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サテュロスゲットの旅 28
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そんなこんなでカレーは大人気なまま終了です。本当だったらデザートにフルーツヨーグルトとかが食べたかったんだけど、ヨーグルトが無いのでただのフルーツにします。安定のバナナを出しておきます。でも、一人一本持って行ったら二本目を取りに来る人は少数派でした。
「今日はバナナの人気が無い……」
思わず呟いてしまった……どうしてだろぅ。
「あっ!申し訳ありません!カレーの後味が消えるんでちょっと……」
通りすがりの隊員が返答してくれました!そんなに!そんなにカレー気に入ったの?
「あ……ありがとう。カレーそんなに美味しかった?」
どれだけ気に入って貰えたかな?ドキドキするよ!
「そりゃあもう!おっ……私はもう少し辛くても良い位ですっ!」
顔を赤らめて大声で直立不動で言われビックリしました。隊員はそう言うと行ってしまいました。そっか……もう少し辛くても良いか。うん、ジャ……的な辛さまでは良いのかも知れない……今度は夜にご飯と一緒に食べたい。やっぱりカレーライスが食べたい。カレーも甘口と辛口の二種類にして。ちゃんとしたデザートも作って!シャーベットなら出来るもん!ゆずのシャーベットならサッパリした甘さだからきっと気に入る筈!うん、その内やろう!バナナはもう少し見て誰も取らなかったらしまっちゃおう。
「エリーゼ、久し振りのカレー本当に美味しかった。バナナはさすがに群がらないな。」
む?ルークもか?ルークも後味重視でバナナはちょっと遠慮します派か?
「ルークはバナナ食べないの?」
「ゴメン。この後味って言うか、胃から上がってくるカレーの匂いをバナナの匂いで飛ばしたく無いんだ。」
事細かに説明された!分かるけど、何かキタナイ!良く分かるけども!何か頭きた!バナナ食べちゃおう!
「あっそう!分かるけどリアルに想像するから、何かイヤ。」
言い捨ててスタスタとバナナを取りに行く。無言で二本もぎ取りルークの元に戻る。
「え……ゴメン。俺は……」
「二本とも私が食べるの!」
プンスカしながら剥いてパクりと齧り付いた。うん。甘くて美味しい。一本目を食べ終え、二本目を剥いた所で隣から突き刺さる様な視線。何かしら?隣のルークを見ながらバナナを頬張る。……何で、そんなに見てるのかね?チミは?私を凝視するルークと、そんなルークを見る私。ゴクンッと飲み込んだのできいてみようじゃないか!
「何でそんな真剣な顔して見てたの?」
ハッ!として顔を赤らめて向こうを見たルーク。何だって言うんだろう?変なルーク。
「いや、何でもない。」
そう言うとスタスタと歩き出し行ってしまいました。そんなルークを両前足を上げたバンザイスタイルで追いかけて行くノエルの後ろ姿とそんなノエルを追いかける黄色いボールもといルチルの姿を無言で眺めてました。
「今日はバナナの人気が無い……」
思わず呟いてしまった……どうしてだろぅ。
「あっ!申し訳ありません!カレーの後味が消えるんでちょっと……」
通りすがりの隊員が返答してくれました!そんなに!そんなにカレー気に入ったの?
「あ……ありがとう。カレーそんなに美味しかった?」
どれだけ気に入って貰えたかな?ドキドキするよ!
「そりゃあもう!おっ……私はもう少し辛くても良い位ですっ!」
顔を赤らめて大声で直立不動で言われビックリしました。隊員はそう言うと行ってしまいました。そっか……もう少し辛くても良いか。うん、ジャ……的な辛さまでは良いのかも知れない……今度は夜にご飯と一緒に食べたい。やっぱりカレーライスが食べたい。カレーも甘口と辛口の二種類にして。ちゃんとしたデザートも作って!シャーベットなら出来るもん!ゆずのシャーベットならサッパリした甘さだからきっと気に入る筈!うん、その内やろう!バナナはもう少し見て誰も取らなかったらしまっちゃおう。
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む?ルークもか?ルークも後味重視でバナナはちょっと遠慮します派か?
「ルークはバナナ食べないの?」
「ゴメン。この後味って言うか、胃から上がってくるカレーの匂いをバナナの匂いで飛ばしたく無いんだ。」
事細かに説明された!分かるけど、何かキタナイ!良く分かるけども!何か頭きた!バナナ食べちゃおう!
「あっそう!分かるけどリアルに想像するから、何かイヤ。」
言い捨ててスタスタとバナナを取りに行く。無言で二本もぎ取りルークの元に戻る。
「え……ゴメン。俺は……」
「二本とも私が食べるの!」
プンスカしながら剥いてパクりと齧り付いた。うん。甘くて美味しい。一本目を食べ終え、二本目を剥いた所で隣から突き刺さる様な視線。何かしら?隣のルークを見ながらバナナを頬張る。……何で、そんなに見てるのかね?チミは?私を凝視するルークと、そんなルークを見る私。ゴクンッと飲み込んだのできいてみようじゃないか!
「何でそんな真剣な顔して見てたの?」
ハッ!として顔を赤らめて向こうを見たルーク。何だって言うんだろう?変なルーク。
「いや、何でもない。」
そう言うとスタスタと歩き出し行ってしまいました。そんなルークを両前足を上げたバンザイスタイルで追いかけて行くノエルの後ろ姿とそんなノエルを追いかける黄色いボールもといルチルの姿を無言で眺めてました。
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