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上級使用人用食堂にて

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上級使用人食堂で、皆がラーメンを食べようとしてます。
日常風景の会話を聞いてます…………

エミリ 「今日は皆、お疲れさま。さ、頂きましょう。」

アニス 「すっごい美味しそう!」

レイ 「ええ、本当に美味しそうですね。」

フレイ 「今日のラーメン、すんごいチャーシューが厚い!」

アレク 「フレイは本当にチャーシュー好きですね。」

アニス 「母さま、ラー油取って!」

シンシア 「はい、アニス。ラー油。」

アニス 「シンシア、ありがとう!」

ソニア 「アニス、幸せそう。」

アニス 「はいっ!美味しいもの、お腹いっぱい食べれて幸せ!エリーゼ様が婚姻しなくて幸せ!領地に帰れるのも幸せ!幸せがいっぱいで、幸せ!」

エミリ 「………娘が可愛くて幸せ………」

アレク 「妻と娘が可愛くて幸せ…………」

ソニア 「アニスが幸せそうで、私も幸せよ!」

フレイ 「あれっ?俺がチャーシュー沢山食べれて可愛いって言ってくれないの?」

ソニア 「え?言うと思ってるの?」

フレイ 「思ってない。」

ソニア 「フレイが可愛くて幸せ!ってトール様に言って貰えば良い。」

レイ 「そうだね、トール様なら言ってくれるかも。」

フレイ 「レイはキャスバル様に可愛がられて幸せ!なんだろ。」

レイ 「当たり前だよ。シンシアにも可愛がられてるしね、俺は幸せ者なんだよ。」

シンシア 「料理長ーーーーーー!!ラーメンおかわりーーー!!」

レイ 「シンシア、流石だね。料理長ーーーー!俺もーーーー!」

フレイ 「料理長ーーー!!!チャーシュー蓋でよろしくーーーー!!!」

料理長 「はえーーーーぞ!ギョーザ食って待っとけ!」

執事 「食べてるね、フレイ……トール様にチャーシュー蓋の事、バレたから。」

フレイ 「え?トッ………トール様、なんて………」

執事 「覚悟しろ………と。では、料理長に伝えないと。」

フレイ 「やっべ………今日は寝かせて貰えないかも………」

ソニア 「たっぷりトール様に絞って貰え。明日から馬車旅、今晩はヤリダメだろ?泊まり上等!」

フレイ 「ソニア!俺を助けようって気持ちは無いの!」

アレク 「ハハハ、皆今日は泊まりでしょう。」

フレイ 「アレクさんもですか?」

アレク 「ええ、当然です。エミリは奥様の所に泊まりですしね。」

シンシア 「私は子供達と部屋に帰ります。おかわり食べたら、子供部屋に迎えに行って離れに帰るから。」

レイ 「すまない。子供達の事、頼んだよ。」

アニス 「最近のエリーゼ様、ちょっと構ってくれなくて寂しいんだよね……」

エミリ 「そうね、お変わりなって雰囲気が随分変わられたものね。少しアニスから、おねだりしてみたら?寂しいって伝えるのも大事よ。」

アニス 「母さま……うん、エリーゼ様におねだりしてみる!」

フレイ 「アニスのそういうトコ、可愛いよね。」

アレク 「お前にはソニアが居るだろう。冗談でも、うちの可愛いアニスにチョッカイ掛けるなよ。」

フレイ 「殺気漏れてる!かけねぇよ!」

ソニア 「アレク、安心して。そんな事したら、お仕置きしておくから。」

フレイ 「ヤメロよ!ソニアのお仕置きとか、冗談抜きでオカシクなる。」

シンシア 「そうなの?」

ソニア 「シルヴァニアのお仕置きだから。」

シンシア 「なる程。」

エミリ 「何、使ってるの?」

ソニア 「ロックワームの魔道具、あれが1番フレイに効く。」

フレイ 「ヤメロよ!アレ、本当にダメだって!」

エミリ 「ロックスネークじゃないのね?」

シンシア 「新しいヤツですか?」

ソニア 「何ソレ?気になる。」

エミリ 「新しいヤツよ。ワームより太くて頭が在るのよ。奥様に最近届いたのよ、今度お願いしたら良いわ。」

ソニア 「そうする。奥様の責めは凄くて、溶ける。沢山可愛がって貰えるエミリが羨ましい。」

シンシア 「確かに奥様の責めは凄い。意識が飛ぶ。」

エミリ 「里1番と言っても良い位に責めるのがお上手だから………」

フレイ 「そんなになのか………?ソニアの責めより、凄いのか?」

ソニア 「比べ物にならないから!私より遙かに凄い責めを為さるのよ!」

エミリ 「そうね……ソニアの3倍は凄い責めね。」

ソニア 「……………フレイ…………想像したのか?でも、今日はトール様に責められるんだろう?楽しみだな!」

フレイ 「うん…………」

レイ 「なんか………ちょっとフレイが羨ましいかな?」

フレイ 「え?レイ……どうした?」

レイ 「最近のキャスバル様は、あまり責め立てて下さらないので……」

アレク 「レイ、そんな時はいやらしくおねだりするのが大事だぞ。」

レイ 「いやらしく……ですか?その……例えば………どんな風にですか?」

アレク 「レイはキャスバル様のを舐めしゃぶった事はあるか?」

レイ 「いえ、ありません。」

アレク 「そうか、跪いて舐めしゃぶっりながらねだるんだ。ベッドの上ならば尻を見せるようにして、くねらせるんだ。割とこれでいける。」

レイ 「なる程!今日、さっそく試してみます。」

フレイ 「スゲェ………アレクさんの技、今度俺もやってみよう………」

シンシア 「レイ、しゃぶってる時に上目遣いでおねだりするのが良い!普段がマジメそうだから、いやらしさを出してくと燃える!レイの上目遣いは可愛い!」

レイ 「そうかい?なら、やってみるよ。」

フレイ 「仲良いね。」

レイ 「まぁね。」

シンシア 「フレイとソニアも仲良しじゃない、何だかんだ言っても従者同士で良い事尽くしだと思うわよ。」

アレク 「そうですね、お互い情報交換したり事情も分かっているから色々察しやすいね。」

エミリ 「そうねぇ……説明が省けるのは楽よねぇ。」

アニス 「………私、あぶれてる……?」

エミリ 「どうかしら?ルーク殿下の従者がこちらに来てない以上、分からないわよ。」

アニス 「ルーク殿下とエリーゼ様、くっつくかなぁ?」

エミリ 「多分ね。そんな気がする。」

アレク 「エミリの勘は当たるからね、心構えだけはしとこうか。」

レイ 「そうですね、分かりました。」

フレイ 「ん。了解です。」

シンシア 「………お二人は、私達が思うよりも仲が良くなるのかも……」

ソニア 「近い気がする……」

アニス 「母さまだけじゃなくて、シンシアとソニアもそう言うなら私もちゃんとしなきゃ………」

エミリ 「アニス、今はエリーゼ様に可愛がって貰う事だけで良いんじゃない?」

執事 「フレイ、最新版の魔物図鑑持ってサロン。」

フレイ 「今、食べ終わった。大急ぎで持ってく。」

シンシア 「はっや!返事と共に消えたわ。何だかんだトール様が1番なのよね。」

ソニア 「そこがフレイの良いとこ。でなきゃ、一緒にならない。」

シンシア 「愛してるわねぇ。ま、そこは私も同じね。」

レイ 「すまない。でも、シンシアも子供達も大切だよ。」

シンシア 「分かってるって。」

アニス 「リンゴのシャーベット、美味しい!」

エミリ 「本当ねぇ、さっぱりするわぁ。」

アレク 「あんまり甘くなくて、良いね。」

レイ 「親子仲良くて、良いですね。」

アレク 「ありがとう。レイもそのうち、こんな感じになるんじゃないかな?」

シンシア 「もう少し掛かりますよ。気が早いです。」

アレク 「そうか?子供が大きくなるのはあっという間だよ。」

エミリ 「そうね。」

アニス 「リンゴのシャーベット、おかわりーーー!」

エミリ 「食べ過ぎると、体が冷えるわよ。」

アニス 「ん。ちょっと廊下で走り込む……お先です!」

エミリ 「しょうがない子ねぇ……」

アレク 「そこがアニスの良いところだろう。」

エミリ 「そうね。そろそろ私達もゆっくり、あちらに移動しましょうか。」


アレク・エミリ・レイ・シンシア・ソニアは立ち上がり、二手に分かれる。
サロンに向かう者とそうじゃない者と。
思ったより、皆さん仲良いですね。
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