旅する立ち歩きネコ

竹本 芳生

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「うるせーぞ!」

「そんな事よりオスカー!シルバが何言ってるか分かるんだ!」

「えっ?!」

ごはんをつくってたオスカーがゆっくりちかずいてきたにゃ。

「本当か?シルバって、この立ち歩きネコの名前か?」

「そうにゃ!エルがつけてくれたにゃ!」

「うお!本当だ!何でだ?」

「わからにゃいにゃ。おでこつけて、にゃまえつけてくれたにゃ!そしたらチカッてしたにゃ!」

「うん、良く分からんがエル。シルバ連れて歩く気か?」

「おう!」

「シリウス!エルが立ち歩きネコ連れて行くってさ!」

はにゃれたところにいたシリウスをよんだみたいにゃ。
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