164 / 207
助っ人
助っ人
しおりを挟む
「本当に――二刀列警、ご本人だね……」
尋問室の小窓越しに、その人物が名乗る者と面識があるヒロシは、報告にあった人物の顔を確認し、頷きながらそう言った。
苦笑いの理由は――その人物、ハヤトが凄まじい勢いで、出された大皿に載った粉餅を食べているからである。
「すっ、すいません……
『潔く捕まってやるから、とりあえず何か喰わせてくれっ!」
――そう、言われたので……」
ハヤトを捕縛したという六番隊員は、手柄を挙げたというのに、腰を低くして頭を下げる。
「――おっ!、話が通じそうなヤツが居たね♪、おいっ!、ヒロシっ!、入って来いっ!」
粉餅を喰う勢いを緩めたハヤトは、小窓を覗いたヒロシを視認すると、何やら手招きをし始める。
ヒロシは、ふぅと大きめの溜め息を漏らし、おもむろに尋問室に入ると――
「お久し振りです――『隊長』」
――深々と敬礼し、ハヤトの事をそう呼んだ。
ヒロシは――ハヤトが、ユリを拉致した22年前の駆け落ち騒動の当時、二番隊長であったハヤトの部下だった。
故に、彼にとってハヤトは、大罪人の『二刀烈警』であると同時に――"元上司"でもあるのである。
「おめぇも、立派になったモンだな♪
巷のハナシで知っては居たが……ちゃっかり"肩当て"まで貰ってよ♪」
「ええ……歳だけは、ムダに喰って来ましたから、それだけが理由の出世ですよ」
ハヤトが言った賛辞に、ヒロシは謙遜を込めた返事をする。
「ちょっ!、ハヤトのオッサンが捕まったって!?」
――と、そんなやり取りの中に、慌て気味に割って入って来たのは、遅れて尋問室にやって来たタマである。
「おぉ~!、なんでぇ、おタマちゃんもココに居たのかい。
こりゃあ、そんなに説明する必要は無さそうだな?」
集まって来る顔触れから、状況を聡く推察したハヤトは、ふてぶてしく腕を組んで、したり顔で笑う。
「コラコラ~~っ!、"二刀烈警"と言えば、一応は大巫女ユリ様を拉致した、大罪人だよぉ~?
それを、全然まったく拘束してないってのは……流石にマズくない?、何たって、六番隊員の隊長は――」
タマにハヤトの事を報せ、共に同伴して来たハルが、後ろへと振り向くと――
「――あなたたちはぁ~っ!、何て散漫な対応をしているのですっ!
今は!、謀反一派との有事なのですよ?!」
――という、隊長であるミスズの説教が始まっていた。
「……"士団きっての堅物でしょうよ?”って、言おうと思ったけど、既に遅かったかぁ……」
ハルは、その様子を小さく舌を出しながら眺めめ、目線をタマとハヤトのやり取りへと移し――
「――てぇ事は、タマちゃんたちに御神具を託したのも、ホンモノの二刀烈警だったってコトね?」
――と、彼女らの顔を見渡しながら言うと、両者は頷いて応じた。
「おタマちゃん――占報、観たぜ?
俺が託したモンを、ちゃんと大神官に届けてくれたんだな……」
ハヤトは、クシャクシャとタマの猫耳周りを撫で回し、朗らかに笑う。
「えへへ――アタシは、コケツの士だからね♪、頼まれた仕事は、ちゃんとするよ。
ところで……オッサンこそ、あれからどうしたのさ?」
タマは、気持ち良さそうに目を細めると、顔付きを真剣なモノへと変えて、殿を務めて自分とギンをテンラクから逃がした、ハヤトの気になっていた『その後』を尋ねる。
「へっ!、くたばっただろうと思ってたかもしれんが、おっさんは結構強ぇんだぜぇ?
ざっと二~三十人を殺して――あっ、流石にあの狐の隊長格は無理だったが、連中がたまらず退いた隙に、サッサとテンラクからは逃げた。
そんで、奴らが俺を追う様に仕向けて、翼域のアチラコチラを風来してたってトコだな」
ハヤトは、伸びた無精髭を撫でながら、タマに別れた後の経緯を語り出す。
「しばらくして――例の占報の後は、奴らも俺を追わなくなってよ、これでようやく、風の向くまま、気の向くままの逃亡者生活に戻れると思ったら――その風来で、路銀はパァ!
いよいよ腹が減って、あえなくココで士団の御用になったってぇワケさ♪」
ハヤトは、懐から空の財布を取り出し、それを振って見せながら両手を挙げた。
「隊長――最後の理由は、ただの"誤魔化し"でしょう?」
――と、ヒロシはニヤッと笑い、金が出てこない財布を指差す。
「ええ――そんな大罪人が今になって、しかも、この奥翼の地にて出頭しようというのは……その様な、浅慮な思惑ではないはずです」
説教を終えた、この場の責任者であるミフユも加わり、ハヤトの前に座って取り調べを始める。
「へへ――『腹が減ったから』じゃあ納得して貰えねぇかい?
んじゃあ……現役の隊長格、三人も前に居並ばれちゃあ――大人しく、正直に言うしかねぇかねぇ……」
ハヤトは、ニヤっと笑いながら、目の前のミスズの瞳を見詰め――
「――謀反を起こしたガキどもが、砦に向けて、兵を挙げたって聞いたからよ。
飯代ぐらいは――ココで働かせて貰えんじゃねぇかと思ってね♪」
「!?、それって!、まさか……」
ハヤトが、不敵な笑みを浮かべながらそう言い、その語意を察したミスズは驚愕の表情を浮かべる。
「"助っ人"に来たのさ――このセンパイがな♪、御代は……この粉餅と、手伝ってる間のメシだけで構わねぇからよ」
ハヤトは、袖をまくって力こぶを造って見せ、たくましげに拳を突き上げた。
「――私は反対です!
いくら!、此度の御神具に関する功があっても、二十年以上も逃亡を続けている大罪人を、義兵として受け入れるなどと!」
「やれやれ――さっきまでと同じく、やっぱりキミのお堅いトコロが引っ掛かっちゃうね」
指揮室へと戻り、三人の隊長の間で始まったハヤトの処遇に関する議論は――士団にとっては罪人である、彼の参戦を認められないミスズと、神具をユリから託され、それがシオリに届けるための一計を謀った功績に免じ、参戦を認めべきとするヒロシの間で、喧々諤々の対立が起こっていた。
「何より――この未曾有の有事の時に、大武会準優勝の実績を持つ人が、味方になってくれるって言うんだ。
これ以上の援軍は無いじゃないか?」
ヒロシは、ハヤト参戦の最たる利点をかざし、ミフユに同意を迫るが――
「――だとしても、彼は、クリ社と士団が"公的に手配"した"要人拉致の実行犯"なのですよ?
正規の士団である我らが、それを謀反一派と事を構える上で、戦力に加えては理が立ち申しません!」
――彼女は彼女で、まさに正論と言った理屈を盾に、譲る構えは見せない。
堂々巡りとなった議論に、業を煮やした二人は、ほぼ同時に視線を移し――
「ハルさん――貴女は、どう思います!?」
「ハルちゃん……アタマの柔らかいキミなら、僕の方を支持してくれるよね?」
――と、黙って二人の議論を見守っていたハルに、ハミングでもする様に声を合わせて意見を求めた。
「へっ!?、アタシ――ですかぁ?」
ハルは、いきなりの二人からの尋ねに、動揺して見せる。
「う~ん……隊長格たちだけで、決められる事情じゃないんじゃありません?
ココは――"次世大巫女"様である、姉様が……」
誤魔化しが丸見えな体で、ハルは顔を引き攣らせながら、上座へと振り向く。
「確かにそうだね――大神官様、英断を願います」
「大神官様!、ツクモの『文』を司る御方が、たとえ有事の時であっても、世の理を軽んじてはなりません!」
三人の視線が、一気に指揮室の上座に残っていたシオリへと移り、彼女に応答を求める、圧力の強い目線を送る。
「!?、わっ!、私……ですか?」
ハルに続いて、シオリも急に振られた重要な問いに動揺し、困惑した様子で口を覆った。
「そうですね――翼域内での罪人処遇の決済は、確かにクリ社の管轄。
この場に居る者の中で、それは大神官である貴女が裁断すべき事柄でしょう」
――と、ハルの意見を援護する形で、同席しているサトコもそれを推奨する。
「でっ、では、僭越ながら……三番隊長様が仰る、軍事的利点の重要さも解りますし、六番隊長様が仰る、『文』を司る上での理を重視すべきという意見もまた――ご尤もな主張だと思います」
シオリは困惑しながらも、議論の要点を言い並べながら考えを巡らせ――
「――決済は、ソウタ殿が戻るのを待ってから、にしましょうか?」
――引き吊った笑顔を見せ、結局はソウタに決済を丸投げした……
尋問室の小窓越しに、その人物が名乗る者と面識があるヒロシは、報告にあった人物の顔を確認し、頷きながらそう言った。
苦笑いの理由は――その人物、ハヤトが凄まじい勢いで、出された大皿に載った粉餅を食べているからである。
「すっ、すいません……
『潔く捕まってやるから、とりあえず何か喰わせてくれっ!」
――そう、言われたので……」
ハヤトを捕縛したという六番隊員は、手柄を挙げたというのに、腰を低くして頭を下げる。
「――おっ!、話が通じそうなヤツが居たね♪、おいっ!、ヒロシっ!、入って来いっ!」
粉餅を喰う勢いを緩めたハヤトは、小窓を覗いたヒロシを視認すると、何やら手招きをし始める。
ヒロシは、ふぅと大きめの溜め息を漏らし、おもむろに尋問室に入ると――
「お久し振りです――『隊長』」
――深々と敬礼し、ハヤトの事をそう呼んだ。
ヒロシは――ハヤトが、ユリを拉致した22年前の駆け落ち騒動の当時、二番隊長であったハヤトの部下だった。
故に、彼にとってハヤトは、大罪人の『二刀烈警』であると同時に――"元上司"でもあるのである。
「おめぇも、立派になったモンだな♪
巷のハナシで知っては居たが……ちゃっかり"肩当て"まで貰ってよ♪」
「ええ……歳だけは、ムダに喰って来ましたから、それだけが理由の出世ですよ」
ハヤトが言った賛辞に、ヒロシは謙遜を込めた返事をする。
「ちょっ!、ハヤトのオッサンが捕まったって!?」
――と、そんなやり取りの中に、慌て気味に割って入って来たのは、遅れて尋問室にやって来たタマである。
「おぉ~!、なんでぇ、おタマちゃんもココに居たのかい。
こりゃあ、そんなに説明する必要は無さそうだな?」
集まって来る顔触れから、状況を聡く推察したハヤトは、ふてぶてしく腕を組んで、したり顔で笑う。
「コラコラ~~っ!、"二刀烈警"と言えば、一応は大巫女ユリ様を拉致した、大罪人だよぉ~?
それを、全然まったく拘束してないってのは……流石にマズくない?、何たって、六番隊員の隊長は――」
タマにハヤトの事を報せ、共に同伴して来たハルが、後ろへと振り向くと――
「――あなたたちはぁ~っ!、何て散漫な対応をしているのですっ!
今は!、謀反一派との有事なのですよ?!」
――という、隊長であるミスズの説教が始まっていた。
「……"士団きっての堅物でしょうよ?”って、言おうと思ったけど、既に遅かったかぁ……」
ハルは、その様子を小さく舌を出しながら眺めめ、目線をタマとハヤトのやり取りへと移し――
「――てぇ事は、タマちゃんたちに御神具を託したのも、ホンモノの二刀烈警だったってコトね?」
――と、彼女らの顔を見渡しながら言うと、両者は頷いて応じた。
「おタマちゃん――占報、観たぜ?
俺が託したモンを、ちゃんと大神官に届けてくれたんだな……」
ハヤトは、クシャクシャとタマの猫耳周りを撫で回し、朗らかに笑う。
「えへへ――アタシは、コケツの士だからね♪、頼まれた仕事は、ちゃんとするよ。
ところで……オッサンこそ、あれからどうしたのさ?」
タマは、気持ち良さそうに目を細めると、顔付きを真剣なモノへと変えて、殿を務めて自分とギンをテンラクから逃がした、ハヤトの気になっていた『その後』を尋ねる。
「へっ!、くたばっただろうと思ってたかもしれんが、おっさんは結構強ぇんだぜぇ?
ざっと二~三十人を殺して――あっ、流石にあの狐の隊長格は無理だったが、連中がたまらず退いた隙に、サッサとテンラクからは逃げた。
そんで、奴らが俺を追う様に仕向けて、翼域のアチラコチラを風来してたってトコだな」
ハヤトは、伸びた無精髭を撫でながら、タマに別れた後の経緯を語り出す。
「しばらくして――例の占報の後は、奴らも俺を追わなくなってよ、これでようやく、風の向くまま、気の向くままの逃亡者生活に戻れると思ったら――その風来で、路銀はパァ!
いよいよ腹が減って、あえなくココで士団の御用になったってぇワケさ♪」
ハヤトは、懐から空の財布を取り出し、それを振って見せながら両手を挙げた。
「隊長――最後の理由は、ただの"誤魔化し"でしょう?」
――と、ヒロシはニヤッと笑い、金が出てこない財布を指差す。
「ええ――そんな大罪人が今になって、しかも、この奥翼の地にて出頭しようというのは……その様な、浅慮な思惑ではないはずです」
説教を終えた、この場の責任者であるミフユも加わり、ハヤトの前に座って取り調べを始める。
「へへ――『腹が減ったから』じゃあ納得して貰えねぇかい?
んじゃあ……現役の隊長格、三人も前に居並ばれちゃあ――大人しく、正直に言うしかねぇかねぇ……」
ハヤトは、ニヤっと笑いながら、目の前のミスズの瞳を見詰め――
「――謀反を起こしたガキどもが、砦に向けて、兵を挙げたって聞いたからよ。
飯代ぐらいは――ココで働かせて貰えんじゃねぇかと思ってね♪」
「!?、それって!、まさか……」
ハヤトが、不敵な笑みを浮かべながらそう言い、その語意を察したミスズは驚愕の表情を浮かべる。
「"助っ人"に来たのさ――このセンパイがな♪、御代は……この粉餅と、手伝ってる間のメシだけで構わねぇからよ」
ハヤトは、袖をまくって力こぶを造って見せ、たくましげに拳を突き上げた。
「――私は反対です!
いくら!、此度の御神具に関する功があっても、二十年以上も逃亡を続けている大罪人を、義兵として受け入れるなどと!」
「やれやれ――さっきまでと同じく、やっぱりキミのお堅いトコロが引っ掛かっちゃうね」
指揮室へと戻り、三人の隊長の間で始まったハヤトの処遇に関する議論は――士団にとっては罪人である、彼の参戦を認められないミスズと、神具をユリから託され、それがシオリに届けるための一計を謀った功績に免じ、参戦を認めべきとするヒロシの間で、喧々諤々の対立が起こっていた。
「何より――この未曾有の有事の時に、大武会準優勝の実績を持つ人が、味方になってくれるって言うんだ。
これ以上の援軍は無いじゃないか?」
ヒロシは、ハヤト参戦の最たる利点をかざし、ミフユに同意を迫るが――
「――だとしても、彼は、クリ社と士団が"公的に手配"した"要人拉致の実行犯"なのですよ?
正規の士団である我らが、それを謀反一派と事を構える上で、戦力に加えては理が立ち申しません!」
――彼女は彼女で、まさに正論と言った理屈を盾に、譲る構えは見せない。
堂々巡りとなった議論に、業を煮やした二人は、ほぼ同時に視線を移し――
「ハルさん――貴女は、どう思います!?」
「ハルちゃん……アタマの柔らかいキミなら、僕の方を支持してくれるよね?」
――と、黙って二人の議論を見守っていたハルに、ハミングでもする様に声を合わせて意見を求めた。
「へっ!?、アタシ――ですかぁ?」
ハルは、いきなりの二人からの尋ねに、動揺して見せる。
「う~ん……隊長格たちだけで、決められる事情じゃないんじゃありません?
ココは――"次世大巫女"様である、姉様が……」
誤魔化しが丸見えな体で、ハルは顔を引き攣らせながら、上座へと振り向く。
「確かにそうだね――大神官様、英断を願います」
「大神官様!、ツクモの『文』を司る御方が、たとえ有事の時であっても、世の理を軽んじてはなりません!」
三人の視線が、一気に指揮室の上座に残っていたシオリへと移り、彼女に応答を求める、圧力の強い目線を送る。
「!?、わっ!、私……ですか?」
ハルに続いて、シオリも急に振られた重要な問いに動揺し、困惑した様子で口を覆った。
「そうですね――翼域内での罪人処遇の決済は、確かにクリ社の管轄。
この場に居る者の中で、それは大神官である貴女が裁断すべき事柄でしょう」
――と、ハルの意見を援護する形で、同席しているサトコもそれを推奨する。
「でっ、では、僭越ながら……三番隊長様が仰る、軍事的利点の重要さも解りますし、六番隊長様が仰る、『文』を司る上での理を重視すべきという意見もまた――ご尤もな主張だと思います」
シオリは困惑しながらも、議論の要点を言い並べながら考えを巡らせ――
「――決済は、ソウタ殿が戻るのを待ってから、にしましょうか?」
――引き吊った笑顔を見せ、結局はソウタに決済を丸投げした……
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ファンレター~希望、繋ぐ馬へ~
緋野 真人
ライト文芸
【第10回ネット小説大賞一次選考通過作品】
かつて、縁があったサラブレットにファンレターを送る程、その馬を応援していた優斗は、その馬の初重賞制覇が掛かる一戦をテレビ観戦中、ある病魔に襲われて生死を彷徨う事となる。
一命を取り留めた優斗は、その病気の後遺症で身体に障害を負ってしまい、彼がそんな身体で生きていく事に絶望していた頃、その馬……クロダテンユウも次のレース中、現役続行が危ぶまれる大怪我を負ってしまう。
退院後、半ば自堕落な生活を貪っていた優斗は、リハビリを担当していた言語療法士で、幼馴染でもある奈津美に誘われてクロダテンユウの故郷でもある牧場を訪問、そこで謀らずも、怪我からの復帰のために奮闘する彼と再会する。
そこで、クロダテンユウとその関係者たちの、再起に向けて諦めない姿を知った事で、優斗の苛まれた心は次第に変わって行き、クロダテンユウとその関係者たちもまた、優斗の様なファンの思いに応えようと、有馬記念での本格復帰を目指すのだった。
※…優斗の半生は、病気も含めて筆者の人生を投影した、私小説の意味合いもあります。
尚、『小説家になろう』さんにて、当初書き上げたのが2016年(※現在は削除)のため、競馬描写に登場する設定やレース名などが、現在と異なる点はご容赦ください。
※2022年10月1日より、カクヨムさんでも重複掲載を始めました。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
モニターに応募したら、系外惑星に来てしまった。~どうせ地球には帰れないし、ロボ娘と猫耳魔法少女を連れて、惑星侵略を企む帝国軍と戦います。
津嶋朋靖(つしまともやす)
SF
近未来、物体の原子レベルまでの三次元構造を読みとるスキャナーが開発された。
とある企業で、そのスキャナーを使って人間の三次元データを集めるプロジェクトがスタートする。
主人公、北村海斗は、高額の報酬につられてデータを取るモニターに応募した。
スキャナーの中に入れられた海斗は、いつの間にか眠ってしまう。
そして、目が覚めた時、彼は見知らぬ世界にいたのだ。
いったい、寝ている間に何が起きたのか?
彼の前に現れたメイド姿のアンドロイドから、驚愕の事実を聞かされる。
ここは、二百年後の太陽系外の地球類似惑星。
そして、海斗は海斗であって海斗ではない。
二百年前にスキャナーで読み取られたデータを元に、三次元プリンターで作られたコピー人間だったのだ。
この惑星で生きていかざるを得なくなった海斗は、次第にこの惑星での争いに巻き込まれていく。
(この作品は小説家になろうとマグネットにも投稿してます)
婚約破棄ですか???実家からちょうど帰ってこいと言われたので好都合です!!!これからは復讐をします!!!~どこにでもある普通の令嬢物語~
tartan321
恋愛
婚約破棄とはなかなか考えたものでございますね。しかしながら、私はもう帰って来いと言われてしまいました。ですから、帰ることにします。これで、あなた様の口うるさい両親や、その他の家族の皆様とも顔を合わせることがないのですね。ラッキーです!!!
壮大なストーリーで奏でる、感動的なファンタジーアドベンチャーです!!!!!最後の涙の理由とは???
一度完結といたしました。続編は引き続き書きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる