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大江戸家は、今日も賑やかです ③
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【英里香side】
由利子おばさんが怒っているわ。
お兄様達も何度も怒られてお仕置きされているのに懲りないわね。
アンなんでも女神時代からの兄妹だから見捨てる訳には……
「本当に知らないか?
今なら教えてくれたら、不九家の『苺ショートケーキ』と『チョコレートケーキ』もつけるぞ!」
私達 4人は黙って、和室の押入れを指差した。
だって、しょうがないじゃない!
人間に成ると女神の頃より味覚が感じられて美味しく感じられるのよ!
その上、学生でお小遣いしか収入が無いから自由にケーキなんて食べられ無いのよ。
ニヤリ
由利子おばさんが笑った姿が、アノ大魔王の姿とダブった………いやいや、由利子おばさんは、普通?の人間だったハズよ!
足音を発てずに押入れに近づいた由利子おばさんが、
バァーン 💥
…………二人は居なかった。
えっ?
確かに押入れに隠れたのに何処に行ったの?
異変に気がついたのか、押入れの中に有った段ボールをズラスと穴が空いていた。
「まぁ~た、逃げやがったなぁ~ クソガキ共!
絶対に取っ捕まえてお仕置きをしてやるからなぁ~!」
お兄様達が逃げ出していた。
昔だったら、押入れに隠れたら安心してそのまま居続けたハズなのに、人間に成って進化したと云うの?
ブルン ブルン ブルン ブルン
外からバイクのエンジン音が聞こえてきた。
急いで窓に寄り外を見るとお兄様達がバイクに股がって此方を見た。
「ワッハハハハハ、残念だったな。 由利子オバチャンに妹達よ!
俺達の方が一枚上だったな! 行くぞ、巧! 」
「嵐のバカヤロー!
俺は反対だったのにお前のせいで巻き込まれたんだぞ!
違うんです、由利子おばさん! 悪いのは嵐で俺は巻き込まれただけなんですよ!」
「バカもーん!
二人共、共犯だぁー! 今なら 大人しくお縄に付けば、罪と罰は軽く成るかも知れないぞぉー!」
「「嘘だぁーーー!」」
「それで何度、騙されたことか覚えているぞぉー!
逃げるぞ、巧!」
「グゥゥゥ、仕方がねぇ~!………何時もいつも嵐のせいで………
こうなったら『毒を食らわば皿までよ』だ!」
由利子おばさんが、窓から跳び出ると、
「「ヤベェ! 」」
バッバッバッバッバッバッバッバ💥
お兄様達がバイクで逃げ出すと由利子おばさんが、
「逃がすかぁー! 」
由利子おばさんの愛車 『フェアリーテイルWX』に乗り込み追いかけ始めた。
「晩御飯までに帰ってくるじゃろう。
妾達は予習の続きをやってから、オヤツのプリンを食べるのじゃ!」
由利凛、貴女ねぇ~………まぁ、何時もの事かぁ~
私達は勉強に戻るのだった。
晩御飯が始まる頃に、由利子おばさんに捕まったお兄様達が正座して食事をしていたのは面白かったわ。
正座を崩すのを許された二人は、生まれたての小鹿みたいにプルプルして立ち上がれなかったから、皆で足をツンツンして楽しんだ。
お兄様達の恨みがましい目を見て、ゾクゾクしてしまったわ。
だって、しょうがないじゃない~♪ 私、元・邪神なんだもん ♫
由利子おばさんが怒っているわ。
お兄様達も何度も怒られてお仕置きされているのに懲りないわね。
アンなんでも女神時代からの兄妹だから見捨てる訳には……
「本当に知らないか?
今なら教えてくれたら、不九家の『苺ショートケーキ』と『チョコレートケーキ』もつけるぞ!」
私達 4人は黙って、和室の押入れを指差した。
だって、しょうがないじゃない!
人間に成ると女神の頃より味覚が感じられて美味しく感じられるのよ!
その上、学生でお小遣いしか収入が無いから自由にケーキなんて食べられ無いのよ。
ニヤリ
由利子おばさんが笑った姿が、アノ大魔王の姿とダブった………いやいや、由利子おばさんは、普通?の人間だったハズよ!
足音を発てずに押入れに近づいた由利子おばさんが、
バァーン 💥
…………二人は居なかった。
えっ?
確かに押入れに隠れたのに何処に行ったの?
異変に気がついたのか、押入れの中に有った段ボールをズラスと穴が空いていた。
「まぁ~た、逃げやがったなぁ~ クソガキ共!
絶対に取っ捕まえてお仕置きをしてやるからなぁ~!」
お兄様達が逃げ出していた。
昔だったら、押入れに隠れたら安心してそのまま居続けたハズなのに、人間に成って進化したと云うの?
ブルン ブルン ブルン ブルン
外からバイクのエンジン音が聞こえてきた。
急いで窓に寄り外を見るとお兄様達がバイクに股がって此方を見た。
「ワッハハハハハ、残念だったな。 由利子オバチャンに妹達よ!
俺達の方が一枚上だったな! 行くぞ、巧! 」
「嵐のバカヤロー!
俺は反対だったのにお前のせいで巻き込まれたんだぞ!
違うんです、由利子おばさん! 悪いのは嵐で俺は巻き込まれただけなんですよ!」
「バカもーん!
二人共、共犯だぁー! 今なら 大人しくお縄に付けば、罪と罰は軽く成るかも知れないぞぉー!」
「「嘘だぁーーー!」」
「それで何度、騙されたことか覚えているぞぉー!
逃げるぞ、巧!」
「グゥゥゥ、仕方がねぇ~!………何時もいつも嵐のせいで………
こうなったら『毒を食らわば皿までよ』だ!」
由利子おばさんが、窓から跳び出ると、
「「ヤベェ! 」」
バッバッバッバッバッバッバッバ💥
お兄様達がバイクで逃げ出すと由利子おばさんが、
「逃がすかぁー! 」
由利子おばさんの愛車 『フェアリーテイルWX』に乗り込み追いかけ始めた。
「晩御飯までに帰ってくるじゃろう。
妾達は予習の続きをやってから、オヤツのプリンを食べるのじゃ!」
由利凛、貴女ねぇ~………まぁ、何時もの事かぁ~
私達は勉強に戻るのだった。
晩御飯が始まる頃に、由利子おばさんに捕まったお兄様達が正座して食事をしていたのは面白かったわ。
正座を崩すのを許された二人は、生まれたての小鹿みたいにプルプルして立ち上がれなかったから、皆で足をツンツンして楽しんだ。
お兄様達の恨みがましい目を見て、ゾクゾクしてしまったわ。
だって、しょうがないじゃない~♪ 私、元・邪神なんだもん ♫
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