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最後まで、あきらめたら そこで試合終了だよ ! 前編
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【嵐side】
うぅぅぅ~、安西先生 !
俺は、とある漫画を見ながら感動していた。
そうだ ! あきらめてしまったら、ゲームセットなんだ !
まだまだ、逆転出来るさ !
蛍に告白する前に、まずは……
「はい、お茶 」
蝶子が当然のように俺の部屋に居て、温かいお茶を出してきた。
母ちゃん達も、当たり前のように蝶子を家に上げるのを止めて欲しいのだが……
ニコニコと俺の隣に座る蝶子は俺が読んでいた本を見て、
「嵐くんは、バスケに興味があるの ?
運動神経が良いから、今から入部しても活躍出来ると思うよ、蝶子は !」
「体育でやるくらいならともかく、俺にはチームプレイは無理そうだな 」
「え~、そうかなぁ~。 嵐くんだったら何でもこなしそうなんだけどなぁ~ 」
ニコニコと俺を信じきった顔を見せる蝶子を見て、英里香や明日菜が言っていたことが理解できた。
蝶子 ≠ アフロディーテ
蝶子とアフロディーテは別人。
完全に人格が分離していると云うことを。
俺の中に居るアレスが『蝶子にしてしまえ !』と言っている。
だが、断わる !
蝶子が俺に好意を持っているのは気がついているが、俺が好きなのは普通の人間である蛍なんだよ !
気分を変えて今度は、異世界モノでも読むか。
読んでいたら凄く面白く夢中で読んでいたら、
「はい、クッキーもどうぞ ! 」
口さみしいこともあり、よく確認せずに食べてしまったのが間違いだった。
「ゴフッ !」
何だ、コレは !
まさか、俺を毒殺する気だったのか、蝶子 !
「蝶子ちゃん特製手作りクッキーよ !
ど~お、美味しいよね 」
皿の上にはクッキーらしき物があ……っ……た
気が遠く成っていくと、蝶子の声が……
「嵐くん、嵐くん ! 蝶子を残して死んじゃ嫌ぁー !」
◇◇◇◇◇
……ここは、何処だ ?
気がついたら俺は、この白い空間に居た。
まさか、このシチュエーションは異世界転移なのか !?
そもそも、俺は自分の部屋で漫画を読んでいただけなんだから、死んでからの転生は無いはずだよな。 ましてや、俺の本当の姿は……
「ようこそ、死後の世界へ。 江戸川明さん、貴方は先ほど、不幸にもお亡くなりに成りました。
短い人生でしたが、貴方の生は終わってしまったのです」
突然に声をかけられて前を向くと、そこには水色の長い髪の残念そうな姉ちゃんがいた。
そして俺は気がついた。
このシチュエーション、それも寝落ちする前に読んでいた漫画の世界だと。
俺の様子を不思議そうに見ている姉ちゃんは、すぐに砕けた口調で話しかけてきた。
「あら、あまり驚かないのね。 私は女神。
日本において、若くして死んだ人間を導く女神よ 」
最初の厳かな雰囲気は演技だったのだろう?
さっそく、化けの皮が剥がれ始めている。
「さて、貴方だけに構っている時間は無いから、サクサク進めるわよ !
貴方には、二つの選択肢があります」
ああ、漫画と同じで人の話しを聞かないタイプだな。
面白そうだから、黙っておくとしよう。
「一つは人間として生まれ変わり、新たな人生を歩むか。
そしてもう一つは、天国的な所でお爺ちゃんみたいな暮らしをするか ?」
「じゃあ、三つ目の異世界転生を頼む !」
女神は、ビックリして俺を見ている。
「まあ、ラノベの定番だからな !
それとも間違っていたか、女神さまよ 」
「違わないわよ ! まったく、最近の日本の若者はスレて可愛くないわね。
それじゃあ、特典のことも解るわね。
さっさと、そのカタログから一つ選んでよね !
選びなさい。 たった一つだけ。 貴方に何者にも負けない力を授けてあげましょう 」
「カタログに載って無いモノでも良いのか、女神さま。
例えば、俺の中に封印された力の解放とかでも ?」
俺の問いかけに駄女神が笑いだした。
「プ~クスクス。 やだ貴方、厨二病だったのね。
本当なら上司の神に聞かなければダメなんだけど、特別に私の責任で許可してあげるわ !」
よし、言質を取った !
神々は穢れを嫌うから嘘はつけないことに成っている。
「江戸川明さん。
貴方をこれから異世界に送ります。
魔王討伐の為に勇者候補の一人として、魔王を倒した暁には、神々からの贈り物を授けましょう。
世界を救った偉業に見合った贈り物。
たとえどんな願いでも、たった一つだけ叶えて差し上げましょう」
俺の居た場所に魔方陣が現れた。
「さあ、勇者よ !
願わくば、数多の勇者候補達の中から、貴方が魔王を打ち倒す事を祈っています。
さあ、旅立ちなさい !」
光に包まれて転生する前に俺は間違いを指摘した。
「言うのを忘れていたが俺の名前は、大江戸嵐であって、女神さまが言っていた江戸川なんたらでは無いのを指摘そびれてしまったことを謝るよ 」
女神の顔色が、髪の色と同じ真っ青に染まり始めていた。
空からは、複数の天使達が降りてくる。
真実を知った時の女神の顔も見たかったが、白い世界から転移してしまったから残念ながら見ることは叶わなかった。
◇◇◇◇
気がついたら、神殿の前に居た。
俺の異世界ライフは、これからだ !
まずは、腹ごしらえをしようとポケットを探ってみたが、財布には日本円しか無い…………
この世界の銭はエリス
この世界の常識がダウンロードされているのか、理解した。
アノ駄女神め、無一文で放り出しやがった !
冒険者協会に登録するにしても、エリスが無いと登録出来ない。
途方にくれていると、黒髪で深紅の目をしたオッサンが声をかけてきた。
名前を聞かれたので、
「我が名は、大江戸嵐。 異世界より勇者候補としてやって来た者。 そして本当の姿は軍神アレスだ !!」
俺の名乗りを気に入ったオッサンと意気投合。
オッサンの住む里に招待されることに成ったのは必然だろう。
※作者より
『この素晴らしい世界に祝福を!』
の二次創作をカクヨムに載せる予定です。
スミマセン🙇アルファポリスは二次創作は禁止されているので、許してくださいね。
完成してカクヨムに発表したら、この物語や🍂日記、近況ボードでお知らせします。
カクヨムには、私のプロフィール欄からトブことができます。
よろしくお願いします。 (*・ω・)*_ _)ペコリ
【 この可愛い❤️ゆんゆんに花束💐を !】
が題名予定です。
うぅぅぅ~、安西先生 !
俺は、とある漫画を見ながら感動していた。
そうだ ! あきらめてしまったら、ゲームセットなんだ !
まだまだ、逆転出来るさ !
蛍に告白する前に、まずは……
「はい、お茶 」
蝶子が当然のように俺の部屋に居て、温かいお茶を出してきた。
母ちゃん達も、当たり前のように蝶子を家に上げるのを止めて欲しいのだが……
ニコニコと俺の隣に座る蝶子は俺が読んでいた本を見て、
「嵐くんは、バスケに興味があるの ?
運動神経が良いから、今から入部しても活躍出来ると思うよ、蝶子は !」
「体育でやるくらいならともかく、俺にはチームプレイは無理そうだな 」
「え~、そうかなぁ~。 嵐くんだったら何でもこなしそうなんだけどなぁ~ 」
ニコニコと俺を信じきった顔を見せる蝶子を見て、英里香や明日菜が言っていたことが理解できた。
蝶子 ≠ アフロディーテ
蝶子とアフロディーテは別人。
完全に人格が分離していると云うことを。
俺の中に居るアレスが『蝶子にしてしまえ !』と言っている。
だが、断わる !
蝶子が俺に好意を持っているのは気がついているが、俺が好きなのは普通の人間である蛍なんだよ !
気分を変えて今度は、異世界モノでも読むか。
読んでいたら凄く面白く夢中で読んでいたら、
「はい、クッキーもどうぞ ! 」
口さみしいこともあり、よく確認せずに食べてしまったのが間違いだった。
「ゴフッ !」
何だ、コレは !
まさか、俺を毒殺する気だったのか、蝶子 !
「蝶子ちゃん特製手作りクッキーよ !
ど~お、美味しいよね 」
皿の上にはクッキーらしき物があ……っ……た
気が遠く成っていくと、蝶子の声が……
「嵐くん、嵐くん ! 蝶子を残して死んじゃ嫌ぁー !」
◇◇◇◇◇
……ここは、何処だ ?
気がついたら俺は、この白い空間に居た。
まさか、このシチュエーションは異世界転移なのか !?
そもそも、俺は自分の部屋で漫画を読んでいただけなんだから、死んでからの転生は無いはずだよな。 ましてや、俺の本当の姿は……
「ようこそ、死後の世界へ。 江戸川明さん、貴方は先ほど、不幸にもお亡くなりに成りました。
短い人生でしたが、貴方の生は終わってしまったのです」
突然に声をかけられて前を向くと、そこには水色の長い髪の残念そうな姉ちゃんがいた。
そして俺は気がついた。
このシチュエーション、それも寝落ちする前に読んでいた漫画の世界だと。
俺の様子を不思議そうに見ている姉ちゃんは、すぐに砕けた口調で話しかけてきた。
「あら、あまり驚かないのね。 私は女神。
日本において、若くして死んだ人間を導く女神よ 」
最初の厳かな雰囲気は演技だったのだろう?
さっそく、化けの皮が剥がれ始めている。
「さて、貴方だけに構っている時間は無いから、サクサク進めるわよ !
貴方には、二つの選択肢があります」
ああ、漫画と同じで人の話しを聞かないタイプだな。
面白そうだから、黙っておくとしよう。
「一つは人間として生まれ変わり、新たな人生を歩むか。
そしてもう一つは、天国的な所でお爺ちゃんみたいな暮らしをするか ?」
「じゃあ、三つ目の異世界転生を頼む !」
女神は、ビックリして俺を見ている。
「まあ、ラノベの定番だからな !
それとも間違っていたか、女神さまよ 」
「違わないわよ ! まったく、最近の日本の若者はスレて可愛くないわね。
それじゃあ、特典のことも解るわね。
さっさと、そのカタログから一つ選んでよね !
選びなさい。 たった一つだけ。 貴方に何者にも負けない力を授けてあげましょう 」
「カタログに載って無いモノでも良いのか、女神さま。
例えば、俺の中に封印された力の解放とかでも ?」
俺の問いかけに駄女神が笑いだした。
「プ~クスクス。 やだ貴方、厨二病だったのね。
本当なら上司の神に聞かなければダメなんだけど、特別に私の責任で許可してあげるわ !」
よし、言質を取った !
神々は穢れを嫌うから嘘はつけないことに成っている。
「江戸川明さん。
貴方をこれから異世界に送ります。
魔王討伐の為に勇者候補の一人として、魔王を倒した暁には、神々からの贈り物を授けましょう。
世界を救った偉業に見合った贈り物。
たとえどんな願いでも、たった一つだけ叶えて差し上げましょう」
俺の居た場所に魔方陣が現れた。
「さあ、勇者よ !
願わくば、数多の勇者候補達の中から、貴方が魔王を打ち倒す事を祈っています。
さあ、旅立ちなさい !」
光に包まれて転生する前に俺は間違いを指摘した。
「言うのを忘れていたが俺の名前は、大江戸嵐であって、女神さまが言っていた江戸川なんたらでは無いのを指摘そびれてしまったことを謝るよ 」
女神の顔色が、髪の色と同じ真っ青に染まり始めていた。
空からは、複数の天使達が降りてくる。
真実を知った時の女神の顔も見たかったが、白い世界から転移してしまったから残念ながら見ることは叶わなかった。
◇◇◇◇
気がついたら、神殿の前に居た。
俺の異世界ライフは、これからだ !
まずは、腹ごしらえをしようとポケットを探ってみたが、財布には日本円しか無い…………
この世界の銭はエリス
この世界の常識がダウンロードされているのか、理解した。
アノ駄女神め、無一文で放り出しやがった !
冒険者協会に登録するにしても、エリスが無いと登録出来ない。
途方にくれていると、黒髪で深紅の目をしたオッサンが声をかけてきた。
名前を聞かれたので、
「我が名は、大江戸嵐。 異世界より勇者候補としてやって来た者。 そして本当の姿は軍神アレスだ !!」
俺の名乗りを気に入ったオッサンと意気投合。
オッサンの住む里に招待されることに成ったのは必然だろう。
※作者より
『この素晴らしい世界に祝福を!』
の二次創作をカクヨムに載せる予定です。
スミマセン🙇アルファポリスは二次創作は禁止されているので、許してくださいね。
完成してカクヨムに発表したら、この物語や🍂日記、近況ボードでお知らせします。
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【 この可愛い❤️ゆんゆんに花束💐を !】
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