上 下
419 / 1,402
連載

元日! 29

しおりを挟む
パチッとスイッチが入るように目が覚めました!
現状確認しよう!
私!ルークに肩を抱かれてます!恥ずかしいです!
お父様もお兄様達もお祖父さまもお祖母さま上もお母様もカワイコちゃん達も全員集合してます!
ルークの膝に手を置いて少しだけ体を起こすアクションをする。
私の肩に置かれた手から力が少し抜ける。

「ルーク。私、どれ位寝てた?」

僅かに起こした体のおかげでルークの顔を覗き込むように見上げる。
……シャープな顎のラインとかキレイだなぁ……

「おはよう。少しはスッキリ出来たようだな。寝てたのは一時間位だよ」

一時間……思いっきり寝てた!

「エリーゼの可愛い寝顔見れて、少し嬉しかった」

ななな……何言ってるのよ!

「私っ!涎とか垂らしてないわよね?」


「大丈夫、垂らしてない」

バチンッ!とウインクするとか何アピールなの!ときめいちゃ
うでしょ!
ドラマの中や漫画の中の女の子みたいにドキドキするのが理解出来る。
好きな人ってだけで特別な気持ちが芽生えるのね。

「良かった」

良かった……大きなソファに私とルークみたいにお祖父さまとお祖母さまが座って……って違った!
お祖父さまのお膝の上に抱き抱えるようにしてる……
アレか!キャスバルお兄様が私を抱っこしてる姿か!?
チロッと見たお父様とお母様も同じように座ってる。
シュバルツバルト家の男はアレがデフォなのかしら?
こう、デロデロに甘やかすのが基本スタイルです!みたいな?
思い出してちょっと凹む。
きっと私もあんな感じだったんだろうな……

「なぁ、エリーゼ。エリーゼも膝の上に来るか?」

「行きません。もう、十分に休んだし」

「残念」

残念!じゃないわよ。何言ってるのよ。

「エリーゼ、チョコレート終わっちゃったのよ。もうお終いかしら?」

チョコレート追加注文来ましたーーっ!

「勿論ありますわよ。ルーク、お皿取って下さるかしら?」

ルークにお皿を取って来て貰う。
粒チョコレートを尾お皿いっぱい入れる。

「チョコレート……美味しそうだな」

「美味しかったわよ。お皿、戻して貰える?」

「ああ、分かった」

お皿を置いた後、数粒手に取り口の中にチョコレートを放り込むルーク。

「おっ!モ〇ゾフっぽい味のチョコレートだな。美味しい」

モ〇ゾフ?バレンタイン近くになると買ってたけど……
チビナビちゃう達って味も再現してくのかしら?
ゴディ〇も食べた事あるのにモ〇ゾフなんだ……
いや、美味しければ良いんだけど……それよりも一粒食べただけで分かるって……
しおりを挟む
感想 5,614

あなたにおすすめの小説

わたくし、残念ながらその書類にはサインしておりませんの。

朝霧心惺
恋愛
「リリーシア・ソフィア・リーラー。冷酷卑劣な守銭奴女め、今この瞬間を持って俺は、貴様との婚約を破棄する!!」  テオドール・ライリッヒ・クロイツ侯爵令息に高らかと告げられた言葉に、リリーシアは純白の髪を靡かせ高圧的に微笑みながら首を傾げる。 「誰と誰の婚約ですって?」 「俺と!お前のだよ!!」  怒り心頭のテオドールに向け、リリーシアは真実を告げる。 「わたくし、残念ながらその書類にはサインしておりませんの」

いくら何でも、遅過ぎません?

碧水 遥
恋愛
「本当にキミと結婚してもいいのか、よく考えたいんだ」  ある日突然、婚約者はそう仰いました。  ……え?あと3ヶ月で結婚式ですけど⁉︎もう諸々の手配も終わってるんですけど⁉︎  何故、今になってーっ!!  わたくしたち、6歳の頃から9年間、婚約してましたよね⁉︎

断罪現場に遭遇したので悪役令嬢を擁護してみました

ララ
恋愛
3話完結です。 大好きなゲーム世界のモブですらない人に転生した主人公。 それでも直接この目でゲームの世界を見たくてゲームの舞台に留学する。 そこで見たのはまさにゲームの世界。 主人公も攻略対象も悪役令嬢も揃っている。 そしてゲームは終盤へ。 最後のイベントといえば断罪。 悪役令嬢が断罪されてハッピーエンド。 でもおかしいじゃない? このゲームは悪役令嬢が大したこともしていないのに断罪されてしまう。 ゲームとしてなら多少無理のある設定でも楽しめたけど現実でもこうなるとねぇ。 納得いかない。 それなら私が悪役令嬢を擁護してもいいかしら?

彼女はいなかった。

豆狸
恋愛
「……興奮した辺境伯令嬢が勝手に落ちたのだ。あの場所に彼女はいなかった」

精霊の愛し子が濡れ衣を着せられ、婚約破棄された結果

あーもんど
恋愛
「アリス!私は真実の愛に目覚めたんだ!君との婚約を白紙に戻して欲しい!」 ある日の朝、突然家に押し掛けてきた婚約者───ノア・アレクサンダー公爵令息に婚約解消を申し込まれたアリス・ベネット伯爵令嬢。 婚約解消に同意したアリスだったが、ノアに『解消理由をそちらに非があるように偽装して欲しい』と頼まれる。 当然ながら、アリスはそれを拒否。 他に女を作って、婚約解消を申し込まれただけでも屈辱なのに、そのうえ解消理由を偽装するなど有り得ない。 『そこをなんとか······』と食い下がるノアをアリスは叱咤し、屋敷から追い出した。 その数日後、アカデミーの卒業パーティーへ出席したアリスはノアと再会する。 彼の隣には想い人と思われる女性の姿が·····。 『まだ正式に婚約解消した訳でもないのに、他の女とパーティーに出席するだなんて·····』と呆れ返るアリスに、ノアは大声で叫んだ。 「アリス・ベネット伯爵令嬢!君との婚約を破棄させてもらう!婚約者が居ながら、他の男と寝た君とは結婚出来ない!」 濡れ衣を着せられたアリスはノアを冷めた目で見つめる。 ······もう我慢の限界です。この男にはほとほと愛想が尽きました。 復讐を誓ったアリスは────精霊王の名を呼んだ。 ※本作を読んでご気分を害される可能性がありますので、閲覧注意です(詳しくは感想欄の方をご参照してください) ※息抜き作品です。クオリティはそこまで高くありません。 ※本作のざまぁは物理です。社会的制裁などは特にありません。 ※hotランキング一位ありがとうございます(2020/12/01)

婚約破棄すると言われたので、これ幸いとダッシュで逃げました。殿下、すみませんが追いかけてこないでください。

桜乃
恋愛
ハイネシック王国王太子、セルビオ・エドイン・ハイネシックが舞踏会で高らかに言い放つ。 「ミュリア・メリッジ、お前とは婚約を破棄する!」 「はい、喜んで!」  ……えっ? 喜んじゃうの? ※約8000文字程度の短編です。6/17に完結いたします。 ※1ページの文字数は少な目です。 ☆番外編「出会って10秒でひっぱたかれた王太子のお話」  セルビオとミュリアの出会いの物語。 ※10/1から連載し、10/7に完結します。 ※1日おきの更新です。 ※1ページの文字数は少な目です。 ❇❇❇❇❇❇❇❇❇ 2024年12月追記 お読みいただき、ありがとうございます。 こちらの作品は完結しておりますが、番外編を追加投稿する際に、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。 ※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。

「貴女、いい加減クトルフ様から離れてくださらないかしら」婚約者の幼馴染み女からそんなことを言われたのですが……?

四季
恋愛
「貴女、いい加減クトルフ様から離れてくださらないかしら」 婚約者の幼馴染み女からそんなことを言われたのですが……?

婚約者が不倫しても平気です~公爵令嬢は案外冷静~

岡暁舟
恋愛
公爵令嬢アンナの婚約者:スティーブンが不倫をして…でも、アンナは平気だった。そこに真実の愛がないことなんて、最初から分かっていたから。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。