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サテュロスゲットの旅 32
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道中特に何も無く、順調に進んでおります。ただ一つ言えるのは隊員が殺伐としてるな……という事かしら。トットコ進んであっという間にお昼です。凄まじい勢いで隊員達が走って行ったので私も慌てて野営セットを造り上げました。待ち構えていた料理長&料理人達&ニャンコ達。説明を行い材料を出しフル回転で調理に取り掛かる彼等。トラジなんて馬車の中でアニスの愚痴を聞かされちゃったのかしら?鬼気迫る雰囲気よ……そんな彼等見る私の武装の裾をクイクイ引っ張るヤツがいる(笑)
「おねがいがあるピカ。ルチルにあのあかいのあげてほしいピカ。」
ピカ太郎がルチルを連れて唐辛子のおねだりに来ました。君ら可愛いけどね。
「ご飯の前だからダメ。」
ガッカリする二匹。あからさまですよ。しょんぼりしたまま項垂れてトボトボとルークと仲間達に向かって行く後ろ姿。しょうがないなぁ……
「皆はご飯の後甘い物を食べるけど、ピカとルチルはあの赤いの食べる?」
振り返って滅茶苦茶嬉しそうな二匹(笑)駆け寄ってきましたよ。二匹並んでピョコピョコしてます。
「ホントピカ?」
「ホントホント。ちゃんとあげるから、皆の所で待っててね。」
「「わかったピカ!」」
仲良く前足繋いで走って行きました。さてお昼ご飯ですがいつもの倍の量で作って貰ってます。勿論ご飯も生姜焼きもです。豚汁だって白菜の浅漬けもです。それにしてもよ……背後から感じる視線の強さ飢えた獣があちこちに居るようです!(笑)
「エリーゼ、今日のお昼は何なんだ?」
トールお兄様とフレイです。あのフレイの期待に充ち満ちた顔!昨日の晩ご飯と今日の朝ご飯の時と明らかに違う顔(笑)
「今日はオーク肉の生姜焼きを乗せた丼と豚汁。白菜の浅漬けです。いつもより多めに作ってますが、足りるかどうか不安になってきてます。」
チラリとあちこちで待ち構えていそうな隊員達を見やる。
「負ける積もりはありませんから。」
フレイから勝利宣言頂きましたが、ただのお昼ご飯ですから!止めて下さい!
コンロから漂ってくる食欲をそそる匂い……とあちこちから聞こえるお腹の音。出来上がりが待ち遠しいです!
「おねがいがあるピカ。ルチルにあのあかいのあげてほしいピカ。」
ピカ太郎がルチルを連れて唐辛子のおねだりに来ました。君ら可愛いけどね。
「ご飯の前だからダメ。」
ガッカリする二匹。あからさまですよ。しょんぼりしたまま項垂れてトボトボとルークと仲間達に向かって行く後ろ姿。しょうがないなぁ……
「皆はご飯の後甘い物を食べるけど、ピカとルチルはあの赤いの食べる?」
振り返って滅茶苦茶嬉しそうな二匹(笑)駆け寄ってきましたよ。二匹並んでピョコピョコしてます。
「ホントピカ?」
「ホントホント。ちゃんとあげるから、皆の所で待っててね。」
「「わかったピカ!」」
仲良く前足繋いで走って行きました。さてお昼ご飯ですがいつもの倍の量で作って貰ってます。勿論ご飯も生姜焼きもです。豚汁だって白菜の浅漬けもです。それにしてもよ……背後から感じる視線の強さ飢えた獣があちこちに居るようです!(笑)
「エリーゼ、今日のお昼は何なんだ?」
トールお兄様とフレイです。あのフレイの期待に充ち満ちた顔!昨日の晩ご飯と今日の朝ご飯の時と明らかに違う顔(笑)
「今日はオーク肉の生姜焼きを乗せた丼と豚汁。白菜の浅漬けです。いつもより多めに作ってますが、足りるかどうか不安になってきてます。」
チラリとあちこちで待ち構えていそうな隊員達を見やる。
「負ける積もりはありませんから。」
フレイから勝利宣言頂きましたが、ただのお昼ご飯ですから!止めて下さい!
コンロから漂ってくる食欲をそそる匂い……とあちこちから聞こえるお腹の音。出来上がりが待ち遠しいです!
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