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イタズラ天使(笑)

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毎日、義父上に扱き使われて仕事を頑張っている。朝から晩までと言う言葉が近い。早朝は兵舎で鍛錬したり、クワイに乗ったりしてから朝食をとってから仕事なんだけど。疲れる……シュバルツバルト領の繁栄は領主一家の精力的な仕事のおかげだな。先の事を考えたら負けだと分かってるが、もっと忙しくなるな。主にエリーゼのおかげで。過労死だけは避けよう。

「つかれたにゃ?」

「ん?ああ……もう、湯あみも済んだし寝るだけだからノエルも寝て良いんだよ。」

ドサリとベッドにうつ伏せに倒れ込むとノエルが肩の辺りをフミフミしだす。

「あ~気持ち良いなぁ……」

「きもちいいのにゃ!ご主人のやくにたってるにゃ!うれしいにゃ!」

肩と言わず背中も腰もフミフミする。

「ノエル……気持ち良いけど、もう十分だから。」

「だいじょうぶにゃ!まだまだやれるにゃ!」

腰から下の尻までフミフミされた……尻のフミフミ気持ち良かった……今は太股フミフミされてます。

「おわったにゃ!ご主人、ねるにゃ!」

クルリと仰向けになって毛布をバサリと被る。ノエルがモゾモゾと毛布にもぐり込んで来る。何で猫ってこんな風にもぐり込んで来るかな?そんな呑気な事を考えていた罰なのだろうか。それとも素っ裸でいた俺が悪いのか……ノエルは俺の……ルークのルークの脇に頭をセットした。直当たりはヤバイ!

「ノエル、そこはダメだ!」

「なんでにゃ?どうしてだめにゃ?」

当たってる!ノエルの息とか当たってるから!ちょっ!

「にゃ?ご主人のかたちがかわったにゃ!」

両前足でパシッと押さえられた!ピンチ!俺の息子ピンチです!

「ノエル!そこは触らない!何もしたらダメだ!」

「なんでにゃ?」

肉球でポムポムとされてる!俺の息子が元気になってしまう!チクショウ!猫特有のイタズラが俺を追い詰める!そして若い俺の体が無駄にイキってんのかよ!勘弁しろ!無邪気にポムポムしやがって!

「ノエル、触らないって言った。」

毛布を撥ね除けてヒョイとノエルを抱き上げて横に強制移動させ、俺は起き出して個室に向かう。
全く……男の寝間着が簡素なネグリジェ風ってのが受け入れられないんだよな……選択肢がソレかマッパのどっちかがデフォってのがな。パジャマ、何で無いんだろ?作って欲しい。

「ゴメンにゃ-!ご主人!」

「大した事無い、元に戻すだけだから。先に寝てて良いぞ。」


……結局、戻ってきたら姉さん座りで待ってたノエルを腕枕にして寝た。ルチルは籠の中、寝転けていた。平和だな。

「お休み。」

「おやすみにゃ♡」

……今、なんかおかしくなかったか?
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