上 下
642 / 753

お盆玉SP スーパー銭湯を見たチビナビちゃん達が……

しおりを挟む
「アレは凄いですー!」

「本当ですー!」

「楽しそうですー!」

「私達も入りたいですー!」

「でも温泉一つしか無いですー!」

「残念ですー!」

チビナビちゃん達しょんぼりです。
大きなスーパー銭湯はとても楽しそうなのに、島には作れそうになくてガッカリです。
そんなチビナビちゃん達に天から……ではなく、ボスのナビさんから素敵な言葉が降ってきました。

〈温泉は一つしか無いが、常夏の海なら遊べるでしょう。新しい施設を私がプレゼントしましょう〉

それを聞いたチビナビちゃん達はテンション爆上がりです。

「嬉しいですー!」

「楽しみですー!」

「どんなのかワクワクするですー!」

「いつですー?いつ出来るですー!」

島中のチビナビちゃん達がワァワァしてはしゃいでます。
ナビさんは無限収納に入ってる木材を使って水上コテージをどエライ勢いで作り上げ、浅瀬で水遊び出来るように整えました。
チビナビちゃん達が遊べるなら、マスターエリーゼのテイムメンバーのタマやトラジやピカ太郎も遊べるでしょう。
コテージから飛び込みをしても楽しいでしょう。
常夏の海にはイルカがいるから、イルカ達にチビナビ達が溺れないように指令を出しておきましょう。
それこそイルカ達に乗って遊ぶのも良いでしょう。
ナビはふと思い付いて水上コテージの一カ所に高い高いブランコを作り付けました。
うんと漕げば高くなるブランコ。
チビナビ達はうんと頑丈に作ってあるし、うっかり海に落ちてもイルカ達が救ってくれる。
それこそうんと高くまで漕いで海に飛び込む遊びをしたって良い。
美しく透き通った海に張り出した水上コテージ。
きっとマスターエリーゼも気に入るであろう場所。
ナビは内心クスリと笑う。
無限収納には鉄もある……木製の滑り台を作り、肝心の滑る所の表面だけ鉄を精製して薄く張る。
勿論、着地する場所は砂浜ではなく海の中にする。

〈チビナビ達よ、常夏の海に作り上げたから思いのままに遊んで見るが良い〉

「早いですー!」

「さすがですー!」

「早く行くですー!」

「楽しみですー!」

駆け出すチビナビちゃん達。
そして常夏の海で見た滑り台に水上コテージにブランコ。
海に飛び込み浅瀬……と言ってもチビナビちゃん達からすれば全然浅くありません。
だって水深40~50センチありますから。
でも暑い砂浜にうんと透き通った海での遊びも水上コテージのブランコも滑り台も皆、皆楽しくて大喜びです。
そうして一日ヘトヘトになるまで遊んだチビナビちゃん達でした。

そして翌日チビナビちゃん達は水上コテージに見合う様々な物を張り切って作ってました。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

旦那様、愛人を作ってもいいですか?

ひろか
恋愛
私には前世の記憶があります。ニホンでの四六年という。 「君の役目は魔力を多く持つ子供を産むこと。その後で君も自由にすればいい」 これ、旦那様から、初夜での言葉です。 んん?美筋肉イケオジな愛人を持っても良いと? ’18/10/21…おまけ小話追加

婚約破棄されたら魔法が解けました

かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」 それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。 「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」 あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。 「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」 死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー! ※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です

ヤケになってドレスを脱いだら、なんだかえらい事になりました

杜野秋人
恋愛
「そなたとの婚約、今この場をもって破棄してくれる!」 王族専用の壇上から、立太子間近と言われる第一王子が、声高にそう叫んだ。それを、第一王子の婚約者アレクシアは黙って聞いていた。 第一王子は次々と、アレクシアの不行跡や不品行をあげつらい、容姿をけなし、彼女を責める。傍らに呼び寄せたアレクシアの異母妹が訴えるままに、鵜呑みにして信じ込んだのだろう。 確かに婚約してからの5年間、第一王子とは一度も会わなかったし手紙や贈り物のやり取りもしなかった。だがそれは「させてもらえなかった」が正しい。全ては母が死んだ後に乗り込んできた後妻と、その娘である異母妹の仕組んだことで、父がそれを許可したからこそそんな事がまかり通ったのだということに、第一王子は気付かないらしい。 唯一の味方だと信じていた第一王子までも、アレクシアの味方ではなくなった。 もう味方はいない。 誰への義理もない。 ならば、もうどうにでもなればいい。 アレクシアはスッと背筋を伸ばした。 そうして彼女が次に取った行動に、第一王子は驚愕することになる⸺! ◆虐げられてるドアマットヒロインって、見たら分かるじゃんね?って作品が最近多いので便乗してみました(笑)。 ◆虐待を窺わせる描写が少しだけあるのでR15で。 ◆ざまぁは二段階。いわゆるおまいう系のざまぁを含みます。 ◆全8話、最終話だけ少し長めです。 恋愛は後半で、メインディッシュはざまぁでどうぞ。 ◆片手間で書いたんで、主要人物以外の固有名詞はありません。どこの国とも設定してないんで悪しからず。 ◆この作品はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。 ◆過去作のヒロインと本作主人公の名前が丸被りしてたので、名前を変更しています。(2024/09/03) ◆9/2、HOTランキング11→7位!ありがとうございます! 9/3、HOTランキング5位→3位!ありがとうございます!

だってお義姉様が

砂月ちゃん
恋愛
『だってお義姉様が…… 』『いつもお屋敷でお義姉様にいじめられているの!』と言って、高位貴族令息達に助けを求めて来た可憐な伯爵令嬢。 ところが正義感あふれる彼らが、その意地悪な義姉に会いに行ってみると…… 他サイトでも掲載中。

【完結】お父様に愛されなかった私を叔父様が連れ出してくれました。~お母様からお父様への最後のラブレター~

山葵
恋愛
「エリミヤ。私の所に来るかい?」 母の弟であるバンス子爵の言葉に私は泣きながら頷いた。 愛人宅に住み屋敷に帰らない父。 生前母は、そんな父と結婚出来て幸せだったと言った。 私には母の言葉が理解出来なかった。

忌むべき番

藍田ひびき
恋愛
「メルヴィ・ハハリ。お前との婚姻は無効とし、国外追放に処す。その忌まわしい姿を、二度と俺に見せるな」 メルヴィはザブァヒワ皇国の皇太子ヴァルラムの番だと告げられ、強引に彼の後宮へ入れられた。しかしヴァルラムは他の妃のもとへ通うばかり。さらに、真の番が見つかったからとメルヴィへ追放を言い渡す。 彼は知らなかった。それこそがメルヴィの望みだということを――。 ※ 8/4 誤字修正しました。 ※ なろうにも投稿しています。

「お姉様の赤ちゃん、私にちょうだい?」

サイコちゃん
恋愛
実家に妊娠を知らせた途端、妹からお腹の子をくれと言われた。姉であるイヴェットは自分の持ち物や恋人をいつも妹に奪われてきた。しかし赤ん坊をくれというのはあまりに酷過ぎる。そのことを夫に相談すると、彼は「良かったね! 家族ぐるみで育ててもらえるんだね!」と言い放った。妹と両親が異常であることを伝えても、夫は理解を示してくれない。やがて夫婦は離婚してイヴェットはひとり苦境へ立ち向かうことになったが、“医術と魔術の天才”である治療人アランが彼女に味方して――

処理中です...