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嵐のごとく Ⅴ ⑥
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【由利凛(ユカリン)side】
湖でのお詫びのつもりなのか、お兄ちゃんと一緒にファーストの街を散策している。
エリーゼはシリウスと一緒にデートするので別行動しているのじゃ。
マリンやサリーも追いて来たそうだったから誘ったのじゃが遠慮されてしまった。
妾とお兄ちゃんの仲は兄妹、家族みたいなモノだから誤解が無いように説明したのに……
ふと見るとセカンドの街に行く為の馬車の停留所でダンスをしているプレイヤーとピンクのウサギが一緒に踊っていたのじゃ。
ダンスを見ていたプレイヤーに聞くと、ダンスをしているプレイヤーの名前は『カルメン』で職業は『ソード・ダンサー』、一緒に踊っているピンクのウサギは彼女の従魔で『ノバ』と云う名前だと教えて貰えたのじゃ。
ある日、彼女が停留所の前で踊っていたら、いつの間にか一緒に踊っていたそうじゃ。
タヌキチの応援がステータス上昇するのとは逆に、ノバの踊りは敵モンスターのステータスダウンをもたらすと聞いたのじゃ。
やはり、お兄ちゃんみたいに変わった行動が珍しいレアモンスを従魔に出来そうなのじゃ。
結局、妾の従魔に成りそうなイベントも無く、パーティーハウスに戻ったのじゃが……
気づいていないとでも思っているのだろうか、妾たちの散策の後ろからアリア、エデン、マリン、サリーが尾行していたのじゃ。
マオとユーミンは、サナダとギレンと一緒に武器屋に防具を見に行っている。
四人とも暇なのじゃ !
♟♞♝♜♛♚♙♘♗♖♕♔
【嵐side】
う~ん、流石に何度も上手い話は無いかぁ~。
妹たちにも新しい従魔が出来たことだし、冒険者ギルドで依頼でも受けて連携の練習でもしようか。
ギルドに行くと、丁度良い依頼が有った。
街から離れた村にある貯水池で増えすぎた『ロックリザード』を駆除する依頼だ。
皆を誘うと全員が参加することに成った。
一応、フレンドメールで『ライジング・サン』のメンバーを誘ったが、別の依頼を受けているみたいで参加はしなかった。
従魔たちを含めて、だいぶ俺達も大所帯に成ったな。
ベルは俺の頭に座って居る、すっかり指定席に成ってしまったな。
アリアの首に巻き付くようにタマモが居て、エデンの左肩にはクロウが止まって居る。
二人共、すっかりご満悦だな。
やがて貯水池に着いたら、確かに沢山のロックリザードが居た。
「「ギガ・サンダー ! 」」
ユカリンとサリーの雷系上級呪文が炸裂した処に、ペガサスに咥えられて空高く登ったマリンが上空から拳を構えて墜ちてきた。
「アトミック・ボルトー ! 」
ロックリザードの一体を貫いて、ロックリザードはポリゴンに成り爆散した。
「思ったより硬くないよー! 」
マリンのアドバイスを聞いたアリアとパラスが麻痺をして動けないで居るロックリザードの横腹に槍を連続で突き立てている。
「流星槍 !」
「スペシャル・ローリング・アタック !」
何処かで聞いたことがあるような技だが、このゲームには『ソードスキル』は無いから勝手に命名した技だ。
妹たちも順調にオタク道に染まっている証拠だな。
サナダやギレンも技名こそ叫ばないが、確実に止めをさしている。
蝶子……アゲハまでもが、ロックリザードの撲滅戦に参加してサナダに鍛えて貰った『サンダースピア改 +5』で止めを刺し回っている。
俺は当然ながら、マオとユーミン、サリーやユカリン、エリーゼなど後衛職を守る為に大盾を構えて麻痺から逃れたロックリザードをシールドバッシュで跳ね返していた。
タヌキチの応援で皆のステータスが上昇した上にベルの
「みんなぁー、ぶん殴っちゃえー !」
鼓舞で攻撃力が2倍に羽上がっている。
俺の従魔たちは地味に凄いな。
俺がシールドバッシュで跳ね返したロックリザードにハルカとカナタが石化ブレスで動けなくして、タマモの狐火とクロウの『エア・カッター』で攻撃している。
そして一番レベルの低いシリウスが止めを刺していた。
マーズに関しては、俗に言う『養殖』行為だが早くレベルアップして貰う為には仕方ないだろう。
しばらくするとロックリザードは、ほとんど駆除出来たと思うが、本番はこれからだ !
前回のパターンから学んだんだぜ !
俺は、脳筋とは違うんだ。
案の定、貯水池からお客さんが上陸を始めたのだった。
湖でのお詫びのつもりなのか、お兄ちゃんと一緒にファーストの街を散策している。
エリーゼはシリウスと一緒にデートするので別行動しているのじゃ。
マリンやサリーも追いて来たそうだったから誘ったのじゃが遠慮されてしまった。
妾とお兄ちゃんの仲は兄妹、家族みたいなモノだから誤解が無いように説明したのに……
ふと見るとセカンドの街に行く為の馬車の停留所でダンスをしているプレイヤーとピンクのウサギが一緒に踊っていたのじゃ。
ダンスを見ていたプレイヤーに聞くと、ダンスをしているプレイヤーの名前は『カルメン』で職業は『ソード・ダンサー』、一緒に踊っているピンクのウサギは彼女の従魔で『ノバ』と云う名前だと教えて貰えたのじゃ。
ある日、彼女が停留所の前で踊っていたら、いつの間にか一緒に踊っていたそうじゃ。
タヌキチの応援がステータス上昇するのとは逆に、ノバの踊りは敵モンスターのステータスダウンをもたらすと聞いたのじゃ。
やはり、お兄ちゃんみたいに変わった行動が珍しいレアモンスを従魔に出来そうなのじゃ。
結局、妾の従魔に成りそうなイベントも無く、パーティーハウスに戻ったのじゃが……
気づいていないとでも思っているのだろうか、妾たちの散策の後ろからアリア、エデン、マリン、サリーが尾行していたのじゃ。
マオとユーミンは、サナダとギレンと一緒に武器屋に防具を見に行っている。
四人とも暇なのじゃ !
♟♞♝♜♛♚♙♘♗♖♕♔
【嵐side】
う~ん、流石に何度も上手い話は無いかぁ~。
妹たちにも新しい従魔が出来たことだし、冒険者ギルドで依頼でも受けて連携の練習でもしようか。
ギルドに行くと、丁度良い依頼が有った。
街から離れた村にある貯水池で増えすぎた『ロックリザード』を駆除する依頼だ。
皆を誘うと全員が参加することに成った。
一応、フレンドメールで『ライジング・サン』のメンバーを誘ったが、別の依頼を受けているみたいで参加はしなかった。
従魔たちを含めて、だいぶ俺達も大所帯に成ったな。
ベルは俺の頭に座って居る、すっかり指定席に成ってしまったな。
アリアの首に巻き付くようにタマモが居て、エデンの左肩にはクロウが止まって居る。
二人共、すっかりご満悦だな。
やがて貯水池に着いたら、確かに沢山のロックリザードが居た。
「「ギガ・サンダー ! 」」
ユカリンとサリーの雷系上級呪文が炸裂した処に、ペガサスに咥えられて空高く登ったマリンが上空から拳を構えて墜ちてきた。
「アトミック・ボルトー ! 」
ロックリザードの一体を貫いて、ロックリザードはポリゴンに成り爆散した。
「思ったより硬くないよー! 」
マリンのアドバイスを聞いたアリアとパラスが麻痺をして動けないで居るロックリザードの横腹に槍を連続で突き立てている。
「流星槍 !」
「スペシャル・ローリング・アタック !」
何処かで聞いたことがあるような技だが、このゲームには『ソードスキル』は無いから勝手に命名した技だ。
妹たちも順調にオタク道に染まっている証拠だな。
サナダやギレンも技名こそ叫ばないが、確実に止めをさしている。
蝶子……アゲハまでもが、ロックリザードの撲滅戦に参加してサナダに鍛えて貰った『サンダースピア改 +5』で止めを刺し回っている。
俺は当然ながら、マオとユーミン、サリーやユカリン、エリーゼなど後衛職を守る為に大盾を構えて麻痺から逃れたロックリザードをシールドバッシュで跳ね返していた。
タヌキチの応援で皆のステータスが上昇した上にベルの
「みんなぁー、ぶん殴っちゃえー !」
鼓舞で攻撃力が2倍に羽上がっている。
俺の従魔たちは地味に凄いな。
俺がシールドバッシュで跳ね返したロックリザードにハルカとカナタが石化ブレスで動けなくして、タマモの狐火とクロウの『エア・カッター』で攻撃している。
そして一番レベルの低いシリウスが止めを刺していた。
マーズに関しては、俗に言う『養殖』行為だが早くレベルアップして貰う為には仕方ないだろう。
しばらくするとロックリザードは、ほとんど駆除出来たと思うが、本番はこれからだ !
前回のパターンから学んだんだぜ !
俺は、脳筋とは違うんだ。
案の定、貯水池からお客さんが上陸を始めたのだった。
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