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発端
優しき流者
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「――えっ?!」
レンは、ソウタからの思わぬ提案に、目を見開いてそう返答した。
ソウタは、そんなレンとは目を合わせず、焚き火に薪をくべてから――
「――"オウビ"に、俺が翼域内に滞在する時、定宿にしている場所があるんだが……そこで、住み込みの働き手を探してたから、当座を凌げると思うぜ?」
――そう付け加えて、改めてレンの顔を凝視する。
「オウビって……あの、"流者の都"と呼ばれている?」
レンは、少しだけ怪訝な表情を造った。
オウビとは、翼域の東端にある港町で、その場所柄から、陸路、海路ともに行き届いた整備が成されていているため、ヒトもモノも当然の様に集まっている、ツクモ経済の中心地と言っても過言ではない大都市である。
だが、翼域内にあるコトと、唯一の域内国家である、コウオウの領内が南部から中央部までであるコトから、オウビはどの国家にも属さない、治外法権を持った自治組合が治めている場所でもある。
そういった面から、オウビは流者たちが仕事をするには恰好な場所であるコトから、流者の都と揶揄される街なのである。
「――村から出た事無いって言う割に、世間の色んなコトを知ってるなぁ?」
ソウタは、レンの返答にちょっとだけ驚いて、問い掛けを逆に返した。
「いっ、いえ……ただ、好奇心が強いだけですよ」
レンは、恥ずかしそうに、モジモジと両手を合わせた。
その田舎娘の口から"好奇心"という単語が、サラッと出てくるという事は、彼女が一廉の教養を持ち合わせている証拠である。
ソウタは、レンが、それなりの村の名士の家柄ではないかと邪推したが――
(――でも、だとしたら、随分、肝が据わった娘だよなぁ)
――昨夜、目の前で両親を惨殺された割に、自らの命の危険が薄らいでからは、落ち着いた受け答えをしているレンの様子にも、ソウタは妙な違和感も覚えてはいたが、彼は、それにはあえて触れずに――、
「もしかして……遊郭か何かに、売られるとでも思ったか?」
――と、女衒か何かに間違われているかと思って、やんわりとフォローに回った。
「口を効くのは、ちゃんとした船主の屋敷さ。
俺みたいな風体のヤツの知り合いとは思えない、立派な大流者だよ」
ソウタは、苦笑いを見せて、安心させようと腕を広げる。
大流者とは、読んで字の如く、流者ながら富や権力を持つ社会的立場に居る者を指す。
「そう――ですよね。
すいません……助けてもらったのに、変な目で観てしまって」
レンは申し訳なさそうに、先程の表情を詫びた。
こうして、不安な面を隠せない所が――やはり、まだ、年端も行かない少女である証なのであろう。
「気にしなくて良い。
ただ、追っ手を警戒して、オウビへは遠回りになる、翼域の南側に逃げ込んじまったからなぁ……真っ直ぐ向ってれば、コウオウを過ぎて、明日の朝には着いた勘定になるんだが」
ソウタは、ポリポリと頭を掻き、すまなそうに頭を垂らした。
「あっ!、そんなコトは気にしないでください。
私は、世話をかけさせている立場なんですし……」
レンは、両手を振って、逆に詫びる様に彼女も頭を垂らす。
「そっか、ありがとう――そういえば、レン、失礼を承知で聞くけど……歳はいくつだ?」
「はい、十七になります」
「そっか、俺は二十歳だ。
薄汚れてて、老けて見えるんだろうが」
「いえ!、そんなコト、ありませんよぉ~」
「ふふ♪、世辞は言わなくて良いよ、自分でも、"この有様"には呆れてるしな」
ソウタは、恥ずかしそうに頬を擦り、呆れ顔も交えて、ボサボサに伸びた頭髪を掻き毟った。
二人の間を流れる雰囲気が、緩むのを感じたソウタは思い切って――
「――ところで、ヤマカキに居たってコトは、両親は星石の鉱山に関わっていたのか?」
――違和感を感じている、彼女の素性を探る様な質問をした。
ヤマカキ村は、側に聳える山が豊富な星石を埋蔵している鉱山で、村はそこで働く民者の居住区として起こった経緯を持っていた。
しかし、この鉱山の半分は翼域との境を越えているため、コウオウの領内と引っ掛かり、長年に渡り、スヨウとは採掘権に関した国際問題となっているのである。
だから、ソウタはレンの両親――特に父は、鉱山に関した仕事に従事している民者かと勘繰ったのである。
「はい、父は鉱夫をしていました。
以前は、"ハクキの息女様"に仕えた公者だったそうですが、同じく侍女をしていた母が、私を身ごもった事から、安定した仕事を求めて、民者となって移住したそうです」
レンは、ソウタが自分の出自を知りたがっているのを察してか、聞いていない両親の馴れ初めまでも交えて話した。
「……そっか、だから、フツーの村娘とは雰囲気が違うワケね」
ソウタは、心中を透かされた様な気分で、観念して正直に――質問の意図を明かしながら言う。
「ええ、だから、村のみんなからは浮いちゃうんですよね。
そんな両親の育て方を、ちょっと恨んだコトもあります」
しばらく、そんな風に雑談を交えている内に、硬かったレンの表情も和らぎ、こうして可愛らしい笑顔も見せる様になった。
その内――
「――そろそろ、少し、眠ると良い。
明日は少し、早く発つつもりだからさ」
――と、ソウタは雑談を終えようと、そう切り出した。
「えっ?!、そっ!、そうですか……」
――すると、レンの和らいだ表情がまた硬くなり始め、なぜか目線を逸らし始めた。
(……?、ああ、そうか――)
ソウタは、火の始末をしながら――
「――俺は、テンの側で眠るからさ。
慣れない野宿だろうし、その……男が側に居ちゃ、寝付けないだろう?」
――と、レンの心配を察して、自分の寝床を片付けだした。
「えっ?!」
レンは、ソウタの心遣いに心底驚いていた。
レンの様な地方に住む民者から見れば――"流者"というのは、定職にも着かず、住む所も定まらず、因って国などにも税は納めず、自分の私利私欲のためにだけ生き、犯罪紛いの暮らしをしている無法者だというイメージがある。
――だから、レンも、ある程度はソウタの言動や動きをつぶさに警戒している節があった……それが、ソウタを女衒かと疑っていた理由だ。
ココで眠る事も、暴漢たちに陵辱され、果てに殺されてしまう事こそは回避されたが、自分を助けたのは、村に居ては良いウワサを聞かない、逆に悪名の方が多い"流者"という立場の男である。
(きっと……殺されてしまう事は、無くても――
『――助けてやったんだ♪、これからどうなるかは、分かっているだろ?、ウヘヘヘヘッ……♡』
――って言われて、押し倒されて、無理やりっ!、裸にされてぇ……!)
――という、不安を抱いていたのである。
まあ、無理もない――ソウタも、顔と髪を清めた姿に見惚れたり、照れ臭そうに目線を逸らしたりして、明らかに"意識"している素振りだったのだから。
「――じゃあ、何かあったら、大声で呼びなよ?、おやすみ……」
――ソウタはそう言って、レンの側から離れた。
「――おやすみ、なさい……」
レンは、小さな声でソウタにそう返して、彼の後姿を見送りながら、草の上に横になった。
(流者の中にも、優しい人が居るんだなぁ……)
――と、心底思ったレンは、自分の持つ偏見を正そうと決めた。
自分も、これからは流者と成るのだろうし、そう成るのならば――ソウタの様な、"優しき流者"になろうと。
それからしばらくして、レンは眠るのではなく、逆に目を見開いて――
「――うっ、うっ……えっぐっ!、父ぉさんぅ……かあぁっ、さん……っ!」
――暴漢たちの魔手にも、流者の側で眠る不安からも解消された事で、心の中を遮っていた悲しみが一気に噴き出し、レンは大粒の涙を流し始めた……
離れた場所で、横になっていたソウタの耳にも、そんなレンが咽ぶ声は聞こえていた。
レンは、ソウタからの思わぬ提案に、目を見開いてそう返答した。
ソウタは、そんなレンとは目を合わせず、焚き火に薪をくべてから――
「――"オウビ"に、俺が翼域内に滞在する時、定宿にしている場所があるんだが……そこで、住み込みの働き手を探してたから、当座を凌げると思うぜ?」
――そう付け加えて、改めてレンの顔を凝視する。
「オウビって……あの、"流者の都"と呼ばれている?」
レンは、少しだけ怪訝な表情を造った。
オウビとは、翼域の東端にある港町で、その場所柄から、陸路、海路ともに行き届いた整備が成されていているため、ヒトもモノも当然の様に集まっている、ツクモ経済の中心地と言っても過言ではない大都市である。
だが、翼域内にあるコトと、唯一の域内国家である、コウオウの領内が南部から中央部までであるコトから、オウビはどの国家にも属さない、治外法権を持った自治組合が治めている場所でもある。
そういった面から、オウビは流者たちが仕事をするには恰好な場所であるコトから、流者の都と揶揄される街なのである。
「――村から出た事無いって言う割に、世間の色んなコトを知ってるなぁ?」
ソウタは、レンの返答にちょっとだけ驚いて、問い掛けを逆に返した。
「いっ、いえ……ただ、好奇心が強いだけですよ」
レンは、恥ずかしそうに、モジモジと両手を合わせた。
その田舎娘の口から"好奇心"という単語が、サラッと出てくるという事は、彼女が一廉の教養を持ち合わせている証拠である。
ソウタは、レンが、それなりの村の名士の家柄ではないかと邪推したが――
(――でも、だとしたら、随分、肝が据わった娘だよなぁ)
――昨夜、目の前で両親を惨殺された割に、自らの命の危険が薄らいでからは、落ち着いた受け答えをしているレンの様子にも、ソウタは妙な違和感も覚えてはいたが、彼は、それにはあえて触れずに――、
「もしかして……遊郭か何かに、売られるとでも思ったか?」
――と、女衒か何かに間違われているかと思って、やんわりとフォローに回った。
「口を効くのは、ちゃんとした船主の屋敷さ。
俺みたいな風体のヤツの知り合いとは思えない、立派な大流者だよ」
ソウタは、苦笑いを見せて、安心させようと腕を広げる。
大流者とは、読んで字の如く、流者ながら富や権力を持つ社会的立場に居る者を指す。
「そう――ですよね。
すいません……助けてもらったのに、変な目で観てしまって」
レンは申し訳なさそうに、先程の表情を詫びた。
こうして、不安な面を隠せない所が――やはり、まだ、年端も行かない少女である証なのであろう。
「気にしなくて良い。
ただ、追っ手を警戒して、オウビへは遠回りになる、翼域の南側に逃げ込んじまったからなぁ……真っ直ぐ向ってれば、コウオウを過ぎて、明日の朝には着いた勘定になるんだが」
ソウタは、ポリポリと頭を掻き、すまなそうに頭を垂らした。
「あっ!、そんなコトは気にしないでください。
私は、世話をかけさせている立場なんですし……」
レンは、両手を振って、逆に詫びる様に彼女も頭を垂らす。
「そっか、ありがとう――そういえば、レン、失礼を承知で聞くけど……歳はいくつだ?」
「はい、十七になります」
「そっか、俺は二十歳だ。
薄汚れてて、老けて見えるんだろうが」
「いえ!、そんなコト、ありませんよぉ~」
「ふふ♪、世辞は言わなくて良いよ、自分でも、"この有様"には呆れてるしな」
ソウタは、恥ずかしそうに頬を擦り、呆れ顔も交えて、ボサボサに伸びた頭髪を掻き毟った。
二人の間を流れる雰囲気が、緩むのを感じたソウタは思い切って――
「――ところで、ヤマカキに居たってコトは、両親は星石の鉱山に関わっていたのか?」
――違和感を感じている、彼女の素性を探る様な質問をした。
ヤマカキ村は、側に聳える山が豊富な星石を埋蔵している鉱山で、村はそこで働く民者の居住区として起こった経緯を持っていた。
しかし、この鉱山の半分は翼域との境を越えているため、コウオウの領内と引っ掛かり、長年に渡り、スヨウとは採掘権に関した国際問題となっているのである。
だから、ソウタはレンの両親――特に父は、鉱山に関した仕事に従事している民者かと勘繰ったのである。
「はい、父は鉱夫をしていました。
以前は、"ハクキの息女様"に仕えた公者だったそうですが、同じく侍女をしていた母が、私を身ごもった事から、安定した仕事を求めて、民者となって移住したそうです」
レンは、ソウタが自分の出自を知りたがっているのを察してか、聞いていない両親の馴れ初めまでも交えて話した。
「……そっか、だから、フツーの村娘とは雰囲気が違うワケね」
ソウタは、心中を透かされた様な気分で、観念して正直に――質問の意図を明かしながら言う。
「ええ、だから、村のみんなからは浮いちゃうんですよね。
そんな両親の育て方を、ちょっと恨んだコトもあります」
しばらく、そんな風に雑談を交えている内に、硬かったレンの表情も和らぎ、こうして可愛らしい笑顔も見せる様になった。
その内――
「――そろそろ、少し、眠ると良い。
明日は少し、早く発つつもりだからさ」
――と、ソウタは雑談を終えようと、そう切り出した。
「えっ?!、そっ!、そうですか……」
――すると、レンの和らいだ表情がまた硬くなり始め、なぜか目線を逸らし始めた。
(……?、ああ、そうか――)
ソウタは、火の始末をしながら――
「――俺は、テンの側で眠るからさ。
慣れない野宿だろうし、その……男が側に居ちゃ、寝付けないだろう?」
――と、レンの心配を察して、自分の寝床を片付けだした。
「えっ?!」
レンは、ソウタの心遣いに心底驚いていた。
レンの様な地方に住む民者から見れば――"流者"というのは、定職にも着かず、住む所も定まらず、因って国などにも税は納めず、自分の私利私欲のためにだけ生き、犯罪紛いの暮らしをしている無法者だというイメージがある。
――だから、レンも、ある程度はソウタの言動や動きをつぶさに警戒している節があった……それが、ソウタを女衒かと疑っていた理由だ。
ココで眠る事も、暴漢たちに陵辱され、果てに殺されてしまう事こそは回避されたが、自分を助けたのは、村に居ては良いウワサを聞かない、逆に悪名の方が多い"流者"という立場の男である。
(きっと……殺されてしまう事は、無くても――
『――助けてやったんだ♪、これからどうなるかは、分かっているだろ?、ウヘヘヘヘッ……♡』
――って言われて、押し倒されて、無理やりっ!、裸にされてぇ……!)
――という、不安を抱いていたのである。
まあ、無理もない――ソウタも、顔と髪を清めた姿に見惚れたり、照れ臭そうに目線を逸らしたりして、明らかに"意識"している素振りだったのだから。
「――じゃあ、何かあったら、大声で呼びなよ?、おやすみ……」
――ソウタはそう言って、レンの側から離れた。
「――おやすみ、なさい……」
レンは、小さな声でソウタにそう返して、彼の後姿を見送りながら、草の上に横になった。
(流者の中にも、優しい人が居るんだなぁ……)
――と、心底思ったレンは、自分の持つ偏見を正そうと決めた。
自分も、これからは流者と成るのだろうし、そう成るのならば――ソウタの様な、"優しき流者"になろうと。
それからしばらくして、レンは眠るのではなく、逆に目を見開いて――
「――うっ、うっ……えっぐっ!、父ぉさんぅ……かあぁっ、さん……っ!」
――暴漢たちの魔手にも、流者の側で眠る不安からも解消された事で、心の中を遮っていた悲しみが一気に噴き出し、レンは大粒の涙を流し始めた……
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