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婚約者 17 (ラーラルーナ)
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美味しいご飯!キャスバル様とレイをチラ見するだけで食欲湧いちゃう!美味しくって困っちゃう!あー……でも、お腹一杯だわ。
って紅茶とスイーツが出た!ケーキよ!ケーキ!この世界で初のケーキよ!ホント?凄い幸せ!
はぁ……まずは紅茶を一口飲んでからよ!落ち着くのよ、私!
見た目スフレチーズケーキだけど、味はどうなのかしら?それにイチゴジャムが掛けてあるって事は甘さが足りないのかしら?いえ、ジャムは砂糖をかなり使う筈よね。
じゃあ、これは贅沢品じゃないのかしら?やっぱり次期領主ともなればワインもスイーツも当たり前なのかしら?どうしようかしら……私が思うよりも遥にお金持ちだわ。良かった、戦争中じゃなくて。
変えられた木製フォークで少しだけ切り取って……ジャムは付けたいわね。
「ん~っ♡」
上品な甘さ!イチゴジャムも前世の旗印のヤツみたいな感じ!美味し~い!
スイーツは別腹よ!こんなに美味しいスイーツなら幾らでも……は食べられないわね。でも期待しちゃうわ!さっき出て来たのも美味しかったし、エリーゼ様々だわ!
「ウフフ……」
ペロリと完食してしまった。思い返せば食事からスイーツまで、令嬢らしさとは無縁な食べっぷりだったわ……
「ラーラルーナ嬢、お口に合った様で何よりです。気持ちの良い食べっぷりで私は嬉しいです。甘味も気に入って貰えた様ですし、楽しみが増えましたか?」
イケメンスパダリが甘い笑顔で話し掛けて来たわ!食べっぷりの事を気にしてない様だし、寧ろ好感度アップ?それにしても……ク~っ!私、前世ではルーク最推しだったけど旦那様になるキャスバル様は無敵よ!スパダリラバー・レイも礼儀正しいし、言うこと無しだわ!
もう、夜になるし天幕のキャッキャウフフな展開が待ち遠しいわ!
だってだってスパダリの攻め様の感じ、気になるじゃない!レイの受けっぷりも気になる~!もう、どんだけ美味しいの!
この婚約持って来たお父様、きっと神が降臨したのよ!
「ええ!本当に楽しみが多くて……私、早く輿入れしたいですわ」
とびきりの笑顔で答えましたわ!だって今から仲良くなっておきたいじゃない。
「明日も早いですし、早めに休まれると良い」
優し~い♡さすがスパダリは出来が違うわ。
侍女を見れば向こうも食事を済ませてるし、行こっかな。
「はい。では先に休ませて頂きます」
私の言葉と立ち上がる動作で侍女が近くまで来て、私の天幕へと着いてきてくれる。
天幕に入って一段上がって衝立の向こうに行けば、一緒に着いてきてドレスを脱がせてくれる。
置かれていた水桶は金属製で既に水が張ってある。侍女がそこに指を入れて魔法で温める。うちの侍女は細々とした事が出来る様な優秀な者がなってるのよ。
「失礼致します」
サッサと少し熱い湯で湿らせた布で体中を拭いてくれる。まぁね、さすがにお風呂は無理だものね。
頭も布でしっかり拭いて貰ってサッパリしたし、ホント貴族令嬢で良かった。庶民だとこうはいかなかったものね。
夜着を着付けてベッドに潜り込む。
あったかい……フカフカだし、掛け布団は薄い毛布だなって思ったけど全然!凄く軽くて温かい!これ高級品よね?凄くない?私だって侯爵令嬢でお金持ちの筈だけど、この毛布は初めてよ。ビックリ!
「では失礼致します。何卒先様に失礼なぞなさらない様にお願いします」
……相変わらずの塩対応ですね。まぁ、良いですけど。
私の夜のお楽しみは深夜よ!うふふ腐腐……イケメンスパダリ×ホンワカ系イケメン……
「勿論よ。安心して頂戴」
そう言って手をヒラヒラさせてベッドの中から見送る。
さぁ!夜よカモン!
…………気配を消して、注意深く音を拾おうとしたのに全然分からなくって寝落ちしました……
バカ!バカバカバカ!私のバカ!折角のお楽しみ逃しちゃったじゃない!もう!
「お早うございま……す?」
侍女の怪訝な様子も気にならない。だって何にも楽しめなかったんだもん!仕方ない……燃料補給は昼間のさり気ない主従カプのやり取りを逃さない事よ……
「良し!今日も元気に行くわよ!今日は丈の短いドレスにして頂戴!裾が地面につく様なのは止してね、ほら、足首までのがあるでしょ!歩きやすいしアレにして」
「畏まりました」
残念な夜の事は置いといて、気持ちを切り替えて行くわよ!
エイエイオー!
って紅茶とスイーツが出た!ケーキよ!ケーキ!この世界で初のケーキよ!ホント?凄い幸せ!
はぁ……まずは紅茶を一口飲んでからよ!落ち着くのよ、私!
見た目スフレチーズケーキだけど、味はどうなのかしら?それにイチゴジャムが掛けてあるって事は甘さが足りないのかしら?いえ、ジャムは砂糖をかなり使う筈よね。
じゃあ、これは贅沢品じゃないのかしら?やっぱり次期領主ともなればワインもスイーツも当たり前なのかしら?どうしようかしら……私が思うよりも遥にお金持ちだわ。良かった、戦争中じゃなくて。
変えられた木製フォークで少しだけ切り取って……ジャムは付けたいわね。
「ん~っ♡」
上品な甘さ!イチゴジャムも前世の旗印のヤツみたいな感じ!美味し~い!
スイーツは別腹よ!こんなに美味しいスイーツなら幾らでも……は食べられないわね。でも期待しちゃうわ!さっき出て来たのも美味しかったし、エリーゼ様々だわ!
「ウフフ……」
ペロリと完食してしまった。思い返せば食事からスイーツまで、令嬢らしさとは無縁な食べっぷりだったわ……
「ラーラルーナ嬢、お口に合った様で何よりです。気持ちの良い食べっぷりで私は嬉しいです。甘味も気に入って貰えた様ですし、楽しみが増えましたか?」
イケメンスパダリが甘い笑顔で話し掛けて来たわ!食べっぷりの事を気にしてない様だし、寧ろ好感度アップ?それにしても……ク~っ!私、前世ではルーク最推しだったけど旦那様になるキャスバル様は無敵よ!スパダリラバー・レイも礼儀正しいし、言うこと無しだわ!
もう、夜になるし天幕のキャッキャウフフな展開が待ち遠しいわ!
だってだってスパダリの攻め様の感じ、気になるじゃない!レイの受けっぷりも気になる~!もう、どんだけ美味しいの!
この婚約持って来たお父様、きっと神が降臨したのよ!
「ええ!本当に楽しみが多くて……私、早く輿入れしたいですわ」
とびきりの笑顔で答えましたわ!だって今から仲良くなっておきたいじゃない。
「明日も早いですし、早めに休まれると良い」
優し~い♡さすがスパダリは出来が違うわ。
侍女を見れば向こうも食事を済ませてるし、行こっかな。
「はい。では先に休ませて頂きます」
私の言葉と立ち上がる動作で侍女が近くまで来て、私の天幕へと着いてきてくれる。
天幕に入って一段上がって衝立の向こうに行けば、一緒に着いてきてドレスを脱がせてくれる。
置かれていた水桶は金属製で既に水が張ってある。侍女がそこに指を入れて魔法で温める。うちの侍女は細々とした事が出来る様な優秀な者がなってるのよ。
「失礼致します」
サッサと少し熱い湯で湿らせた布で体中を拭いてくれる。まぁね、さすがにお風呂は無理だものね。
頭も布でしっかり拭いて貰ってサッパリしたし、ホント貴族令嬢で良かった。庶民だとこうはいかなかったものね。
夜着を着付けてベッドに潜り込む。
あったかい……フカフカだし、掛け布団は薄い毛布だなって思ったけど全然!凄く軽くて温かい!これ高級品よね?凄くない?私だって侯爵令嬢でお金持ちの筈だけど、この毛布は初めてよ。ビックリ!
「では失礼致します。何卒先様に失礼なぞなさらない様にお願いします」
……相変わらずの塩対応ですね。まぁ、良いですけど。
私の夜のお楽しみは深夜よ!うふふ腐腐……イケメンスパダリ×ホンワカ系イケメン……
「勿論よ。安心して頂戴」
そう言って手をヒラヒラさせてベッドの中から見送る。
さぁ!夜よカモン!
…………気配を消して、注意深く音を拾おうとしたのに全然分からなくって寝落ちしました……
バカ!バカバカバカ!私のバカ!折角のお楽しみ逃しちゃったじゃない!もう!
「お早うございま……す?」
侍女の怪訝な様子も気にならない。だって何にも楽しめなかったんだもん!仕方ない……燃料補給は昼間のさり気ない主従カプのやり取りを逃さない事よ……
「良し!今日も元気に行くわよ!今日は丈の短いドレスにして頂戴!裾が地面につく様なのは止してね、ほら、足首までのがあるでしょ!歩きやすいしアレにして」
「畏まりました」
残念な夜の事は置いといて、気持ちを切り替えて行くわよ!
エイエイオー!
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