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セカンド・シーズン

えっ、オイラが『お笑い担当』なの ? その名は ゴール イエローじゃ無いのは、せめてもの情け !

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【 ゴールside 】

   オイラの名前はゴール、ゴオニンジャーのキンナンジャーをやっているんだ。   ◌竜帝国の帝王 ゴールとは、無関係だ !


  俺達、ゴオニンジャーは ヒト族の冒険者に変装して王国に来ている。
この国は、15人の王子が居たけど 2人が行方不明なんだ。
一人は、俺達、魔王国で捕虜として働いている第五王子のロープグッドと云う奴なんだけど、第八王子のシンサンが 何処に行ったか解らないらしい。
   そんな訳で 13人の王子が、それぞれ派閥を作り『 王 』の地位を争っている様子を確認しに来たんだが…………魔王様の心配道理、街が荒れていた。

   えているのか、大人から子供までもがせ細り生きるしかばねと化している。

   他の四人は戦闘系のスキルを複数持っているが、オイラは本来 戦闘職では無いんだよな !

「 ゴオニンジャー光介さま魔王様の案どうりに『 炊き出し』をやるから手伝ってくれ ! 」

    オイラのスキルは『 料理人つくるもの 』

   一緒に旅をしてきた(魔王国の)商人に 大鍋と肉と野菜を出して貰い
『 具だくさん スープ』を作るんだ。
固い物は胃が受け付け無いだろうから野菜は小さ目に切り、口に入ると溶ける位まで柔らかく炊くようにして、肉はミンチにして擦った山芋を混ぜて小さ目の肉ダンゴにした。
    同盟国であるドートンボーリ国から派遣された商人達が手際良くオイラを手伝ってくれる。
   レッド達は調理を手伝えないので、オイラ達を警護しながら周りの住民に順番に並ぶように列の整理をしている。

   料理人つくるもののスキルを使い時間促進時よ、早く進めを使って料理時間を短縮した。
   本来、一日かけて柔らかく美味しい味が染み込むようにく作業が数十分で完成した。
   味見をして薄口の塩味に仕上げた。

「 住民の皆さ~ん !  今から無償でスープを配りますから順番に並んでくださ~い。 女性や子供を優先してくださいね ! 」

   姉貴シルバーが笑顔で呼び掛けているが、順番を守らない大人達をにらんで牽制けんせいしている。
   商会で用意したスープ皿にスプーンを付けてスープをよそり渡していくと住民達は次々て食べ始めた。

   住民の皆さんは、腹が減っていたのか夢中で食べている。
美味しい  美味しい と言いながら食べている住民に『 ホッ 』としている処に王国騎士団と神殿騎士団が駆け付けて来た。


王国騎士 A
「 貴様らぁー! 誰の許可を得て、こんな事をやっている !」

神殿騎士 W
「 そうです、我ら『 女神教アフロディーテ教』は 何も聞いていませんよ ! 場合にっては全部、教会で没収します ! 」

   騎士団がおどかしながら叫ぶ中で姉貴が、

シルバー
「 きちんと、第一王子の「 イエーイヤッス様』と 第三王子の『 イエーミッツ様』の処と『 友愛教エリリン教』から許可は貰っているわよ ! 」

   姉貴が証拠の書類を見せたら、流石に破きはしなかったものの 書類を姉貴に突き返して、

王国騎士 A
「 何故、第十五王子の『 ヨーシノッブ様』の許可を得ないのだ !
こっ こんな許可は無効だ ! 」

神殿騎士 W
「 そうです、そうです、 友愛教の許可を取って 何故 我らの女神教アフロディーテ教の許可を取らないのですか !
こんな事は認められません ! 全部、女神教が没収します 」

神殿騎士団 A
「 ちょっと待て ! 全部、教会に持って行かれたら 俺達が、ヨーシノッブ様に怒られるから 半分にしてくれ ! 」

神殿騎士団 W
「 仕方がないですね、半分だけですよ 」

   こっ コイツら ! 民が飢えて苦しんでいるのに、何て奴らだ。

神殿騎士 X
「 勝手に炊き出しなんてするなよ ! 」

神殿騎士 Y
「 そうそう、『民は生かさず殺さず』程度に『エサ』を配れば良いのだから、こんな温かいメシなんざ贅沢ぜいたくなんだよ ! 」

神殿騎士 Z
「 こんなモノ、こうしてやる ! 」

   神殿騎士が、大鍋に入っていたスープをひっくり返してしまった。

   順番を待っていた民達、特に子供達は泣いていた。

   てめえー !

ゴール
「 飢えた民をないがしろにして、私腹を肥やす悪党共 !
食べ物を粗末にする奴は、おいらが許さねぇー !………

   変身 ! 」


「「「「 変身 ! 」」」」


   辺り一面が光に包まれて、何も見えなくなった。

   王国騎士団や神殿騎士団が周りを必死に探したが、先ほどの冒険者たちの姿が消え失せていた。

   ♬♪♫♩♬♫♪♩♬♫♪♩♫♪♬♩♬♫♩♪♬♫♪♩♫♪♬♩♪♫♬♩♬♪♫♩♬♫♪♩♫♪♬♫♪♩♬♫♪♬♩♬♫♩♪♬♫♪♩♬♬♫♩♪♬

   何処からか、騎士たちには耳障りな、民達には希望の曲が聞こえてきた時、


???
「闇ある所、光あり………悪ある所、正義あり」

???
「偉大なる魔王国からの使者……」


「アカインジャー」🎆

「アオインジャー」 🎆

「クロインジャー」 🎆

「キンナンジャー」 🎆

「ギンナンジャー」 🎆


「「「「「 五人 そろって『 ゴオニンジャー五鬼んじゃー』」」」」」🎆🎆🎆🎆🎆


   希望の戦鬼  ゴオニンジャーが現れたのだった !

キンナンジャー
「 天知る、地知る、人ぞ知る、悪を倒せと俺達を呼ぶ !
お前達の血の色は何色だぁー ! 大魔王さまに代わってお仕置きしてやる ! 」


   キンナンジャーは、何処からか巨大な『 ピ◌ピ◌ハンマー 』 を取り出し
ゴオニンジャーに備えて密集陣形に成っていた王国騎士団、神殿騎士団に向けて その巨大な『 ☆コ☆コハンマー 』を振り下ろした !

キンナンジャー
「 邪悪な奴らよ、光になれぇーーー ! 」


   ピコピコハ♡マーが、振り下ろした後にはピンピンした騎士団たちの姿が有ったのだが………何か様子がおかしい………


キンナンジャー
「 殺生は、魔王さま や 大魔王さま に禁止されているから『非殺傷武器』を使ったんだよ !
   ヘパイストス様、特製の『ハッピー・マテリアル・ハンマー』だ。
このハンマーで打たれると、頭の中が『 ハッピー』に成って悪事なんて考える事が出来なくなる 優れモノ アイテムなんだよ!」


   そう、 騎士団たちは『 ニコニコ』と笑いながら幸せそうにしていた。
知能指数が いちじるしく下がった彼らは動物並みの知能しか残っていなかった。


   新たな増援が来る前に、ヘパイストス特製の巨大な飛空艇が幾つも着陸して王国の住民を保護して 何処かへ飛んで行ってしまった。

   残されて居たのは、別の世界の住民と成った騎士団たち だけであった。




   頑張れ、ゴオニンジャー !

   世界の平和は君たちにゆだねられている !

   頑張れ、キンナンジャー !

   お腹を空かした民を救えるのは、君たちだ !
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