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もうすぐ節分ですね(*'▽'*)
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季節ネタです(∩´∀`∩)
エリーゼが領地に帰って来てからのイベントとして設定してます。
!これは、こうだったら良いな!と言う作者の希望的観測でのお話です。!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「そろそろ節分の季節ね……」
「にゃっ?せつぶんてなんにゃ?」
「そうにゃ!なんにゃ?おしえるにゃ!」
タマもトラジも尻尾をピンと立てて、私の足に縋りついて聞いてきます。
「そうねぇ……節分って、家からオニって言う悪いモノを追い払って。フクって言う良いモノが来るように叫ぶのよ。オニはー外!フクはー内!ってね。」
「オニはーそとにゃー!フクはーうちにゃ!」
「そうそう、その掛け声と一緒に煎った大豆を撒くのよ。」
「いったダイズにゃ?」
「なんでにゃ?」
「オニが煎った大豆を嫌うからって事らしいわね。」
タマもトラジも目をキラキラさせて、見上げてきます。
「わるいのいったダイズキライにゃ!」
「やるにゃ!いったダイズまくにゃ!」
「ふふふっ……でね、オニを追い出したらその年の吉方位って良い方角に向けて巻き寿司を一気に食べるのよ。」
「まきずしってなんにゃ!」
「まきずしってどんなのにゃ!」
「じゃあ、今からみんなで作ろっか。」
二匹は私の周りでピョンピョンと小躍りしてます。
「やったにゃ!」
「がんばるにゃ!」
厨房に行って、次々と材料を出します。ついでに大豆も出しておきます。
シュバルツバルト領は海の近くなんで、海苔も作らせてます!
脳裏に浮かぶのは、でぇたらぼっちが浜で紙すきしたんだと!ホントー?の映像です。黒っぽい風味の強い海苔が出来てサイコーです。
米も酢もある、中に入れるのはトゥナにキュウリに大葉にエビ……彩り考えて卵焼きも入れて……あんまり具沢山だと、食べるの大変かな?カニとかも入れちゃおっか?
まぁ、幾つか用意して好きなのを巻かせて後で食べようかな。
準備は料理人達に手伝って貰います。料理長はニヤニヤ見てます。
「じゃあタマもトラジも見ててね。これの上に海苔を乗せて、酢飯をこれ位乗せます。で、食べたい具を幾つか乗せて……こっちからこう!巻く……で巻けたら、こう……四角くなる感じでキュッキュッて軽く押さえて…………で、これを外したら出来上がり。食べる時はこう持って、黙って願い事を思いながら食べるの。」
ナビさん吉方位って分かる?
〈マスターの右手を横に真っ直ぐ伸ばして下さい。人差し指を立てて。…………その人差し指の指先ご吉方位です。〉
「私の指先の方向が吉方位よ。」
「さすがご主人にゃ!」
「すごいにゃ!」
なぜか料理人達もザワザワしてます。これは後から食べちゃうかもです。
「じゃあ、タマもトラジも作ってみて。」
大豆は煎って貰ったし、巻き寿司を部屋に持って行って節分の気分的だけでも味わいましょう。
オニ役居ないし、何も無くても良いでしょ。
部屋について、バルコニーへと続く窓を開く……オニじゃないけど、エリックが居ました。端っこに縄ばしごが掛けてあります。
「ほら、豆を撒くわよー。」
豆を入れた可愛らしい器を手に持ち、エリックに向かって全力投球です。野郎、何のつもりで来た!犬がっ!
「オニはー外!福はー内!」
「「オニはーそとにゃ!フクはーうちにゃ!」」
肉球なんで豆がちょっとしか掴めない……しかも飛ばない……時々肉球から豆がこぼれ落ちる……可愛い……!
「ちょっ!まっ!あっ!」
そう言いながら縄ばしごを下りて行きました。
「ヨイショッ!」
縄ばしごは外しておきます。
吉方位は……と。
〈室内からバルコニーに向かう方向です。〉
「さ、中に入りましょう。」
バルコニーから室内に戻り、窓を閉め鍵を掛けておきます。
「ここから外を向いて、巻き寿司食べましょう。」
ハグ……と食べ出します。タマもトラジもハムンハムンしながら食べてます。
おひげも尻尾も耳もビンビンです。
「……しっ!食べたぁ!」
「たべたにゃ!」
「ボクもたべたにゃ!」
「後、豆を年の分だけ食べると良いって言うけど……適当に食べたら良いと思うのよ。食べたかったら食べて良いわよ。」
「たべてみたいにゃ!」
「きになってたにゃ!」
だってタマの年齢食べたら、お腹いっぱい所か食べきれないわ。
ポリポリと小気味の良い音が聞こえる。
節分も結構良い行事よね。
エリーゼが領地に帰って来てからのイベントとして設定してます。
!これは、こうだったら良いな!と言う作者の希望的観測でのお話です。!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「そろそろ節分の季節ね……」
「にゃっ?せつぶんてなんにゃ?」
「そうにゃ!なんにゃ?おしえるにゃ!」
タマもトラジも尻尾をピンと立てて、私の足に縋りついて聞いてきます。
「そうねぇ……節分って、家からオニって言う悪いモノを追い払って。フクって言う良いモノが来るように叫ぶのよ。オニはー外!フクはー内!ってね。」
「オニはーそとにゃー!フクはーうちにゃ!」
「そうそう、その掛け声と一緒に煎った大豆を撒くのよ。」
「いったダイズにゃ?」
「なんでにゃ?」
「オニが煎った大豆を嫌うからって事らしいわね。」
タマもトラジも目をキラキラさせて、見上げてきます。
「わるいのいったダイズキライにゃ!」
「やるにゃ!いったダイズまくにゃ!」
「ふふふっ……でね、オニを追い出したらその年の吉方位って良い方角に向けて巻き寿司を一気に食べるのよ。」
「まきずしってなんにゃ!」
「まきずしってどんなのにゃ!」
「じゃあ、今からみんなで作ろっか。」
二匹は私の周りでピョンピョンと小躍りしてます。
「やったにゃ!」
「がんばるにゃ!」
厨房に行って、次々と材料を出します。ついでに大豆も出しておきます。
シュバルツバルト領は海の近くなんで、海苔も作らせてます!
脳裏に浮かぶのは、でぇたらぼっちが浜で紙すきしたんだと!ホントー?の映像です。黒っぽい風味の強い海苔が出来てサイコーです。
米も酢もある、中に入れるのはトゥナにキュウリに大葉にエビ……彩り考えて卵焼きも入れて……あんまり具沢山だと、食べるの大変かな?カニとかも入れちゃおっか?
まぁ、幾つか用意して好きなのを巻かせて後で食べようかな。
準備は料理人達に手伝って貰います。料理長はニヤニヤ見てます。
「じゃあタマもトラジも見ててね。これの上に海苔を乗せて、酢飯をこれ位乗せます。で、食べたい具を幾つか乗せて……こっちからこう!巻く……で巻けたら、こう……四角くなる感じでキュッキュッて軽く押さえて…………で、これを外したら出来上がり。食べる時はこう持って、黙って願い事を思いながら食べるの。」
ナビさん吉方位って分かる?
〈マスターの右手を横に真っ直ぐ伸ばして下さい。人差し指を立てて。…………その人差し指の指先ご吉方位です。〉
「私の指先の方向が吉方位よ。」
「さすがご主人にゃ!」
「すごいにゃ!」
なぜか料理人達もザワザワしてます。これは後から食べちゃうかもです。
「じゃあ、タマもトラジも作ってみて。」
大豆は煎って貰ったし、巻き寿司を部屋に持って行って節分の気分的だけでも味わいましょう。
オニ役居ないし、何も無くても良いでしょ。
部屋について、バルコニーへと続く窓を開く……オニじゃないけど、エリックが居ました。端っこに縄ばしごが掛けてあります。
「ほら、豆を撒くわよー。」
豆を入れた可愛らしい器を手に持ち、エリックに向かって全力投球です。野郎、何のつもりで来た!犬がっ!
「オニはー外!福はー内!」
「「オニはーそとにゃ!フクはーうちにゃ!」」
肉球なんで豆がちょっとしか掴めない……しかも飛ばない……時々肉球から豆がこぼれ落ちる……可愛い……!
「ちょっ!まっ!あっ!」
そう言いながら縄ばしごを下りて行きました。
「ヨイショッ!」
縄ばしごは外しておきます。
吉方位は……と。
〈室内からバルコニーに向かう方向です。〉
「さ、中に入りましょう。」
バルコニーから室内に戻り、窓を閉め鍵を掛けておきます。
「ここから外を向いて、巻き寿司食べましょう。」
ハグ……と食べ出します。タマもトラジもハムンハムンしながら食べてます。
おひげも尻尾も耳もビンビンです。
「……しっ!食べたぁ!」
「たべたにゃ!」
「ボクもたべたにゃ!」
「後、豆を年の分だけ食べると良いって言うけど……適当に食べたら良いと思うのよ。食べたかったら食べて良いわよ。」
「たべてみたいにゃ!」
「きになってたにゃ!」
だってタマの年齢食べたら、お腹いっぱい所か食べきれないわ。
ポリポリと小気味の良い音が聞こえる。
節分も結構良い行事よね。
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