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第24話 プリン。
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私の家は学校から死ぬ気で歩いて15分ぐらいの所にあります。近いような近くないような何とも言えない距離です。でも、競歩選手なら比較的近い距離なのかなと思います。
登校、下校に関しては基本的にゆーくんに送り迎えをしてもらっているため、ほかの人と一緒に帰るのは何だか新鮮な気持ちになります。
……もし仮に上野君とお付き合いをして一緒に帰ることになったら手を繋いだりなんかしてお互いニヤニヤなんかしちゃうんだろうなと妄想をしてしまいます。
「ハッチニヤニヤしてどうしたの??」
「い、いえ。何でも」
「ふーん?……あれ?あの列何だろう???」
私の家に向かっている途中で、何故だかコンビニの前に行列ができていました。
通りかかったときはいつ見ても暇そうなお店なのですが今日は忙しいみたいです。いつの間に人気店になったのでしょうか。
桃百合さんが「気になるし、並んでみようよ!」と提案してくるので、結局何の列かわからないまま30分ほど並び、どこにでも売ってそうなプリンを購入しました。……果たしてそれだけ価値のある商品なのかは疑問です。
その後は寄り道を一切せず向かい、無事私の家に到着しました。ゆーくん以外の人を家に入れたのは初めてです。桃百合さんが興味深そうに私の部屋を眺めています。
「へぇー……意外に女の子らしい感じなんだ!」
「なんですか意外って」
「もっとドクロみたいなのを部屋に飾ってそうだなと思って!」
「ほんと失礼極まりないですね」
「ごめんごめんっ!想像してたより全然普通の……えっ」
何故か桃百合さんが壁に貼っているポスターを見て言葉を失いました。
「このポスターがどうかしました?」
「いや……これ滅茶苦茶画質荒いけど上野だよね」
「……気づきましたか。えへへっ。修学旅行の時に上野君がチラッと映ってた写真を見つけたんで、超拡大コピーして貼ったんです……。かっこいいですよね」
「え……ああ……うん……」
桃百合さんも上野君のかっこよさに言葉を失っているようです。
「それじゃあ早速ですが始めましょうか。ちょっと後ろを向いてください」
「ん……うん?わかった…………え?ハッチなにしてるの?」
「縄で手を拘束してます」
「え?」
「じゃあ今から蹴るんでよろしくお願いします」
登校、下校に関しては基本的にゆーくんに送り迎えをしてもらっているため、ほかの人と一緒に帰るのは何だか新鮮な気持ちになります。
……もし仮に上野君とお付き合いをして一緒に帰ることになったら手を繋いだりなんかしてお互いニヤニヤなんかしちゃうんだろうなと妄想をしてしまいます。
「ハッチニヤニヤしてどうしたの??」
「い、いえ。何でも」
「ふーん?……あれ?あの列何だろう???」
私の家に向かっている途中で、何故だかコンビニの前に行列ができていました。
通りかかったときはいつ見ても暇そうなお店なのですが今日は忙しいみたいです。いつの間に人気店になったのでしょうか。
桃百合さんが「気になるし、並んでみようよ!」と提案してくるので、結局何の列かわからないまま30分ほど並び、どこにでも売ってそうなプリンを購入しました。……果たしてそれだけ価値のある商品なのかは疑問です。
その後は寄り道を一切せず向かい、無事私の家に到着しました。ゆーくん以外の人を家に入れたのは初めてです。桃百合さんが興味深そうに私の部屋を眺めています。
「へぇー……意外に女の子らしい感じなんだ!」
「なんですか意外って」
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「ごめんごめんっ!想像してたより全然普通の……えっ」
何故か桃百合さんが壁に貼っているポスターを見て言葉を失いました。
「このポスターがどうかしました?」
「いや……これ滅茶苦茶画質荒いけど上野だよね」
「……気づきましたか。えへへっ。修学旅行の時に上野君がチラッと映ってた写真を見つけたんで、超拡大コピーして貼ったんです……。かっこいいですよね」
「え……ああ……うん……」
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「それじゃあ早速ですが始めましょうか。ちょっと後ろを向いてください」
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