛される話。
そう言うと思ってた
mios
恋愛
公爵令息のアランは馬鹿ではない。ちゃんとわかっていた。自分が夢中になっているアナスタシアが自分をそれほど好きでないことも、自分の婚約者であるカリナが自分を愛していることも。
※いつものように視点がバラバラします。
見返りは、当然求めますわ
楽歩
恋愛
王太子クリストファーが突然告げた言葉に、緊張が走る王太子の私室。
伝統に従い、10歳の頃から正妃候補として選ばれたエルミーヌとシャルロットは、互いに成長を支え合いながらも、その座を争ってきた。しかし、正妃が正式に決定される半年を前に、二人の努力が無視されるかのようなその言葉に、驚きと戸惑いが広がる。
※誤字脱字、勉強不足、名前間違い、ご都合主義などなど、どうか温かい目で(o_ _)o))
【12話完結】私はイジメられた側ですが。国のため、貴方のために王妃修行に努めていたら、婚約破棄を告げられ、友人に裏切られました。
西東友一
恋愛
国のため、貴方のため。
私は厳しい王妃修行に努めてまいりました。
それなのに第一王子である貴方が開いた舞踏会で、「この俺、次期国王である第一王子エドワード・ヴィクトールは伯爵令嬢のメリー・アナラシアと婚約破棄する」
と宣言されるなんて・・・
【完結】婚約破棄された聖女が仕事を辞めたら、最強騎士団長からの求婚が止まらない?!
翠華
恋愛
大聖堂で『聖女』として国を支えてきたセシリア・エラフィーナ。婚約者であった王子から一方的に婚約破棄を告げられた彼女は、心も体もボロボロだった生活から何とか逃げだし、田舎でのスローライフを密かに楽しんでいた。
しかし、ある一人の男の訪問によって壊されてしまった。彼の名はレオナード・ヴァルハルト。国一番の剣の腕を持つ騎士団長。大聖堂へと連れ戻されると覚悟を決めたが、彼からは信じられない言葉が発せられた。
「セシリア様、私と結婚してください!」
果たしてセシリアは、自由と平穏を手に入れることができるのか。そして、レオナードとの間に芽生える感情の行方は?一方で、聖女の存在を取り戻そうとする王族の陰謀は激化し、次々と迫り来る危機が二人に迫るのであった。
いいね・お気に入り登録、よろしくお願いします。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。