486 / 1,397
連載
新しい年 30
しおりを挟む
一息いれた後、サッと片付けようとしたらジェニファーごやって来て「片付け位はさせて下さい」って言うんで茶器だけお願いしました。
お皿は案の定クリーンで綺麗にしてから収納しました。
「さてと……ノエルとルチル、出ておいで~」
パシュッ!って音と共にモッコモコのケープみたいなの着てました。二匹揃って。
「うにゃっ!?にゃっにゃっ?」
「ピカ?」
なんで常春の島でそんなの着てるん?暑いでしょ?
「ノエル、ルチル。ルークの所に行こうか?」
私の声でハッ!として私を見つめます。
「ご主人のとこいくにゃ!」
「さみしかったピカ!はやくつれてくピカ!」
……うん、ルチルは可愛いけどそこはかとなく毒を感じる。
ピカ太郎とは違うんだよね。
「じゃあ行きましょうか」
それにしてもモコモコケープ……見たらルーク何て言うかな?
可愛いしね~♡
「タマちゃん達は出さないんですか?」
「出さない。もう少し後かな……」
残念そうね、アニスよ。
今出すと大変な事になるから出さないんですよ。
「じゃ、行くわよ」
仕切り直しです!
ノエルの右前足と手を繋いでトコトコと歩いてく。
ノエルの右に私、左にルチルがいます。
……お父様の所まで遠いな……
ま、いっか。お散歩みたいなものよ。
ルチルのペースで歩いてます!ゆっくりです。
お父様の部屋の前まで来ました。
「あついにゃ……」
「ぬぎたいピカ……」
スルーしてノック!部屋に入れて貰います。
アニスは私達の後ろにいます。
「ご主人にゃっ!」
「ピカッ!」
パッと手から温もりが消えたかと思ったらルークの元へと駆けていくノエルとルチルの後ろ姿。
モコモコのケープが翻って、どれだけ会いたかったのか分かってしまう。
「待て!仕事中だからソファで座って……可愛いな……じゃなくて、座って待ってなさい!」
慌てるルークはいつもと違う口調でした。
ビクッと止まってションボリしながらソファへと歩いて行く姿は分かり易い程のガッカリ感です。
「お父様もルークも一息入れましょう?ノエルとルチルもきっとそうすれば喜ぶと思うわ」
とにかくフォローよ!
「うむ、そうだな。せっかくなのだ……頃合いも丁度良い、エリーゼも来てくれて事だしな」
良いぞお父様!そのままの勢いが大切だ!
「仕方ないな……」
そう言ったルークから何か色気が……何でだ?
お皿は案の定クリーンで綺麗にしてから収納しました。
「さてと……ノエルとルチル、出ておいで~」
パシュッ!って音と共にモッコモコのケープみたいなの着てました。二匹揃って。
「うにゃっ!?にゃっにゃっ?」
「ピカ?」
なんで常春の島でそんなの着てるん?暑いでしょ?
「ノエル、ルチル。ルークの所に行こうか?」
私の声でハッ!として私を見つめます。
「ご主人のとこいくにゃ!」
「さみしかったピカ!はやくつれてくピカ!」
……うん、ルチルは可愛いけどそこはかとなく毒を感じる。
ピカ太郎とは違うんだよね。
「じゃあ行きましょうか」
それにしてもモコモコケープ……見たらルーク何て言うかな?
可愛いしね~♡
「タマちゃん達は出さないんですか?」
「出さない。もう少し後かな……」
残念そうね、アニスよ。
今出すと大変な事になるから出さないんですよ。
「じゃ、行くわよ」
仕切り直しです!
ノエルの右前足と手を繋いでトコトコと歩いてく。
ノエルの右に私、左にルチルがいます。
……お父様の所まで遠いな……
ま、いっか。お散歩みたいなものよ。
ルチルのペースで歩いてます!ゆっくりです。
お父様の部屋の前まで来ました。
「あついにゃ……」
「ぬぎたいピカ……」
スルーしてノック!部屋に入れて貰います。
アニスは私達の後ろにいます。
「ご主人にゃっ!」
「ピカッ!」
パッと手から温もりが消えたかと思ったらルークの元へと駆けていくノエルとルチルの後ろ姿。
モコモコのケープが翻って、どれだけ会いたかったのか分かってしまう。
「待て!仕事中だからソファで座って……可愛いな……じゃなくて、座って待ってなさい!」
慌てるルークはいつもと違う口調でした。
ビクッと止まってションボリしながらソファへと歩いて行く姿は分かり易い程のガッカリ感です。
「お父様もルークも一息入れましょう?ノエルとルチルもきっとそうすれば喜ぶと思うわ」
とにかくフォローよ!
「うむ、そうだな。せっかくなのだ……頃合いも丁度良い、エリーゼも来てくれて事だしな」
良いぞお父様!そのままの勢いが大切だ!
「仕方ないな……」
そう言ったルークから何か色気が……何でだ?
117
お気に入りに追加
16,810
あなたにおすすめの小説
婚約破棄 ~家名を名乗らなかっただけ
青の雀
恋愛
シルヴィアは、隣国での留学を終え5年ぶりに生まれ故郷の祖国へ帰ってきた。
今夜、王宮で開かれる自身の婚約披露パーティに出席するためである。
婚約者とは、一度も会っていない親同士が決めた婚約である。
その婚約者と会うなり「家名を名乗らない平民女とは、婚約破棄だ。」と言い渡されてしまう。
実は、シルヴィアは王女殿下であったのだ。
【短編】復讐すればいいのに〜婚約破棄のその後のお話〜
真辺わ人
恋愛
平民の女性との間に真実の愛を見つけた王太子は、公爵令嬢に婚約破棄を告げる。
しかし、公爵家と国王の不興を買い、彼は廃太子とされてしまった。
これはその後の彼(元王太子)と彼女(平民少女)のお話です。
数年後に彼女が語る真実とは……?
前中後編の三部構成です。
❇︎ざまぁはありません。
❇︎設定は緩いですので、頭のネジを緩めながらお読みください。
比べないでください
わらびもち
恋愛
「ビクトリアはこうだった」
「ビクトリアならそんなことは言わない」
前の婚約者、ビクトリア様と比べて私のことを否定する王太子殿下。
もう、うんざりです。
そんなにビクトリア様がいいなら私と婚約解消なさってください――――……
初めまして婚約者様
まる
恋愛
「まあ!貴方が私の婚約者でしたのね!」
緊迫する場での明るいのんびりとした声。
その言葉を聞いてある一点に非難の視線が集中する。
○○○○○○○○○○
※物語の背景はふんわりしています。スルッと読んでいただければ幸いです。
目を止めて読んで下さった方、お気に入り、しおりの登録ありがとう御座いました!少しでも楽しんで読んでいただけたなら幸いです(^人^)
【短編】婚約破棄?「喜んで!」食い気味に答えたら陛下に泣きつかれたけど、知らんがな
みねバイヤーン
恋愛
「タリーシャ・オーデリンド、そなたとの婚約を破棄す」「喜んで!」
タリーシャが食い気味で答えると、あと一歩で間に合わなかった陛下が、会場の入口で「ああー」と言いながら膝から崩れ落ちた。田舎領地で育ったタリーシャ子爵令嬢が、ヴィシャール第一王子殿下の婚約者に決まったとき、王国は揺れた。王子は荒ぶった。あんな少年のように色気のない体の女はいやだと。タリーシャは密かに陛下と約束を交わした。卒業式までに王子が婚約破棄を望めば、婚約は白紙に戻すと。田舎でのびのび暮らしたいタリーシャと、タリーシャをどうしても王妃にしたい陛下との熾烈を極めた攻防が始まる。
私を侮辱する婚約者は早急に婚約破棄をしましょう。
しげむろ ゆうき
恋愛
私の婚約者は編入してきた男爵令嬢とあっという間に仲良くなり、私を侮辱しはじめたのだ。
だから、私は両親に相談して婚約を解消しようとしたのだが……。
わたしを捨てた騎士様の末路
夜桜
恋愛
令嬢エレナは、騎士フレンと婚約を交わしていた。
ある日、フレンはエレナに婚約破棄を言い渡す。その意外な理由にエレナは冷静に対処した。フレンの行動は全て筒抜けだったのだ。
※連載
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。