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元日! 47
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「……なる程」
何も言わず見つめ合う。
いつもの甘い雰囲気は無い。
ただ閨の相手なんかじゃない。それはきっとすぐに理解するだろう。
「だが、候補者が複数名いる内の一名だけが側近なのか?他の候補者はどうなる?」
あれ?そう言えば……
「側近は一名。その時候補者になった者は場合によっては従者等として側におく事が出来るわよ。家の執事長と王都の邸の執事長は元はお父様の組織候補者だったらしいの」
そうだった。ひょんな事から知った衝撃の事実。
「えーと、確かキャスバルお兄様の所の執事も元側近候補者じゃなかったかしら?トールお兄様の時はゴタゴタしてて元側近候補者達はバラバラになったらしいけど」
私が小さすぎて分からないネタよ!
「才能があるからスカウトするようなものか?」
「そうね。ルークだって仕事が出来て、年が近いなら側に置いて仕事させない?態々別のツテで募集かけるより手っ取り早いのかも。それに側近ってマナーとか出来てるから、一から教えるとかも無いのよね」
「なる程……自分と年が近くて有能だから側近じゃない仕事をさせる為に留めておけるのか……」
おっ?考え込んだ。
「大抵の側近候補者は側近の仕事を手伝う執事や従者になりますよ。腕も立ちますしね、お声掛けしたら良いと思いますけど」
アニス!ナイスフォロー!
「分かった。使える奴は 多い方が良い。つまり、候補者達を取り纏めるのが側近と捉えれば良いのか?」
「ええ」
多分、正解。
候補者達を全員側に置くならば。
てか、全員ゲットするつもりかな?
「一応聞いておくけど、候補者全員手元に置く気かしら?」
「勿論。仕事出来るんだろ、なら置いて手伝わせた方が良いだろ。仕事は山ほどあるんだしな」
うん。仕事の鬼がチラッと見えました。
「そうね。仕事益々増えるものね」
「エリーゼは専属侍女を増やすのか?」
は?何ぞいきなり?
「エリーゼ様のお仕事が増えるようでしたら里に連絡を入れて増員要請しますから、安心なさって下さい!」
アニスが返事した!え?私の意思は無視なの?
「エリーゼ様、安心なさって下さい。仕事のみをこなすようにしておけば良いだけですので。勿論奥様のように躾けて頂いても結構です。その辺りは婚姻後の方が宜しいでしょう?」
……増やす方向でアニスの意思が固まってる……
マジですか、私の仕事増えるって見透かされてる……
「そうね……ええ……」
アニスのニッコリ笑顔が怖い……
何も言わず見つめ合う。
いつもの甘い雰囲気は無い。
ただ閨の相手なんかじゃない。それはきっとすぐに理解するだろう。
「だが、候補者が複数名いる内の一名だけが側近なのか?他の候補者はどうなる?」
あれ?そう言えば……
「側近は一名。その時候補者になった者は場合によっては従者等として側におく事が出来るわよ。家の執事長と王都の邸の執事長は元はお父様の組織候補者だったらしいの」
そうだった。ひょんな事から知った衝撃の事実。
「えーと、確かキャスバルお兄様の所の執事も元側近候補者じゃなかったかしら?トールお兄様の時はゴタゴタしてて元側近候補者達はバラバラになったらしいけど」
私が小さすぎて分からないネタよ!
「才能があるからスカウトするようなものか?」
「そうね。ルークだって仕事が出来て、年が近いなら側に置いて仕事させない?態々別のツテで募集かけるより手っ取り早いのかも。それに側近ってマナーとか出来てるから、一から教えるとかも無いのよね」
「なる程……自分と年が近くて有能だから側近じゃない仕事をさせる為に留めておけるのか……」
おっ?考え込んだ。
「大抵の側近候補者は側近の仕事を手伝う執事や従者になりますよ。腕も立ちますしね、お声掛けしたら良いと思いますけど」
アニス!ナイスフォロー!
「分かった。使える奴は 多い方が良い。つまり、候補者達を取り纏めるのが側近と捉えれば良いのか?」
「ええ」
多分、正解。
候補者達を全員側に置くならば。
てか、全員ゲットするつもりかな?
「一応聞いておくけど、候補者全員手元に置く気かしら?」
「勿論。仕事出来るんだろ、なら置いて手伝わせた方が良いだろ。仕事は山ほどあるんだしな」
うん。仕事の鬼がチラッと見えました。
「そうね。仕事益々増えるものね」
「エリーゼは専属侍女を増やすのか?」
は?何ぞいきなり?
「エリーゼ様のお仕事が増えるようでしたら里に連絡を入れて増員要請しますから、安心なさって下さい!」
アニスが返事した!え?私の意思は無視なの?
「エリーゼ様、安心なさって下さい。仕事のみをこなすようにしておけば良いだけですので。勿論奥様のように躾けて頂いても結構です。その辺りは婚姻後の方が宜しいでしょう?」
……増やす方向でアニスの意思が固まってる……
マジですか、私の仕事増えるって見透かされてる……
「そうね……ええ……」
アニスのニッコリ笑顔が怖い……
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