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嵐の進路は北北東 ?
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【嵐side】
高校卒業後の進路に『旅に出る !』と言ったら、本気で心配されてしまった。
昔に見た偉人伝で安田財閥の会長だった一平氏が嫁探しの旅に出た話を見ていたので、つい言ってしまったのだ。
さんざん心配されたので、ノリと勢いで『陰陽師に成る !』と言ってしまったが後に後悔した。
今から修行して陰陽師に成っても、こけるのアホの後塵を拝するなんて、ゴメンだぜ !
それもこれも、高校一年生なのに進路を聞いてくる由利子オバチャンが悪いんだ !
そして、既に目的を見つけていた弟妹たちも、……
真面目な明日菜や計画的な英里香、鍛冶オタクの巧ならともかく、パラスや由利凛、恵利子凛までもが進路を決めていたのが、ショックだった。
将来かぁ~、俺は何をしたいんだろうな ?
いくら、元が、軍神だからと云って自衛隊に入るのも芸がないし、つまらない。
せっかく人間に転生したんだから神時代とは違った人生を送ってみたいんだ。
ポン ポン !
誰かが俺の肩を叩いた。
てっきり由利子オバチャンか妹たちの誰かかと思い振り返ると、
「弟くん。 悩んでいるなら、お姉ちゃんと一緒に『日本OEDO保育専門学校』に行ってみない。
2年間で、保育士と幼稚園教諭に社会福祉主事任用資格に短大卒の資格が貰えるよ。
弟くんは小さな子供たちにも好かれやすいし、向いていると思うの。
嫌だったり別の未来を見つけるまでの暫定でも良いから、お姉ちゃんと一緒に幼稚園の先生を目指してみない ? 」
天姉(天音)が優しく導いてくれた気がした。
神時代の兄貴より、よっぽど太陽の神らしかった。
流石、日本神話の最高神 天照皇大神は、ウチのちゃらんぽらん親父とは違うな !
特に やりたいことも無いし、天姉の顔を立てる意味でも言うことを聞いてみよう。
なぁ~に、他にやりたい事が見付かるまでの一時凌ぎだから難しく考える必要も無いだろう。
「天姉。 俺、やって見るよ ! いろいろ知らないことがあるから教えてくれ……ください ! 」
天姉は、優しく頷きながら俺を受け入れてくれた。
「はい、はーい! 私もお願いしまーす、天音お姉さま! 」
「何処から湧いた、蝶子 ! 」
何処かで隠れて見ていた蝶子が突然表れて突撃して来た。
「嵐くん居る所に蝶子ちゃんあり !
蝶子は、ずっ~と嵐くんと一緒だよ 」
蝶子の奴は、ずっと俺に憑いているつもりか !
「蝶子ちゃんなら大歓迎だよ !
弟くんのことをお願いね、蝶子ちゃん 」
おい、おい、天姉 !
それじゃあ、俺と蝶子が恋人同士か結婚するみたいじゃないか !
俺は蛍一筋なんだぞ ! まだ、学生だから我慢しているだけで、社会人に成ったらプロポーズするつもりなのに……
その時、……
〖ケッケッケッ、蛍先生に限らないけど、
『適齢期の女性が告白もされないのに、独り身で白馬の王子様が迎えに来るのを待っている』
と信じている嵐お兄ちゃんは、おめでたいのじゃ !
そんなことを考えていると、『鳶に油揚げを取られる』だけだよ、嵐お兄ちゃん !〗
由利凛から神通信が聞こえて来た。
ハッ ! 感覚を研ぎ澄ますと、……
「オマエラァ~、見ていたなぁー ! 」
見付からないように隠れて見ていた弟妹たちを見付けたのだった。
※『邪神ちゃん バンザーイ !』の設定では、アポロンとアルテミスの双子の神々は、ヘパイストスやアレスの兄や姉に成っています。
その続編でもあるので、嵐に取っても兄や姉であります。
高校卒業後の進路に『旅に出る !』と言ったら、本気で心配されてしまった。
昔に見た偉人伝で安田財閥の会長だった一平氏が嫁探しの旅に出た話を見ていたので、つい言ってしまったのだ。
さんざん心配されたので、ノリと勢いで『陰陽師に成る !』と言ってしまったが後に後悔した。
今から修行して陰陽師に成っても、こけるのアホの後塵を拝するなんて、ゴメンだぜ !
それもこれも、高校一年生なのに進路を聞いてくる由利子オバチャンが悪いんだ !
そして、既に目的を見つけていた弟妹たちも、……
真面目な明日菜や計画的な英里香、鍛冶オタクの巧ならともかく、パラスや由利凛、恵利子凛までもが進路を決めていたのが、ショックだった。
将来かぁ~、俺は何をしたいんだろうな ?
いくら、元が、軍神だからと云って自衛隊に入るのも芸がないし、つまらない。
せっかく人間に転生したんだから神時代とは違った人生を送ってみたいんだ。
ポン ポン !
誰かが俺の肩を叩いた。
てっきり由利子オバチャンか妹たちの誰かかと思い振り返ると、
「弟くん。 悩んでいるなら、お姉ちゃんと一緒に『日本OEDO保育専門学校』に行ってみない。
2年間で、保育士と幼稚園教諭に社会福祉主事任用資格に短大卒の資格が貰えるよ。
弟くんは小さな子供たちにも好かれやすいし、向いていると思うの。
嫌だったり別の未来を見つけるまでの暫定でも良いから、お姉ちゃんと一緒に幼稚園の先生を目指してみない ? 」
天姉(天音)が優しく導いてくれた気がした。
神時代の兄貴より、よっぽど太陽の神らしかった。
流石、日本神話の最高神 天照皇大神は、ウチのちゃらんぽらん親父とは違うな !
特に やりたいことも無いし、天姉の顔を立てる意味でも言うことを聞いてみよう。
なぁ~に、他にやりたい事が見付かるまでの一時凌ぎだから難しく考える必要も無いだろう。
「天姉。 俺、やって見るよ ! いろいろ知らないことがあるから教えてくれ……ください ! 」
天姉は、優しく頷きながら俺を受け入れてくれた。
「はい、はーい! 私もお願いしまーす、天音お姉さま! 」
「何処から湧いた、蝶子 ! 」
何処かで隠れて見ていた蝶子が突然表れて突撃して来た。
「嵐くん居る所に蝶子ちゃんあり !
蝶子は、ずっ~と嵐くんと一緒だよ 」
蝶子の奴は、ずっと俺に憑いているつもりか !
「蝶子ちゃんなら大歓迎だよ !
弟くんのことをお願いね、蝶子ちゃん 」
おい、おい、天姉 !
それじゃあ、俺と蝶子が恋人同士か結婚するみたいじゃないか !
俺は蛍一筋なんだぞ ! まだ、学生だから我慢しているだけで、社会人に成ったらプロポーズするつもりなのに……
その時、……
〖ケッケッケッ、蛍先生に限らないけど、
『適齢期の女性が告白もされないのに、独り身で白馬の王子様が迎えに来るのを待っている』
と信じている嵐お兄ちゃんは、おめでたいのじゃ !
そんなことを考えていると、『鳶に油揚げを取られる』だけだよ、嵐お兄ちゃん !〗
由利凛から神通信が聞こえて来た。
ハッ ! 感覚を研ぎ澄ますと、……
「オマエラァ~、見ていたなぁー ! 」
見付からないように隠れて見ていた弟妹たちを見付けたのだった。
※『邪神ちゃん バンザーイ !』の設定では、アポロンとアルテミスの双子の神々は、ヘパイストスやアレスの兄や姉に成っています。
その続編でもあるので、嵐に取っても兄や姉であります。
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