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婚約者 7 (ラーラルーナ)
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エリーゼ……悪役令嬢な筈だったけど、バッドエンドを迎えずに実家に帰ったって事よね……
何かおかしいとは思っていた。王国の事も悪役令嬢な筈のエリーゼもゲーム通りじゃなかった。
この照り焼きもスープもエリーゼ発信なら、間違いなくエリーゼは転生者って事よね。
私以外の転生者!どこのどんな人だったのかしら?色んな話しをしたいわ!
それにしてもエリーゼって料理人か何かだったのかしら?ラーメンに唐揚げにギョウザ?唐揚げはそんなに難しくない……いや、前世私が作ってたのは唐揚げ粉に塗して揚げただけだったわ……そうじゃない唐揚げは作った事無かったわー!ぬかったわー!
ラーメンもギョウザも一からとか無理だわ……だってラーメンはインスタントとかだったし、ギョウザも焼くだけのしか作った事無いもの。
エリーゼは一からラーメンやギョウザを?料理好き?
クッ……思ったより清純派で努力家だったらどうしよう……腐女子に対して『キモチワルーイ!』とか言われたらちょっと傷付いちゃうわ。
「ラーラルーナ嬢?」
「ハッ?!」
いけない!キャスバル様と一緒だったわ。折角の攻め様を間近で観察出来るチャンス!棒に振る所だったわ!
「何かしら、キャスバル様?」
「いや、考え込んでいたから本当は口に合わなかったのだろうかと」
「いえ!とんでもないですわ!美味しくて意識が遠のきそうでしたわ!」
誤魔化せたかしら?
ニコッと笑ったわぁ~♡イケメンの笑顔尊い~♡
「ハハハ!そうでしたか。我が家では食後に果物を食べるのですが、さすがに野営では果物は中々食べれなくてね。でも甘い物が欲しくなってしまうから甘味を持ってきているんです。ラーラルーナ嬢、どうですか?」
「甘味ですって!」
甘味ってお菓子の事よね?帝国でも僅かばかりの焼き菓子が出回ってるけど、とにかく甘さが売りのクッキーしかも硬いとかね……正直好きじゃない。
「少量ですが」
目の前に置かれた木皿に三枚のクッキー……でも微かに香るバターの香りに手が伸びてしまう。
だってもしバタークッキーならこの世界初口にするのよ!さっき差し出された砂糖を見れば、砂糖も使われてる筈よね。
どうしよう……期待しかないわ……
「美味しそうですわ」
そう言って一枚手に取って口元に持ってきた時点で美味しいお店のバタークッキーの香りを思い出す。
サクリとした噛みごたえ!バタークッキーの甘さ!まろやかさ!コク!美味しい!
サクサクとつい食べてしまうわ!
口の中の水分が持って行かれるから紅茶を一口飲む。
あ~♡幸せ~♡
あっという間に三枚完食してしまった……もっと食べたかったわ……
「はぁ……とても美味しかったですわ」
「甘味も様々な物があります。我が家に戻ったら母上と一緒にお茶をすると良い、母上はとにかく甘味が好きなので」
「まぁ!お会いするのが楽しみですわ!」
甘味好きって事は所謂スイーツ女子って事よね!どんな甘味があるのかしら?今のバタークッキーなら分かるわ!レベル高い菓子職人がいるってね!
何かおかしいとは思っていた。王国の事も悪役令嬢な筈のエリーゼもゲーム通りじゃなかった。
この照り焼きもスープもエリーゼ発信なら、間違いなくエリーゼは転生者って事よね。
私以外の転生者!どこのどんな人だったのかしら?色んな話しをしたいわ!
それにしてもエリーゼって料理人か何かだったのかしら?ラーメンに唐揚げにギョウザ?唐揚げはそんなに難しくない……いや、前世私が作ってたのは唐揚げ粉に塗して揚げただけだったわ……そうじゃない唐揚げは作った事無かったわー!ぬかったわー!
ラーメンもギョウザも一からとか無理だわ……だってラーメンはインスタントとかだったし、ギョウザも焼くだけのしか作った事無いもの。
エリーゼは一からラーメンやギョウザを?料理好き?
クッ……思ったより清純派で努力家だったらどうしよう……腐女子に対して『キモチワルーイ!』とか言われたらちょっと傷付いちゃうわ。
「ラーラルーナ嬢?」
「ハッ?!」
いけない!キャスバル様と一緒だったわ。折角の攻め様を間近で観察出来るチャンス!棒に振る所だったわ!
「何かしら、キャスバル様?」
「いや、考え込んでいたから本当は口に合わなかったのだろうかと」
「いえ!とんでもないですわ!美味しくて意識が遠のきそうでしたわ!」
誤魔化せたかしら?
ニコッと笑ったわぁ~♡イケメンの笑顔尊い~♡
「ハハハ!そうでしたか。我が家では食後に果物を食べるのですが、さすがに野営では果物は中々食べれなくてね。でも甘い物が欲しくなってしまうから甘味を持ってきているんです。ラーラルーナ嬢、どうですか?」
「甘味ですって!」
甘味ってお菓子の事よね?帝国でも僅かばかりの焼き菓子が出回ってるけど、とにかく甘さが売りのクッキーしかも硬いとかね……正直好きじゃない。
「少量ですが」
目の前に置かれた木皿に三枚のクッキー……でも微かに香るバターの香りに手が伸びてしまう。
だってもしバタークッキーならこの世界初口にするのよ!さっき差し出された砂糖を見れば、砂糖も使われてる筈よね。
どうしよう……期待しかないわ……
「美味しそうですわ」
そう言って一枚手に取って口元に持ってきた時点で美味しいお店のバタークッキーの香りを思い出す。
サクリとした噛みごたえ!バタークッキーの甘さ!まろやかさ!コク!美味しい!
サクサクとつい食べてしまうわ!
口の中の水分が持って行かれるから紅茶を一口飲む。
あ~♡幸せ~♡
あっという間に三枚完食してしまった……もっと食べたかったわ……
「はぁ……とても美味しかったですわ」
「甘味も様々な物があります。我が家に戻ったら母上と一緒にお茶をすると良い、母上はとにかく甘味が好きなので」
「まぁ!お会いするのが楽しみですわ!」
甘味好きって事は所謂スイーツ女子って事よね!どんな甘味があるのかしら?今のバタークッキーなら分かるわ!レベル高い菓子職人がいるってね!
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