【完結】邪神ちゃん バンザーイ ！

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【 光介side 】

麗華
「 くっ、逃げられた後だったか ！
昔から『 感 』だけは、良いんだから 本当に腹が立つわね ！」

   お義母さん麗華が、怒っているけど………その姿は恭華にそっくりだ ！
   僕が微笑んでいたせいか、お義母さんが

麗華
「 婿殿むこどの（光介）、何が そんなに可笑しいのですか  ？ 」

光介
「スミマセン、怒っている姿が恭華にそっくりだったので
『 親子だなぁ～ 』と思っていました 」

麗華
「………まあ、親子ですからね。似ていて当たり前なんですけど、逃げ足の速さは あの娘の父親似なんですよ ！ 」

光介
「 お義父さんですか。  確か、恭華の妹が生まれて直ぐに 僕達と同じように『 勇者召還 』で居なくなったと聞いていましたが……」

麗華
「 そうなのよ。  ユリリンちゃんにも聞いてみたんだけど、
ユリリンちゃん達が管理している『 世界 』とは別の『世界』に『勇者召還』された事しかわかってないらしいわ 」

光介
「 どの『 世界』に召還されたかは、わからないのですか ？」

麗華
「 ユリリンちゃんが『 巻き込まれ召還』じゃないか？
と、言うのよ。」

   うん、ユリリンに買って来て貰った『 ラノベ 』にもあったね『巻き込まれ召還』された人の話、勇者より活躍していたよね！アノおじさん 。

光介
「 そういえば、お義父さんの名前を聞いていなかったんですけど、教えて頂いても良いですか  ？ 」

麗華
「 忠助ただすけ………竜ヶ崎りゅうがさき 忠助よ。
夫婦別姓だったから『 氏うじ 』が違うけどね。
女好きで、逃げ足が速くて、だけど憎めない変な男だったわ。
今頃、異世界でハーレムでも築いているかと思うと腹が立つけど仕方ないわね 」


   どうでもいいけど、ハティとスコルは僕の後ろに隠れて 脅えているけど 神喰狼って こんなに臆病なのだと思わなかったよ。

光介
「 今は皆 出かけているけど、ユリリンの他にも女神達や男神達がいるから探して貰えるか聞いてみますね 」

麗華
「 …………アイツラアテナ、エリス、アレス、ヘパイストス、ロキか、宛にしないで待っているわね 」




   ────ユリリン達が、ジパングから帰ってきたら聞いてみようと思っていた光介だった ─────