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年越し準備! 57
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タマのお勧め食べるにはワインの方が良いんだよね。
良い事思いついた!
「タマ、タマのお勧め食べたいんだけどワイン貰って来てくれるかな?」
って声を掛けたら耳もおヒゲもピンピンにして両前足で持ってたお皿を私の近くにコトッと置いた。
「まってるにゃ!すぐにもってくるにゃ!」
と大声で言ってトタトタタ……と走って行きました。
「のみものかえるにゃ?」
トラジがキョトンとしながら聞いてきたので「合う合わないがあるからね。」と言っておく。
可愛いニャンコ達がお酒の味とか覚えたら大変な事になりそうで嫌。
「おまたせにゃ!いっぱいいれてもらえたにゃ!」
並々と注がれてる……淵ギリギリって訳じゃないけど、八分以上ってどんだけよ……
タマから受け取る為に日本酒のコップ酒を置いて、タマが持ってきてくれたワインのコップを受け取る。
「うん、ありがとう。じゃあタマのお勧め食べようかな?」
フォークでニンニク効いてそうなタコの炒め物を刺して食べる。
一緒に炒めたのであろう鷹の爪から油へと溶け出した辛みが タコに絡んで良い隠し味になってるようだ。
歯応えのあるタコを嚥下してワインをグビリと煽る。
「あ~美味しいねぇ……」
「やったにゃ!」
ヤバ……このタコ、メッチャ合う……
「美味そうだな。」
ルークの言葉にブツッとタコをフォークで刺す。
「はい。アーン♡」
笑顔で差し出すと遠慮する事無く食べる。
イケメンは遠慮無しか!って思ったら私が持ってるワインのコップ、私の手ごと掴んでグビッと飲んだんです!
~~~~!何なの!一々私の心をかき乱すアクションとか!ドラマの主人公ですか!?もう!恥ずかし過ぎる!てか、恥ずか死ねるから!好き過ぎておかしくなりそうなんですけど!
「もうっ!勝手に飲んじゃうなんて!」
ペロッと舌先を出して湿った唇を舐める様を見てドキリとする。
何なの!色気出しまくらないでよ!
「間接キスしちゃったな。」
ふぎゃあ~~!何なの!どうなってるの!?
ん?ルークのコップ……結構飲んでる?
ルチルがテーブルに乗ってるけど、ずっと一升瓶抱えてるって……何で?って半分は消えてる?いや、ここは確認すべきでしょ!
「ルチルが持ってるお酒は皆に入れてるのかな?」
「ちがうピカ!ご主人だけにいれてるピカ!」
なんてこったい!ルーク、五合は飲んでる!顔に出ないタイプか!
「酔ってなんか無いよ。」
チュッと首筋にキスしてから言いやがりました!
確実に酔っ払いです!今日のお母様はお祖母さまの相手で私へのチェックご甘くなってます!
私、ピンチです!
良い事思いついた!
「タマ、タマのお勧め食べたいんだけどワイン貰って来てくれるかな?」
って声を掛けたら耳もおヒゲもピンピンにして両前足で持ってたお皿を私の近くにコトッと置いた。
「まってるにゃ!すぐにもってくるにゃ!」
と大声で言ってトタトタタ……と走って行きました。
「のみものかえるにゃ?」
トラジがキョトンとしながら聞いてきたので「合う合わないがあるからね。」と言っておく。
可愛いニャンコ達がお酒の味とか覚えたら大変な事になりそうで嫌。
「おまたせにゃ!いっぱいいれてもらえたにゃ!」
並々と注がれてる……淵ギリギリって訳じゃないけど、八分以上ってどんだけよ……
タマから受け取る為に日本酒のコップ酒を置いて、タマが持ってきてくれたワインのコップを受け取る。
「うん、ありがとう。じゃあタマのお勧め食べようかな?」
フォークでニンニク効いてそうなタコの炒め物を刺して食べる。
一緒に炒めたのであろう鷹の爪から油へと溶け出した辛みが タコに絡んで良い隠し味になってるようだ。
歯応えのあるタコを嚥下してワインをグビリと煽る。
「あ~美味しいねぇ……」
「やったにゃ!」
ヤバ……このタコ、メッチャ合う……
「美味そうだな。」
ルークの言葉にブツッとタコをフォークで刺す。
「はい。アーン♡」
笑顔で差し出すと遠慮する事無く食べる。
イケメンは遠慮無しか!って思ったら私が持ってるワインのコップ、私の手ごと掴んでグビッと飲んだんです!
~~~~!何なの!一々私の心をかき乱すアクションとか!ドラマの主人公ですか!?もう!恥ずかし過ぎる!てか、恥ずか死ねるから!好き過ぎておかしくなりそうなんですけど!
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なんてこったい!ルーク、五合は飲んでる!顔に出ないタイプか!
「酔ってなんか無いよ。」
チュッと首筋にキスしてから言いやがりました!
確実に酔っ払いです!今日のお母様はお祖母さまの相手で私へのチェックご甘くなってます!
私、ピンチです!
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