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入学式 ①
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【嵐side】
「そこの綺麗なお姉様、ボクとお茶しませんか ? 」
入学式そうそう、こけるのアホが校門の前で ナンパをしていた。
「入学式だと云うのに、何をバカな事をやっているんだ、こけるは !」
巧も呆れたように呟いていた。
「そちらのカッコいいお姉様、ボク、道頓堀こける。
一緒にお茶を飲みながら、未来のことを話し合いましょう ! 」
しかし、誰も相手にせずに通り過ぎて行く。
こけるも深追いしない処だけは感心するな。
妹たちも呆れたように、こけるを見ているだけなので俺が止めに行こうとした時、
バシッーン !
でかいハリセンで、こけるを叩いた女子生徒が居た。
「こける君の浮気者ぉー !
ウチと云う者がありながら、ナンパするなんて酷いわぁー ! 」
起き上がろうとした こけるをバシッバシッと叩き続ける女子生徒。
明日菜や英里香、パラス達が近付いて行ったから止めると思いきや、
「加勢するわ、 煩悩退散 !」
「スケベは滅びなさい ! 」
「こけるの躾は任せて ! 」
三女神が止めをさしに行っていた。
しばらく妹達にボコボコにされ気絶した、こけるを見て 流石にヤりすぎだと感じた俺が止めに入ろうとしたら、
ムクッ と立ち上がり、
「あ~、死ぬかと思った。
いくら 俺だって不死身じゃ無いんだから加減くらいしてくれよ、海里と大江戸三姉妹 ! 」
こけるの彼女 !?
不審に思い鑑定をしたら、
バシッ !
鑑定が弾かれてしまった。
と云うことは、海里と呼ばれた女子生徒も神、女神の可能性が出来てしまった。
人間に成った俺達の神オーラでは、これが限界のようだな。
校舎から教師達が騒ぎを聞き付けたのか、誰かが通報したのか判らんが、
「誰だぁー 、校門前で問題を起こしているのはぁー ! 」
ゲェッー ! 由利子オバチャンとハルトおじさんが、此方を睨みながら駆けてきた。
俺は無罪だ、と言って信じてくれるだろうか ?
周りにも見ていた生徒が居るから大丈夫だと思いたいが、由利子オバチャンの余りの剣幕に生徒達が遠巻きにしながら捲き込まれないように離れてしまった。
「また、お前達か !
事情は後で聞いてやるから、一旦 教室にむかいなさい 」
皆が由利子オバチャンの言う事を聞いて、クラス発表がある掲示板に向かおうとしたら、
「お前ら問題児、大江戸兄妹、潮来姉妹、道頓堀こける、舞鶴海里は、私のA組だから 真っ直ぐに教室に向かいなさい ! 」
なんてこった !
せっかくのクラス発表、掲示板を見て探すのを楽しみにしていたのに台無しじゃないかぁー!
こけるを睨むと、
「タハハハッ、スマン ! 」
手を併せて謝っていたが許さん !
こうなったら、絶対にこけるの正体を暴いてやる !
♟♞♝♜♛♚
【ニワトリside】
アレス達が帰ってきたから、久しぶりに観察をしていた。
決して、今までサボっていた訳では無いが、そろそろ定期報告をしないと父上に怒られてしまう。
そう思い真面目に観察していた。
隣には八咫烏が潮来天音を見守っている。
話しを聞いたら、月読様からの依頼だという。
私が土産に、ノースダコタ・フライドチキンを持っていったら、好物だったのか教えてくれたのだ。
知恵の神である私にかかれば、どんな秘密でも隠せる訳が無いのだ。
二柱で、フライドチキンを食べながら観察していたら、とんでもない人物を見つけてしまった !
これは、直ぐにでも父上に報告しなくては !
私が飛び立とうとしたら、
「カァーーーーー!」
「コケッー、コッコッコッ」
二羽で、フライドチキンを食べ終えた後、喉が渇いたので家まで帰って、父上には明日に成ってから伝えに行けば良いだろう。
しかし、一休みしたニワトリは、すっかり忘れてしまっていた。
「コッコッコッコケッコッコッ」
新しく出来た友神に逢うのを楽しみにしているニワトリだった。
※作者より
Anime AI で、夜野 蝶子 こと アフロディーテを描いてもらいました。
よろしければ意見を頂ければ嬉しいです。
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D
E
「そこの綺麗なお姉様、ボクとお茶しませんか ? 」
入学式そうそう、こけるのアホが校門の前で ナンパをしていた。
「入学式だと云うのに、何をバカな事をやっているんだ、こけるは !」
巧も呆れたように呟いていた。
「そちらのカッコいいお姉様、ボク、道頓堀こける。
一緒にお茶を飲みながら、未来のことを話し合いましょう ! 」
しかし、誰も相手にせずに通り過ぎて行く。
こけるも深追いしない処だけは感心するな。
妹たちも呆れたように、こけるを見ているだけなので俺が止めに行こうとした時、
バシッーン !
でかいハリセンで、こけるを叩いた女子生徒が居た。
「こける君の浮気者ぉー !
ウチと云う者がありながら、ナンパするなんて酷いわぁー ! 」
起き上がろうとした こけるをバシッバシッと叩き続ける女子生徒。
明日菜や英里香、パラス達が近付いて行ったから止めると思いきや、
「加勢するわ、 煩悩退散 !」
「スケベは滅びなさい ! 」
「こけるの躾は任せて ! 」
三女神が止めをさしに行っていた。
しばらく妹達にボコボコにされ気絶した、こけるを見て 流石にヤりすぎだと感じた俺が止めに入ろうとしたら、
ムクッ と立ち上がり、
「あ~、死ぬかと思った。
いくら 俺だって不死身じゃ無いんだから加減くらいしてくれよ、海里と大江戸三姉妹 ! 」
こけるの彼女 !?
不審に思い鑑定をしたら、
バシッ !
鑑定が弾かれてしまった。
と云うことは、海里と呼ばれた女子生徒も神、女神の可能性が出来てしまった。
人間に成った俺達の神オーラでは、これが限界のようだな。
校舎から教師達が騒ぎを聞き付けたのか、誰かが通報したのか判らんが、
「誰だぁー 、校門前で問題を起こしているのはぁー ! 」
ゲェッー ! 由利子オバチャンとハルトおじさんが、此方を睨みながら駆けてきた。
俺は無罪だ、と言って信じてくれるだろうか ?
周りにも見ていた生徒が居るから大丈夫だと思いたいが、由利子オバチャンの余りの剣幕に生徒達が遠巻きにしながら捲き込まれないように離れてしまった。
「また、お前達か !
事情は後で聞いてやるから、一旦 教室にむかいなさい 」
皆が由利子オバチャンの言う事を聞いて、クラス発表がある掲示板に向かおうとしたら、
「お前ら問題児、大江戸兄妹、潮来姉妹、道頓堀こける、舞鶴海里は、私のA組だから 真っ直ぐに教室に向かいなさい ! 」
なんてこった !
せっかくのクラス発表、掲示板を見て探すのを楽しみにしていたのに台無しじゃないかぁー!
こけるを睨むと、
「タハハハッ、スマン ! 」
手を併せて謝っていたが許さん !
こうなったら、絶対にこけるの正体を暴いてやる !
♟♞♝♜♛♚
【ニワトリside】
アレス達が帰ってきたから、久しぶりに観察をしていた。
決して、今までサボっていた訳では無いが、そろそろ定期報告をしないと父上に怒られてしまう。
そう思い真面目に観察していた。
隣には八咫烏が潮来天音を見守っている。
話しを聞いたら、月読様からの依頼だという。
私が土産に、ノースダコタ・フライドチキンを持っていったら、好物だったのか教えてくれたのだ。
知恵の神である私にかかれば、どんな秘密でも隠せる訳が無いのだ。
二柱で、フライドチキンを食べながら観察していたら、とんでもない人物を見つけてしまった !
これは、直ぐにでも父上に報告しなくては !
私が飛び立とうとしたら、
「カァーーーーー!」
「コケッー、コッコッコッ」
二羽で、フライドチキンを食べ終えた後、喉が渇いたので家まで帰って、父上には明日に成ってから伝えに行けば良いだろう。
しかし、一休みしたニワトリは、すっかり忘れてしまっていた。
「コッコッコッコケッコッコッ」
新しく出来た友神に逢うのを楽しみにしているニワトリだった。
※作者より
Anime AI で、夜野 蝶子 こと アフロディーテを描いてもらいました。
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