103 / 753
旅路 ルーク頑張る!
しおりを挟む
俺はエリーゼの声援を受けて、向こうで仕留めた牙猪の剥ぎ取りに向かう。
シュバルツバルト候が張り切って陣頭指揮をしているな……やっぱり娘に頼られる父親って特別なのかね?
「ご主人、どうしたにゃ?」
ノエルがグイッと背を伸ばして聞いて来る。
頭をと言うか、耳の裏辺りを指先で掻く。
「どうもしないよ、こっちであの牙猪をバラす手伝いをしないとな……さ、行こうか。」
キャスバルを探して歩き出すと、エリーゼと一緒に倒した大牙猪の剥ぎ取りに取り掛かっていた……しかも何人もの人が群がってる……改めて見ると、あのサイズは無いな……デカ過ぎる…………
「おっ!ルークも来たのか、あっちで待っていても良かったのにどうした?」
「あぁ、キャスバル!向こうで討伐したやつを俺の持ってるアイテムバッグに入れたらどうかと思って来たんだ。後、バラす手伝いをしてみたいと思って。」
うん、嘘は言ってない。
キャスバルが凄い笑顔で俺を見つめるけど、本音を言えば止めて欲しい。
色気が凄すぎて、何だか居たたまれない。
「助かる!あっちに分けたヤツがある、どんどんしまってくれ!全部向こうではらわたは置いてきたから、安心してくれ。」
……よくよく見ると、髪やら顔に血がついてらー……ヘタにイケメンだから、猟奇的だな。
逆らわず言う事を聞くのが得策だな、一応真ん中辺りに纏めているがあっちもこっちもバラしまくってるな……片っ端からしまって行くか。
「分かった、じゃあ行ってくる。ノエル、まずは真ん中辺りのヤツから片付けるぞ。」
軽く走って肉・骨・毛皮・牙と分けられた塊をどんどんアイテムバッグにしまっていく。
ちょっと手が届かない物はノエルが持って来てくれる、気の利くお供で非常に助かるし嬉しい。
…………取って入れての単純作業なのに疲れてきた……単純作業だからか?
「ルーク!デカ物が終わった、こっちに来てくれ!」
おっ!大牙猪の剥ぎ取り終了か、どれどれ…………バラすとエグい量だな…………
「随分ありますね……」
「あぁ、だが味は良い。旅の間のご馳走様だな。」
「なる程、人数も多いですし食べきれますね。」
大きいだけあって、何もかもがデカい……ノエルに持たせる訳にはいかないから待たせた……ん?笛?…………ハッとなってノエルを見るとノエルが笛を吹いてます。回復笛だよ、ありがとうノエル!疲れも吹き飛ぶよ!癒されるしな!
「ん?疲れが取れた……?まさか……」
「えぇ、この笛です。僅かですが疲れが取れます。」
キャスバルは気が付くのが早い、さすが次期侯爵と言う訳か。一緒にいた隊員達もニコニコしてノエルを見ている、ある意味アイドルだな……と思う。
「有能だな、エリーゼも連れていたし……俺はレイ以外を連れて歩こうとは思わんがルークとエリーゼは気が合うんだな。」
「そこぉ!余計な事を言うなぁっ!!」
……父親とは娘の恋愛事情には敏感だと言うが、侯爵のコレは入り婿に対するジェラシーを感じる(笑)名ばかりの婚約者だが、俺がエリーゼを好きなのがバレてるんだろうな。
「父上も大概諦めませんね!エリーゼの将来を考えたらルークが1番良い相手だって分かるでしょう!」
「分かってる!だが、俺の気持ちも考えろ!今まで我慢してきたんだ!」
何となく嫌な流れだな……早くしまって行こう……
「我慢してたのは父上だけじゃありませんよ!俺もトールも我慢してたんだからな!母上に至っては我慢のし過ぎで、何度俺達が怖い目にあったと思ってるんですか!」
「バカヤロウ!怖い目にあったのは俺もだろうが!むしろ俺の方が多いわ!」
あ……アホな親子げんかになる悪寒……
「おーい!こっちも終わったぞー!来てくれ-!」
トールに呼ばれた!なんて良いタイミングだ!
「ノエル、あっちだ!」
早急に離脱だ!走って離れるがまだ何かブツブツ言ってるのが聞こえたけど、聞こえない所まで逃げておこう!
「待たせた、ここにあるので終わりか?」
「あぁ、皆で解体したから早かったな。悪かったな、助かるよ。向こうは放っておいて構わないよ、ちょっとしたヤキモチだからさ。……エリーゼの事、頼む……可愛い妹だからさ、ルークが良いヤツで良かったと思ってる。」
トール……いずれ兄上になるキャスバルと言い、候は子育てが上手いんだな……そこは見習わなければいけない美点だ。
「ありがとうございます、まだ正式な婚約者ではありませんが本音を言えばエリーゼ嬢……いえ、エリーゼと末永く共に居たいと思ってます。」
ニカッと笑うトールはチャラ王子みたいだが、見た目と言うか雰囲気が柔らかいからそんな風に見えるだけで中身は硬派な好人物だと思ってる。
「おぅ!頼んだ!やっぱり、王都から離れて貴族の目が無い方が楽だわ。貴族らしい言葉遣いとか立ち居振る舞いとか、堅苦しいな……荒いが許してくれ。」
「俺も本当は皇子らしく振る舞うのは得意じゃないんで、気安く接して貰える方がありがたいです。」
俺もハハッと笑う、いつの間にか近くに寄って来ていた隊員達も笑っていた。
「ご主人!早くしまうにゃ!」
「おっ!悪かった!」
ノエルに催促されて残っていた解体済みの物をじゃんじゃんしまう。
全部しまい終えると向こうから候とキャスバルが歩いて来た。
「しまい終わったようだな、じゃあ本隊に帰って休むか。いつも通り交代で警戒に当たってくれ。ルーク!狭く感じるかも知れんが、俺の馬車に来い。」
え?…………候と一緒の馬車に…………ゾクリと寒気が腰の辺りから登ってくる……なんでだ…………
「はい、ありがとうございます。」
気を遣ってくれたんだろう、ありがたいのだが何故悪寒が去らないのか……気にしたら負けな気がする…………
「よし!後は任せたぞ!」
ーおぉぉぅぅ!ー
隊員達が一斉に応える姿に、胸が熱くなる……俺はこの人の義理の息子になるんだ、もっと鍛えて認められるようになりたい!そう思った。
「行くぞ!」
キャスバルに声を掛けられ。
「大丈夫だ、気に入られてる。」
トールに言われ、肩を叩かれる。
俺はノエルと手を繋いで、後を付いて行く。
朗らかに笑う候とキャスバルとトールが俺を待っていてくれた、その姿に胸が暖かくなる。
追いつくと候は又ノエルをヒョイと抱き上げ、俺はノエルと繋いでいた手が離れると思ったが候は俺の隣を俺に合わせて歩いてくれた。
「いつか子供が出来たら、分かる。」
そう言われ、候の……父の……夫としての振る舞いの一端を学んだ。
シュバルツバルト候が張り切って陣頭指揮をしているな……やっぱり娘に頼られる父親って特別なのかね?
「ご主人、どうしたにゃ?」
ノエルがグイッと背を伸ばして聞いて来る。
頭をと言うか、耳の裏辺りを指先で掻く。
「どうもしないよ、こっちであの牙猪をバラす手伝いをしないとな……さ、行こうか。」
キャスバルを探して歩き出すと、エリーゼと一緒に倒した大牙猪の剥ぎ取りに取り掛かっていた……しかも何人もの人が群がってる……改めて見ると、あのサイズは無いな……デカ過ぎる…………
「おっ!ルークも来たのか、あっちで待っていても良かったのにどうした?」
「あぁ、キャスバル!向こうで討伐したやつを俺の持ってるアイテムバッグに入れたらどうかと思って来たんだ。後、バラす手伝いをしてみたいと思って。」
うん、嘘は言ってない。
キャスバルが凄い笑顔で俺を見つめるけど、本音を言えば止めて欲しい。
色気が凄すぎて、何だか居たたまれない。
「助かる!あっちに分けたヤツがある、どんどんしまってくれ!全部向こうではらわたは置いてきたから、安心してくれ。」
……よくよく見ると、髪やら顔に血がついてらー……ヘタにイケメンだから、猟奇的だな。
逆らわず言う事を聞くのが得策だな、一応真ん中辺りに纏めているがあっちもこっちもバラしまくってるな……片っ端からしまって行くか。
「分かった、じゃあ行ってくる。ノエル、まずは真ん中辺りのヤツから片付けるぞ。」
軽く走って肉・骨・毛皮・牙と分けられた塊をどんどんアイテムバッグにしまっていく。
ちょっと手が届かない物はノエルが持って来てくれる、気の利くお供で非常に助かるし嬉しい。
…………取って入れての単純作業なのに疲れてきた……単純作業だからか?
「ルーク!デカ物が終わった、こっちに来てくれ!」
おっ!大牙猪の剥ぎ取り終了か、どれどれ…………バラすとエグい量だな…………
「随分ありますね……」
「あぁ、だが味は良い。旅の間のご馳走様だな。」
「なる程、人数も多いですし食べきれますね。」
大きいだけあって、何もかもがデカい……ノエルに持たせる訳にはいかないから待たせた……ん?笛?…………ハッとなってノエルを見るとノエルが笛を吹いてます。回復笛だよ、ありがとうノエル!疲れも吹き飛ぶよ!癒されるしな!
「ん?疲れが取れた……?まさか……」
「えぇ、この笛です。僅かですが疲れが取れます。」
キャスバルは気が付くのが早い、さすが次期侯爵と言う訳か。一緒にいた隊員達もニコニコしてノエルを見ている、ある意味アイドルだな……と思う。
「有能だな、エリーゼも連れていたし……俺はレイ以外を連れて歩こうとは思わんがルークとエリーゼは気が合うんだな。」
「そこぉ!余計な事を言うなぁっ!!」
……父親とは娘の恋愛事情には敏感だと言うが、侯爵のコレは入り婿に対するジェラシーを感じる(笑)名ばかりの婚約者だが、俺がエリーゼを好きなのがバレてるんだろうな。
「父上も大概諦めませんね!エリーゼの将来を考えたらルークが1番良い相手だって分かるでしょう!」
「分かってる!だが、俺の気持ちも考えろ!今まで我慢してきたんだ!」
何となく嫌な流れだな……早くしまって行こう……
「我慢してたのは父上だけじゃありませんよ!俺もトールも我慢してたんだからな!母上に至っては我慢のし過ぎで、何度俺達が怖い目にあったと思ってるんですか!」
「バカヤロウ!怖い目にあったのは俺もだろうが!むしろ俺の方が多いわ!」
あ……アホな親子げんかになる悪寒……
「おーい!こっちも終わったぞー!来てくれ-!」
トールに呼ばれた!なんて良いタイミングだ!
「ノエル、あっちだ!」
早急に離脱だ!走って離れるがまだ何かブツブツ言ってるのが聞こえたけど、聞こえない所まで逃げておこう!
「待たせた、ここにあるので終わりか?」
「あぁ、皆で解体したから早かったな。悪かったな、助かるよ。向こうは放っておいて構わないよ、ちょっとしたヤキモチだからさ。……エリーゼの事、頼む……可愛い妹だからさ、ルークが良いヤツで良かったと思ってる。」
トール……いずれ兄上になるキャスバルと言い、候は子育てが上手いんだな……そこは見習わなければいけない美点だ。
「ありがとうございます、まだ正式な婚約者ではありませんが本音を言えばエリーゼ嬢……いえ、エリーゼと末永く共に居たいと思ってます。」
ニカッと笑うトールはチャラ王子みたいだが、見た目と言うか雰囲気が柔らかいからそんな風に見えるだけで中身は硬派な好人物だと思ってる。
「おぅ!頼んだ!やっぱり、王都から離れて貴族の目が無い方が楽だわ。貴族らしい言葉遣いとか立ち居振る舞いとか、堅苦しいな……荒いが許してくれ。」
「俺も本当は皇子らしく振る舞うのは得意じゃないんで、気安く接して貰える方がありがたいです。」
俺もハハッと笑う、いつの間にか近くに寄って来ていた隊員達も笑っていた。
「ご主人!早くしまうにゃ!」
「おっ!悪かった!」
ノエルに催促されて残っていた解体済みの物をじゃんじゃんしまう。
全部しまい終えると向こうから候とキャスバルが歩いて来た。
「しまい終わったようだな、じゃあ本隊に帰って休むか。いつも通り交代で警戒に当たってくれ。ルーク!狭く感じるかも知れんが、俺の馬車に来い。」
え?…………候と一緒の馬車に…………ゾクリと寒気が腰の辺りから登ってくる……なんでだ…………
「はい、ありがとうございます。」
気を遣ってくれたんだろう、ありがたいのだが何故悪寒が去らないのか……気にしたら負けな気がする…………
「よし!後は任せたぞ!」
ーおぉぉぅぅ!ー
隊員達が一斉に応える姿に、胸が熱くなる……俺はこの人の義理の息子になるんだ、もっと鍛えて認められるようになりたい!そう思った。
「行くぞ!」
キャスバルに声を掛けられ。
「大丈夫だ、気に入られてる。」
トールに言われ、肩を叩かれる。
俺はノエルと手を繋いで、後を付いて行く。
朗らかに笑う候とキャスバルとトールが俺を待っていてくれた、その姿に胸が暖かくなる。
追いつくと候は又ノエルをヒョイと抱き上げ、俺はノエルと繋いでいた手が離れると思ったが候は俺の隣を俺に合わせて歩いてくれた。
「いつか子供が出来たら、分かる。」
そう言われ、候の……父の……夫としての振る舞いの一端を学んだ。
95
お気に入りに追加
6,716
あなたにおすすめの小説
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
旦那様、愛人を作ってもいいですか?
ひろか
恋愛
私には前世の記憶があります。ニホンでの四六年という。
「君の役目は魔力を多く持つ子供を産むこと。その後で君も自由にすればいい」
これ、旦那様から、初夜での言葉です。
んん?美筋肉イケオジな愛人を持っても良いと?
’18/10/21…おまけ小話追加
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
王子妃だった記憶はもう消えました。
cyaru
恋愛
記憶を失った第二王子妃シルヴェーヌ。シルヴェーヌに寄り添う騎士クロヴィス。
元々は王太子であるセレスタンの婚約者だったにも関わらず、嫁いだのは第二王子ディオンの元だった。
実家の公爵家にも疎まれ、夫となった第二王子ディオンには愛する人がいる。
記憶が戻っても自分に居場所はあるのだろうかと悩むシルヴェーヌだった。
記憶を取り戻そうと動き始めたシルヴェーヌを支えるものと、邪魔するものが居る。
記憶が戻った時、それは、それまでの日常が崩れる時だった。
★1話目の文末に時間的流れの追記をしました(7月26日)
●ゆっくりめの更新です(ちょっと本業とダブルヘッダーなので)
●ルビ多め。鬱陶しく感じる方もいるかも知れませんがご了承ください。
敢えて常用漢字などの読み方を変えている部分もあります。
●作中の通貨単位はケラ。1ケラ=1円くらいの感じです。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界の創作話です。時代設定、史実に基づいた話ではありません。リアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義です。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。登場人物、場所全て架空です。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
ヤケになってドレスを脱いだら、なんだかえらい事になりました
杜野秋人
恋愛
「そなたとの婚約、今この場をもって破棄してくれる!」
王族専用の壇上から、立太子間近と言われる第一王子が、声高にそう叫んだ。それを、第一王子の婚約者アレクシアは黙って聞いていた。
第一王子は次々と、アレクシアの不行跡や不品行をあげつらい、容姿をけなし、彼女を責める。傍らに呼び寄せたアレクシアの異母妹が訴えるままに、鵜呑みにして信じ込んだのだろう。
確かに婚約してからの5年間、第一王子とは一度も会わなかったし手紙や贈り物のやり取りもしなかった。だがそれは「させてもらえなかった」が正しい。全ては母が死んだ後に乗り込んできた後妻と、その娘である異母妹の仕組んだことで、父がそれを許可したからこそそんな事がまかり通ったのだということに、第一王子は気付かないらしい。
唯一の味方だと信じていた第一王子までも、アレクシアの味方ではなくなった。
もう味方はいない。
誰への義理もない。
ならば、もうどうにでもなればいい。
アレクシアはスッと背筋を伸ばした。
そうして彼女が次に取った行動に、第一王子は驚愕することになる⸺!
◆虐げられてるドアマットヒロインって、見たら分かるじゃんね?って作品が最近多いので便乗してみました(笑)。
◆虐待を窺わせる描写が少しだけあるのでR15で。
◆ざまぁは二段階。いわゆるおまいう系のざまぁを含みます。
◆全8話、最終話だけ少し長めです。
恋愛は後半で、メインディッシュはざまぁでどうぞ。
◆片手間で書いたんで、主要人物以外の固有名詞はありません。どこの国とも設定してないんで悪しからず。
◆この作品はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆過去作のヒロインと本作主人公の名前が丸被りしてたので、名前を変更しています。(2024/09/03)
◆9/2、HOTランキング11→7位!ありがとうございます!
9/3、HOTランキング5位→3位!ありがとうございます!
だってお義姉様が
砂月ちゃん
恋愛
『だってお義姉様が…… 』『いつもお屋敷でお義姉様にいじめられているの!』と言って、高位貴族令息達に助けを求めて来た可憐な伯爵令嬢。
ところが正義感あふれる彼らが、その意地悪な義姉に会いに行ってみると……
他サイトでも掲載中。
王太子の子を孕まされてました
杏仁豆腐
恋愛
遊び人の王太子に無理やり犯され『私の子を孕んでくれ』と言われ……。しかし王太子には既に婚約者が……侍女だった私がその後執拗な虐めを受けるので、仕返しをしたいと思っています。
※不定期更新予定です。一話完結型です。苛め、暴力表現、性描写の表現がありますのでR指定しました。宜しくお願い致します。ノリノリの場合は大量更新したいなと思っております。
【完結】お父様に愛されなかった私を叔父様が連れ出してくれました。~お母様からお父様への最後のラブレター~
山葵
恋愛
「エリミヤ。私の所に来るかい?」
母の弟であるバンス子爵の言葉に私は泣きながら頷いた。
愛人宅に住み屋敷に帰らない父。
生前母は、そんな父と結婚出来て幸せだったと言った。
私には母の言葉が理解出来なかった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる