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イケメン四天王 ②
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【嵐side】
由利凛たちが絡まれているようだったから、助け船を出そうと思ったら相手の娘が半泣きで立ち去って行った。
「「「…………………………」」」
巧やロッキーも助けに行こうとしていたのだか、女子連中の様子を見て絶句していた。
「 言葉の暴力とは恐ろしいモノだな………」
「男の戦いと女の戦いは違うと云う処なんだろう………」
「少なくとも『口』では勝てそうに無いなぁ~」
巧、ロッキー、俺は思わず口に出していた。
「いやいや、お前は 昔、明日菜にボコボコにされて親父に告げ口した事があったろう………今の英里香やパラスに喧嘩して勝てるのか、負けるだろう!」
「 てっ てめえ、巧!
人が気にしていることを言いやがって、ナイーブな俺は傷付き易いんだぞ!
それにお前らだって、何時も由利子オバチャンに負けているじゃないかよ!」
「「………………………………」」
「ヘへン~ダ、ズボシだろうがァー!
本当の事を言われたら、ダンマリかよ!」
トントンと誰かが俺の肩を突付いた。
「うるせえなぁー、人が大事な話しをしている時に乱入してくんじゃねぇー! 」
振り返ると…………
「ゲェェェーーー! 由利子オバチャン………
ボコゥ 💥
「痛いじゃないかよ、由利子オバチャン! 」
「 ………先生、学校では『先生』をつけなさい、バカ者!」
「………由利子オバチャン先生 ?」
ボコゥ 💥 ボコゥ 💥
「 『オバチャン』は余計だ!
嵐は、今日の鍛錬は『腕立て伏せ』『腹筋』『背筋』『スクワット』をそれぞれ100回ずつ追加だ! 」
「ヒデェ~、それは無いよぉ~ オバ…………潮来先生!
それより何の用で俺達のクラスに来たんだよ、今日は『国語』の授業は無いぞ…………ハハァー、曜日を勘違いしたな オバチ………潮来先生!
ボケるには早いんじゃねえのかぁー!」
「…………嵐は、グランド10周追加な!
話しは逸れたが、………おい、由利凛!
3組の告下口が、泣きながら抗議に来たんだが………支離滅裂で 何を言っているか判らないが、由利凛、何か言ったのか?」
ゲッ、鍛錬が増えてしまった!
仕方がないから真面目にやるかぁ~、サボると由利子オバチャンが恐いからじゃ無いぞ!
しれっと何も無かったように次の授業の用意をしていた由利凛が静かに歩いて来た。
「潮来先生、妾に用事があるのかのう? 」
コッ コイツ、俺のやり取りを観察していたな!
「………由利凛の言い方は合っているが、実の娘に『潮来先生』と、呼ばれるのは来る者があるなぁ~」
「………公私混同は、駄目なんだと思うのじゃが『お母ちゃん』と呼んだ方が良いじゃろうか?」
コッ コイツ、いかにも心配そうに演技してやがるな!
由利子オバチャンは、誤魔化せても俺には判るぞ、ユリリン!
「いや、『潮来先生』で良いだろう。
私の娘は、真面目だなぁ~」
由利子オバチャン、騙されているぞ!
ユリリンの口角が邪悪に上がっているぞ………そういえば、コイツ、邪神だったわ!
由利凛たちが絡まれているようだったから、助け船を出そうと思ったら相手の娘が半泣きで立ち去って行った。
「「「…………………………」」」
巧やロッキーも助けに行こうとしていたのだか、女子連中の様子を見て絶句していた。
「 言葉の暴力とは恐ろしいモノだな………」
「男の戦いと女の戦いは違うと云う処なんだろう………」
「少なくとも『口』では勝てそうに無いなぁ~」
巧、ロッキー、俺は思わず口に出していた。
「いやいや、お前は 昔、明日菜にボコボコにされて親父に告げ口した事があったろう………今の英里香やパラスに喧嘩して勝てるのか、負けるだろう!」
「 てっ てめえ、巧!
人が気にしていることを言いやがって、ナイーブな俺は傷付き易いんだぞ!
それにお前らだって、何時も由利子オバチャンに負けているじゃないかよ!」
「「………………………………」」
「ヘへン~ダ、ズボシだろうがァー!
本当の事を言われたら、ダンマリかよ!」
トントンと誰かが俺の肩を突付いた。
「うるせえなぁー、人が大事な話しをしている時に乱入してくんじゃねぇー! 」
振り返ると…………
「ゲェェェーーー! 由利子オバチャン………
ボコゥ 💥
「痛いじゃないかよ、由利子オバチャン! 」
「 ………先生、学校では『先生』をつけなさい、バカ者!」
「………由利子オバチャン先生 ?」
ボコゥ 💥 ボコゥ 💥
「 『オバチャン』は余計だ!
嵐は、今日の鍛錬は『腕立て伏せ』『腹筋』『背筋』『スクワット』をそれぞれ100回ずつ追加だ! 」
「ヒデェ~、それは無いよぉ~ オバ…………潮来先生!
それより何の用で俺達のクラスに来たんだよ、今日は『国語』の授業は無いぞ…………ハハァー、曜日を勘違いしたな オバチ………潮来先生!
ボケるには早いんじゃねえのかぁー!」
「…………嵐は、グランド10周追加な!
話しは逸れたが、………おい、由利凛!
3組の告下口が、泣きながら抗議に来たんだが………支離滅裂で 何を言っているか判らないが、由利凛、何か言ったのか?」
ゲッ、鍛錬が増えてしまった!
仕方がないから真面目にやるかぁ~、サボると由利子オバチャンが恐いからじゃ無いぞ!
しれっと何も無かったように次の授業の用意をしていた由利凛が静かに歩いて来た。
「潮来先生、妾に用事があるのかのう? 」
コッ コイツ、俺のやり取りを観察していたな!
「………由利凛の言い方は合っているが、実の娘に『潮来先生』と、呼ばれるのは来る者があるなぁ~」
「………公私混同は、駄目なんだと思うのじゃが『お母ちゃん』と呼んだ方が良いじゃろうか?」
コッ コイツ、いかにも心配そうに演技してやがるな!
由利子オバチャンは、誤魔化せても俺には判るぞ、ユリリン!
「いや、『潮来先生』で良いだろう。
私の娘は、真面目だなぁ~」
由利子オバチャン、騙されているぞ!
ユリリンの口角が邪悪に上がっているぞ………そういえば、コイツ、邪神だったわ!
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