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元日! 6
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タマとトラジは服を着るのはこれが初めてって訳じゃないから大丈夫だと思うけど、他のカワイコちゃん達はどうかな?
私が着てからだと着付けられないから、先にカワイコちゃん達に着付けないとね!
「可愛いですね!これ、皆の分ですよね。」
私が着物を出してる間にお仕着せを着てきたアニスが楽しそうにしてます。
ヒョイと雷ネズミ用の紋付き袴風の着物を手に取りニヤニヤしながらピカ太郎に近付く。
「さ、ピカちゃんお着物着ましょうね~」
タマとトラジに前足を掴まれ寝室に戻ったピカ太郎は目隠しを取られる事なく立っている。
ヒョイと跪いてピカ太郎に紋付き袴風着物をサッサと着せるアニス。
早っ!そして上手っ!
「ヤメッ!やめるピカッ!あっ!あっ!ダメピカッ!」
……大した事してないのに何言ってる……
「ふふふっ逆らう事は許されないのよ~」
アニスも何言ってるの……
「やめるピカッ!ゆるしてピカ~ッ!」
どんなコントよ……
それにしても雷ネズミ用は本当に簡素な作りなんだな……浴衣みたいにクルッと巻いて帯じゃなくて、付いてる幅広の紐を帯っぽく縛って羽織を羽織って終わりか……
鉄製目隠しのせいで怪しさ爆発だな……
「おわったピカ?」
「今日は出来るだけこのままでいましょうね」
「はやく、めかくしとるピカ!」
ガギンッ!
アニスの鉄拳がピカ太郎の頭の天辺に炸裂しました。
「エリーゼ様がまだ着付けてないのに目隠し取る訳ないでしょう!」
ピカ太郎がクラリと揺れたかと思ったらフラフラと歩き出しました。
「ピカ太郎、見えてないのに歩いたら危ないわよ」
「そっちピカ?」
ユラユラと揺れながら私の方に方向転換すると前足を彷徨わせながら近づいて……
「ピカちゃん、動いたらお仕置きよ」
ガシリとアニスに掴まれジタバタするピカ太郎。
ドス黒いオーラをピカ太郎に向けて微笑むアニス、オッカネェ!
ブルブル震えるピカ太郎、哀れ!(笑)
とにかくピカ太郎はアニスがどうにかしてくれるので、この隙に肌襦袢だけでと着付けておこう。
久しぶりのお着物♪前世では沢山作って貰って良く着てたのよね。
手早く肌襦袢を身に纏い腰紐で崩れないように縛る。
しまった!腰当て作るの忘れてた!
「エリーゼ様、詰め物大急ぎでお作りしめすね!」
アニスがパタパタ走って消えたかと思ったら裁縫箱持って戻って来ました。
言わなくても分かって貰えるって有難い!
私が着てからだと着付けられないから、先にカワイコちゃん達に着付けないとね!
「可愛いですね!これ、皆の分ですよね。」
私が着物を出してる間にお仕着せを着てきたアニスが楽しそうにしてます。
ヒョイと雷ネズミ用の紋付き袴風の着物を手に取りニヤニヤしながらピカ太郎に近付く。
「さ、ピカちゃんお着物着ましょうね~」
タマとトラジに前足を掴まれ寝室に戻ったピカ太郎は目隠しを取られる事なく立っている。
ヒョイと跪いてピカ太郎に紋付き袴風着物をサッサと着せるアニス。
早っ!そして上手っ!
「ヤメッ!やめるピカッ!あっ!あっ!ダメピカッ!」
……大した事してないのに何言ってる……
「ふふふっ逆らう事は許されないのよ~」
アニスも何言ってるの……
「やめるピカッ!ゆるしてピカ~ッ!」
どんなコントよ……
それにしても雷ネズミ用は本当に簡素な作りなんだな……浴衣みたいにクルッと巻いて帯じゃなくて、付いてる幅広の紐を帯っぽく縛って羽織を羽織って終わりか……
鉄製目隠しのせいで怪しさ爆発だな……
「おわったピカ?」
「今日は出来るだけこのままでいましょうね」
「はやく、めかくしとるピカ!」
ガギンッ!
アニスの鉄拳がピカ太郎の頭の天辺に炸裂しました。
「エリーゼ様がまだ着付けてないのに目隠し取る訳ないでしょう!」
ピカ太郎がクラリと揺れたかと思ったらフラフラと歩き出しました。
「ピカ太郎、見えてないのに歩いたら危ないわよ」
「そっちピカ?」
ユラユラと揺れながら私の方に方向転換すると前足を彷徨わせながら近づいて……
「ピカちゃん、動いたらお仕置きよ」
ガシリとアニスに掴まれジタバタするピカ太郎。
ドス黒いオーラをピカ太郎に向けて微笑むアニス、オッカネェ!
ブルブル震えるピカ太郎、哀れ!(笑)
とにかくピカ太郎はアニスがどうにかしてくれるので、この隙に肌襦袢だけでと着付けておこう。
久しぶりのお着物♪前世では沢山作って貰って良く着てたのよね。
手早く肌襦袢を身に纏い腰紐で崩れないように縛る。
しまった!腰当て作るの忘れてた!
「エリーゼ様、詰め物大急ぎでお作りしめすね!」
アニスがパタパタ走って消えたかと思ったら裁縫箱持って戻って来ました。
言わなくても分かって貰えるって有難い!
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