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迷子の迷子の子猫ちゃん ②
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【 にゃん太郎side】
俺が縄張りをパトロールしていると見慣れない子猫達が居た。
商店街の店と店の間の人の子供がギリギリ通れるくらいの隙間だ。
「 お腹が減ったよぉ~、キャラ~ そろそろオウチに帰ろうよぉ~」
「アタイだって、初めて外に出たんだよ ! 帰りたくてもウチの方向なんて覚えてなんかいないよ !
アタイだって、お腹が減っても我慢しているんだから『ニャァ~ ニャァ~』泣いているんじゃ無いよ ! 」
う~ん、どうやら何処かの飼い猫が外に飛び出して帰れ無く成ったパターンか ?
たまにいるんだよな、家に帰れなく成った猫が !
箱入り娘、箱入り息子だから単独で外に出た事が無くて迷子に成り、そのまま野良猫に成る奴が !
只、自分で餌の捕り方や人間に貰うのを躊躇するから衰弱して居なくなってしまうんだ。
俺が見付けたのも何かの『縁』だから助けてやるか !
だけど、子猫が二匹かぁ~ おっちゃんの店まで少し離れているし困ったなぁ~
「にゃん太郎親分、パトロールかい ! にゃん太郎親分は真面目だなぁ~」
散歩をしていたのか、ガンモが声をかけてきた。
そういえば、この辺りはガンモの『居酒屋 あおきや』の近くか !
俺が ガンモに事情を話すと、
「 それならウチの隣の床屋 バーバー・バーバから妹のシャンプーとリンスを連れて来るから待っていてくれよ ! 」
そう言い残して元来た道を戻って行った。
ガンモがシャンプー達を連れて来る前に俺は子猫達を安心させる為に近づいて行った。
「 お嬢ちゃん達、 迷子にでも成ったのかな ? 良かったらお兄さんが相談にのるから話してくれるかな 」
「 おじちゃんは、だ~あ~れ ?
それと、プル達は迷子に成ったんじゃ無くて 帰り道が分からなく成っただけだよ ! 」
「 そうだよ、オッサン! アタイらは忙しいんだから、アッチに行っておくれよ !」
おっ おじちゃん に オッサンだと ! ………もちつけ………落ちつけ俺よ、 高々子猫の戯言に怒っては駄目だ。
「そんなことを言わずに、お兄さんにお名前を教えてくれるかな ? お兄さんの名前は『にゃん太郎』と云うんだ。 お嬢ちゃん達は、何て名前なんだい ? 」
「 プルは『プル』と云うお名前なんだよ、おじちゃん ! 」
「 アタイは『キャラ』だけど、ナンパならお断りだよ、オッサン !」
「…………何処から来たかは判るかな、プルちゃん キャラちゃん」
「 プル、分からな~いよ、にゃん太郎おじちゃん !」
「 それが分かれば、とっくに帰っているよ、にゃん太郎のオッサン !」
………我慢、我慢、早く戻って来てくれよ ガンモ !
犬のお巡りさんじゃないんだけど泣きたい気分だよ。
「 親分、お待たせ ! 妹達を連れて来たから安心してくれよな !」
ガンモが、シャンプーとリンスを連れて来てくれたので ふたりに事情を説明して、おっちゃんの店まで子猫達を誘導して貰う事にした。
子猫と云っても二匹共、咥えて連れて行くには育ち過ぎているからな !
ただ、………
「 おじちゃん、おばちゃん達は、だ~あ~れ ? 」
と、言うプルの言葉に その場が凍りついたのは参ってしまったけどな !
俺が縄張りをパトロールしていると見慣れない子猫達が居た。
商店街の店と店の間の人の子供がギリギリ通れるくらいの隙間だ。
「 お腹が減ったよぉ~、キャラ~ そろそろオウチに帰ろうよぉ~」
「アタイだって、初めて外に出たんだよ ! 帰りたくてもウチの方向なんて覚えてなんかいないよ !
アタイだって、お腹が減っても我慢しているんだから『ニャァ~ ニャァ~』泣いているんじゃ無いよ ! 」
う~ん、どうやら何処かの飼い猫が外に飛び出して帰れ無く成ったパターンか ?
たまにいるんだよな、家に帰れなく成った猫が !
箱入り娘、箱入り息子だから単独で外に出た事が無くて迷子に成り、そのまま野良猫に成る奴が !
只、自分で餌の捕り方や人間に貰うのを躊躇するから衰弱して居なくなってしまうんだ。
俺が見付けたのも何かの『縁』だから助けてやるか !
だけど、子猫が二匹かぁ~ おっちゃんの店まで少し離れているし困ったなぁ~
「にゃん太郎親分、パトロールかい ! にゃん太郎親分は真面目だなぁ~」
散歩をしていたのか、ガンモが声をかけてきた。
そういえば、この辺りはガンモの『居酒屋 あおきや』の近くか !
俺が ガンモに事情を話すと、
「 それならウチの隣の床屋 バーバー・バーバから妹のシャンプーとリンスを連れて来るから待っていてくれよ ! 」
そう言い残して元来た道を戻って行った。
ガンモがシャンプー達を連れて来る前に俺は子猫達を安心させる為に近づいて行った。
「 お嬢ちゃん達、 迷子にでも成ったのかな ? 良かったらお兄さんが相談にのるから話してくれるかな 」
「 おじちゃんは、だ~あ~れ ?
それと、プル達は迷子に成ったんじゃ無くて 帰り道が分からなく成っただけだよ ! 」
「 そうだよ、オッサン! アタイらは忙しいんだから、アッチに行っておくれよ !」
おっ おじちゃん に オッサンだと ! ………もちつけ………落ちつけ俺よ、 高々子猫の戯言に怒っては駄目だ。
「そんなことを言わずに、お兄さんにお名前を教えてくれるかな ? お兄さんの名前は『にゃん太郎』と云うんだ。 お嬢ちゃん達は、何て名前なんだい ? 」
「 プルは『プル』と云うお名前なんだよ、おじちゃん ! 」
「 アタイは『キャラ』だけど、ナンパならお断りだよ、オッサン !」
「…………何処から来たかは判るかな、プルちゃん キャラちゃん」
「 プル、分からな~いよ、にゃん太郎おじちゃん !」
「 それが分かれば、とっくに帰っているよ、にゃん太郎のオッサン !」
………我慢、我慢、早く戻って来てくれよ ガンモ !
犬のお巡りさんじゃないんだけど泣きたい気分だよ。
「 親分、お待たせ ! 妹達を連れて来たから安心してくれよな !」
ガンモが、シャンプーとリンスを連れて来てくれたので ふたりに事情を説明して、おっちゃんの店まで子猫達を誘導して貰う事にした。
子猫と云っても二匹共、咥えて連れて行くには育ち過ぎているからな !
ただ、………
「 おじちゃん、おばちゃん達は、だ~あ~れ ? 」
と、言うプルの言葉に その場が凍りついたのは参ってしまったけどな !
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