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嵐のごとくⅢ ④
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【嵐side】
「なあ、何時から俺達は『勇者パーティー』に成ったんだ?
それにアイツは『僧侶戦士』で『聖女』じゃ無かったよな?
俺の記憶違いか?」
「俺が知るかよ!
大方、アイツの妄想だろう!
昔からアイツのご都合主義には振り回されてきただろう!」
巧………サナダが戸惑いながら聞いて来たのに、キレて応えてしまった。
結局、俺達はアゲハが勝手に受けたクエストをやることにした。
やらずにクエスト失敗のペナルティを受けるより、クエストを経験して失敗する方がマシだと判断した為である。
クエストの内容は『お使いクエスト』と呼ばれるモノで、クエストを出してきたNPCの旦那が熱病らしく、それを治す為に『魔の森』に住む魔女から熱病の『薬』を買ってくるこだ。
簡単なクエストに思えるが、とんでもない!
まずは『魔の森』だが、俺達の平均レベルが ようやく『レベル9』で、もうすぐ二桁と云う処なのに『魔の森』の推奨レベルが『レベル20』
その上に時間制限までありゲーム内時間で3日後までに帰って来て『薬』をNPCに渡すことが出来なければ、NPCが亡くなってクエスト失敗に成ってしまうのだ。
………本当に疫病神だな、アノ女!
とにもかくにも死なない為に街にある店から買えるだけの回復ポーションや毒消しポーション、食糧に水筒を買い漁ることにした。
俺達には魔法が使えるメンバーはアゲハ一人だから魔力回復ポーションはアゲハに任せた。
アイテムボックスがあるからマシだが現実なら大荷物に成るな。
♟♞♝♜♛♚♙♘♗♖♕♔
草原を抜けて魔の森の前までやってきた。
「出来るだけ無駄な戦闘を避けて森の中心にある魔女の家を目指すぞ!
ただし、森オオカミとコボルトは仲間を呼ばれると厄介だから積極的に狩るからな!」
俺が号令をかけるとサナダもギレンもアゲハも目を丸くして俺を見ていた。
「 嵐………ケンシンがマトモな指揮をしている!
俺は夢でも見ているのか?」
「 俺も嵐………ケンシンの事だから根性論で『気合いだぁー!』くらいしか言わないと思っていたよ。
脳筋だもんな、ケンシンは」
「………わっ 私は信じていたよ!
蝶………アゲハはケンシンの味方だからねっ!」
サナダ、ギレン、アゲハの言葉に言い返しそうに成るが、グッ と我慢した。
確かに俺は狂乱と破壊の神と言われているが、仮にも軍神なんだから頭を使うこと位出きるんだからな!
「なあ、何時から俺達は『勇者パーティー』に成ったんだ?
それにアイツは『僧侶戦士』で『聖女』じゃ無かったよな?
俺の記憶違いか?」
「俺が知るかよ!
大方、アイツの妄想だろう!
昔からアイツのご都合主義には振り回されてきただろう!」
巧………サナダが戸惑いながら聞いて来たのに、キレて応えてしまった。
結局、俺達はアゲハが勝手に受けたクエストをやることにした。
やらずにクエスト失敗のペナルティを受けるより、クエストを経験して失敗する方がマシだと判断した為である。
クエストの内容は『お使いクエスト』と呼ばれるモノで、クエストを出してきたNPCの旦那が熱病らしく、それを治す為に『魔の森』に住む魔女から熱病の『薬』を買ってくるこだ。
簡単なクエストに思えるが、とんでもない!
まずは『魔の森』だが、俺達の平均レベルが ようやく『レベル9』で、もうすぐ二桁と云う処なのに『魔の森』の推奨レベルが『レベル20』
その上に時間制限までありゲーム内時間で3日後までに帰って来て『薬』をNPCに渡すことが出来なければ、NPCが亡くなってクエスト失敗に成ってしまうのだ。
………本当に疫病神だな、アノ女!
とにもかくにも死なない為に街にある店から買えるだけの回復ポーションや毒消しポーション、食糧に水筒を買い漁ることにした。
俺達には魔法が使えるメンバーはアゲハ一人だから魔力回復ポーションはアゲハに任せた。
アイテムボックスがあるからマシだが現実なら大荷物に成るな。
♟♞♝♜♛♚♙♘♗♖♕♔
草原を抜けて魔の森の前までやってきた。
「出来るだけ無駄な戦闘を避けて森の中心にある魔女の家を目指すぞ!
ただし、森オオカミとコボルトは仲間を呼ばれると厄介だから積極的に狩るからな!」
俺が号令をかけるとサナダもギレンもアゲハも目を丸くして俺を見ていた。
「 嵐………ケンシンがマトモな指揮をしている!
俺は夢でも見ているのか?」
「 俺も嵐………ケンシンの事だから根性論で『気合いだぁー!』くらいしか言わないと思っていたよ。
脳筋だもんな、ケンシンは」
「………わっ 私は信じていたよ!
蝶………アゲハはケンシンの味方だからねっ!」
サナダ、ギレン、アゲハの言葉に言い返しそうに成るが、グッ と我慢した。
確かに俺は狂乱と破壊の神と言われているが、仮にも軍神なんだから頭を使うこと位出きるんだからな!
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