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嵐のごとくⅢ ⑫
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【嵐side】
さっきまでは金棒のような武器で攻撃してきていたエリアボス、カンピロバクターが武器を投げ捨ててから、何処からか新しい武器を取り出した。
……大きい鎌?
「『デスサイズ』だ!
射程距離が長いから、気を付けて皆んな!」
クリスからの忠告に俺とトモエが盾を構えた。
ダメージディーラーなんてタンク役なんか、やりたくないが 現在、盾を装備できるのは、俺とトモエしか居ないからだ。
執拗にデスサイズで俺達に攻撃してくるエリアボス。
別にヘイトを稼いだ訳でも無いのに、どうして俺達ばかりを集中的に攻撃してくるんだ?
不思議に思っていたら、隣のトモエが教えてくれた。
「不思議そうな顔をしているな。
大方、敵が私達を集中的に攻撃してくる理由を考えていたのだろう。
それは、スキル『挑発』を使っていたからなんだよ。
君も『聖騎士』を目指すなら覚えられるハズだから頑張ってくれ!」
「嫌、否、イヤ、クルセイダーなんて目指していないからな!
最終的には、超級職の『侍大将』か『剣神』『覇王』を狙っているんだから絶対に御免だぜ!」
「そうか、君なら仲間を守る盾役をするものだと決めつけてしまったな、すまなかった」
「否、そんなに気にしていないから謝らなくてもいいよ。
それよりも『盾』の耐久値が、そろそろヤバいんだけど、まだ耐えないとダメなのか?」
俺がトモエに聞くと、
「最後のHpバーも二割を切ったから、もうひと頑張りだ!」
その二割が耐えられそうにないんだがな!
このままじゃジリ貧だし、勿体無いが……
「アッ、バカヤロー!
盾を投げ捨てる奴がいるかー! 」
サナダに怒鳴られるが、捨てた訳では無くエリアボスにブツケルために投げたんだよ!
「巧、背中を借りるぜ!
それとクリス、風の術で上昇させてくれ !」
「おっ おい、何を勝手なこと………なっ、俺を踏み台にしただと!……
巧の言葉を最後まで聞かずに踏み台にしてジャンプした。
「なるほど、良い手だね!
風遁の術、カーミーカーゼーの術!」
人工的な上昇気流に乗り、エリアボスの遥か上空に達した俺は、
「 一撃必殺スーパー・エクセレント・ドラゴン・マックス・斬りぃーーー!」
俺の剣は、エリアボスの頭から入り下まで切り裂いた!
流石、ミスリルの剣だ! まっ、俺の腕の賜物だな。
カンピロバクターのHpバーは『0』に成り爆散した!
上空に『MISSION COMPLETE』が浮かんでいた。
やったぜ!
「「「「「「いえ~い♪」」」」」」
俺達は勝利を祝いながらハイタッチをしていった。
ピコーン♪
んっ? 金は、あらかじめ分配するように設定して有ったので、エリアボスを倒した時に入る金は均等に分配されているハズなのに、なんだろう?
「アッ、『ラスト・アタック・ボーナス』だよ!
エリアボスとか魔王などの特殊な敵に止めを刺すと貰えるんだよ。
ねっ ねっ、良かったら何が貰えたか、教えて貰えるかな」
クリスが近付いて来て至近距離から聞いてきた。
俺は、ドキドキしながらアイテム欄をチェックしていると、それらしいアイテムを見つけることが出来た。
さっそく装備してみた、武器や防具は装備しないと役に立たないからな、これは常識だぜ!
英雄の紅のマント
少しハデかな? と思っていたら、
「わぁ~! ケンシンは、やっぱり勇者だよぉ~!
とおっ~ても似合うよぉ~」
アゲハに褒められてもなぁ~
「 うん、本当に似合っているよ。
鎧も着ているから、カッコいいよ」
「そっ そうか。ところで、クリス……もし良かったら……
俺がいい終える前に湖の精霊女王が、また現れた。
チッ、良いところを邪魔しやがって、空気読めよな!
「湖を汚すモンスターを倒してくれて感謝します、人の子らよ。
お礼に私達が鍛えた宝剣を貴方たちに差し上げましょう」
そう言って綺麗な剣を渡してきた。
「チェーン・クエストの最後の御宝だな!
デュランダルかな? アスカロンかな?」
「湖の妖精が鍛えた宝剣と云えば『エクスカリバー』しかないだろう!」
後ろからギレンとサナダの声が聞こえてきた。
やったぜ! |これで、俺も『聖剣』をゲットだぜ!
これから、俺の『聖剣伝説』が始まるんだな!
大盤振る舞いな事に人数分の宝剣をくれた妖精に感謝した。
さっそく皆で、宝剣を初級鑑定して見た。
聖剣アンタガタドコサー
聖剣ヒゴサヒゴドコサー
聖剣クマモトサクマモトドコサー
聖剣テンバサテンバヤマニハタヌキガオッテサー
聖剣ソレヲリョウシガテッポウデウッテサー
聖剣ニテサヤイテサクッテサー
「「「「「「………………」」」」」」
うん、帰ったらボツえもんに売り付けてやろう。
しかし、このゲームの開発スタッフは性格が悪いな!
今頃、モニタリングして笑っているんだろうなぁ。
さっきまでは金棒のような武器で攻撃してきていたエリアボス、カンピロバクターが武器を投げ捨ててから、何処からか新しい武器を取り出した。
……大きい鎌?
「『デスサイズ』だ!
射程距離が長いから、気を付けて皆んな!」
クリスからの忠告に俺とトモエが盾を構えた。
ダメージディーラーなんてタンク役なんか、やりたくないが 現在、盾を装備できるのは、俺とトモエしか居ないからだ。
執拗にデスサイズで俺達に攻撃してくるエリアボス。
別にヘイトを稼いだ訳でも無いのに、どうして俺達ばかりを集中的に攻撃してくるんだ?
不思議に思っていたら、隣のトモエが教えてくれた。
「不思議そうな顔をしているな。
大方、敵が私達を集中的に攻撃してくる理由を考えていたのだろう。
それは、スキル『挑発』を使っていたからなんだよ。
君も『聖騎士』を目指すなら覚えられるハズだから頑張ってくれ!」
「嫌、否、イヤ、クルセイダーなんて目指していないからな!
最終的には、超級職の『侍大将』か『剣神』『覇王』を狙っているんだから絶対に御免だぜ!」
「そうか、君なら仲間を守る盾役をするものだと決めつけてしまったな、すまなかった」
「否、そんなに気にしていないから謝らなくてもいいよ。
それよりも『盾』の耐久値が、そろそろヤバいんだけど、まだ耐えないとダメなのか?」
俺がトモエに聞くと、
「最後のHpバーも二割を切ったから、もうひと頑張りだ!」
その二割が耐えられそうにないんだがな!
このままじゃジリ貧だし、勿体無いが……
「アッ、バカヤロー!
盾を投げ捨てる奴がいるかー! 」
サナダに怒鳴られるが、捨てた訳では無くエリアボスにブツケルために投げたんだよ!
「巧、背中を借りるぜ!
それとクリス、風の術で上昇させてくれ !」
「おっ おい、何を勝手なこと………なっ、俺を踏み台にしただと!……
巧の言葉を最後まで聞かずに踏み台にしてジャンプした。
「なるほど、良い手だね!
風遁の術、カーミーカーゼーの術!」
人工的な上昇気流に乗り、エリアボスの遥か上空に達した俺は、
「 一撃必殺スーパー・エクセレント・ドラゴン・マックス・斬りぃーーー!」
俺の剣は、エリアボスの頭から入り下まで切り裂いた!
流石、ミスリルの剣だ! まっ、俺の腕の賜物だな。
カンピロバクターのHpバーは『0』に成り爆散した!
上空に『MISSION COMPLETE』が浮かんでいた。
やったぜ!
「「「「「「いえ~い♪」」」」」」
俺達は勝利を祝いながらハイタッチをしていった。
ピコーン♪
んっ? 金は、あらかじめ分配するように設定して有ったので、エリアボスを倒した時に入る金は均等に分配されているハズなのに、なんだろう?
「アッ、『ラスト・アタック・ボーナス』だよ!
エリアボスとか魔王などの特殊な敵に止めを刺すと貰えるんだよ。
ねっ ねっ、良かったら何が貰えたか、教えて貰えるかな」
クリスが近付いて来て至近距離から聞いてきた。
俺は、ドキドキしながらアイテム欄をチェックしていると、それらしいアイテムを見つけることが出来た。
さっそく装備してみた、武器や防具は装備しないと役に立たないからな、これは常識だぜ!
英雄の紅のマント
少しハデかな? と思っていたら、
「わぁ~! ケンシンは、やっぱり勇者だよぉ~!
とおっ~ても似合うよぉ~」
アゲハに褒められてもなぁ~
「 うん、本当に似合っているよ。
鎧も着ているから、カッコいいよ」
「そっ そうか。ところで、クリス……もし良かったら……
俺がいい終える前に湖の精霊女王が、また現れた。
チッ、良いところを邪魔しやがって、空気読めよな!
「湖を汚すモンスターを倒してくれて感謝します、人の子らよ。
お礼に私達が鍛えた宝剣を貴方たちに差し上げましょう」
そう言って綺麗な剣を渡してきた。
「チェーン・クエストの最後の御宝だな!
デュランダルかな? アスカロンかな?」
「湖の妖精が鍛えた宝剣と云えば『エクスカリバー』しかないだろう!」
後ろからギレンとサナダの声が聞こえてきた。
やったぜ! |これで、俺も『聖剣』をゲットだぜ!
これから、俺の『聖剣伝説』が始まるんだな!
大盤振る舞いな事に人数分の宝剣をくれた妖精に感謝した。
さっそく皆で、宝剣を初級鑑定して見た。
聖剣アンタガタドコサー
聖剣ヒゴサヒゴドコサー
聖剣クマモトサクマモトドコサー
聖剣テンバサテンバヤマニハタヌキガオッテサー
聖剣ソレヲリョウシガテッポウデウッテサー
聖剣ニテサヤイテサクッテサー
「「「「「「………………」」」」」」
うん、帰ったらボツえもんに売り付けてやろう。
しかし、このゲームの開発スタッフは性格が悪いな!
今頃、モニタリングして笑っているんだろうなぁ。
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