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年越し準備! 67

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「元々はそんなに厳しくなかったらしいのだけど、数代前王家に嫁いだ方が不義の子をお生みになったの。それが切欠でより血統を保つ為に処女である事が重要視され、更に殿方と二人きりにならないように常に監視されるようになったのよ。」

はぁ……と重い溜め息を吐いて気持ちの整理をつける。

「性欲も発散されないとストレスになるし、夫が娼館通いしたりとかお妾さん囲ったりとかするととりあえずキレるよね。で、普通のご令嬢だと夫には当たれないから自分より身分の低い人間に当たったりとか……まぁ、かなり派手なストレス解消した方も過去にはいたとか……で、多少はそっち方面で解消出来る存在がいるだろうって事で主従関係と言うより友人とかに近い関係の侍女の需要が高まったって事なのよ。特に王家に輿入れするとなれば、女の園をずっと生きてくようなものだから専属侍女は特に教育されるのよ。ついでにいうと、王家に輿入れする令嬢もかなり色々教えられるのよ。ビックリするわよね……前世では、その辺りは割とノータッチだったから今になってウワァって思う。その頃に思い出してなくて良かったと思う……まず受け入れるのに時間掛かりそうなんだもの。」

「じゃあ、アニスとは色々?」

ズバン!と聞いてきたわよ!

「まぁ、色々。ヤッてるわね。」

ゴクリ……

え?そこ喉鳴らすトコ?目のギラギラ具合も酷くなってる……
えー……何なのー……

「どっちが攻めでどっちが受けなんだ……?」

それ聞くか!いや、気にするか……

「基本、私が攻めだけど……そうじゃない時もあるわ……だって……そんな時だってあるもん……」

「リバ……滾りそう……」

「何想像して滾ってんのよ!」

「仕方ないだろ!惚れた女が仕えてる可愛い一ッコ下の女の子とイチャイチャするとか萌えるし、それが肉体関係スレスレなのかと想像したら滾っちゃうだろ!」

「俗物ぅ!」

「何とでも言え!腐女子属性アリなら理解出来るだろ!」

「あ……ハイ。ワカリマス。」

キャスバルお兄様とレイ、トールお兄様とフレイ。お父様とアレク……うん。ルークの事責めれない。

「そうね……ルークだって選ばれし側近候補が年明けには来ちゃうものね。」

途端にブルーの顔になったわよ。リアルBLに突入しちゃうものね。
今までは私とアニスのリアルGLで滾ってたけど、側近が来たら私が滾る番よ!
やだ!どんな側近来ちゃうのかしら!ドキドキしちゃう!
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