【完結】邪神ちゃん バンザーイ ！

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─────魔王城─────

【 ユリリンside 】

   ……………… 光介の私室に行くとベッドで光介が昼寝をしていたのじゃ。
沢山の動物達が、光介の周りで同じように昼寝をしているのじゃ………妾も光介と一緒に昼寝したいのじゃ、動物達が羨うらやましい………のじゃ。

   特にハティ と スコルは、お腹を上にして バンザーイ している。
これが、神喰狼なんて 誰も信じないのじゃ  ！

   ロキちゃん なんて目を丸くして、驚き呆れているのじゃ 。

ロキ
「 コイツら ハティとスコル、だいぶ肥こえたな 
これでは『 狼 』では無くて 『 豚ブタ 』ではないか  ！」

   確かに、お腹がポッコリしているのじゃ…………ジパングの美味しいペットフードを沢山食べているから当たり前のクラッカーなのじゃ  ！

   ハティとスコルは、高いペットフードしか食べなく成った。

お徳用の安いペットフードには、見向きもしない贅沢なワンコに成ったのじゃ  ！

   今さら、ロキちゃんが引き取りをしても光介の元に逃げ出すのは目に見えるのじゃ。

ロキ
「 ハティ、スコル、  起きろ  ！  帰るから追いて来い。
……………おい、コラ   起きないか  ！…………無視するな  ！  」

   ハティとスコルが目を覚ましロキちゃんを確認した後、再び寝始めてしまったのじゃ。


「「 プッ ク ク ク クッ  ……」」

   エリスちゃん と アテナちゃんが、口を押さえて笑いを押さえようとしているけど……………笑いが漏れているのじゃ。


   ビキィ  💢

   ロキちゃんの青筋が…………

恭華
「 ダラシないわね  ！   飼い主が舐なめられるなんて、アンタは駄邪神じゃなくて 残念邪神じゃないの  ？
 プッー  クスクス アッハハハハハ～  北欧神話の邪神 ロキ も存外ぞんがい大した事無いわね 」


   ウワァ～  恭華も容赦ようしゃ無いのじゃ


ロキ
「 クッ クッ クッ  我が眷属に、ここまでコケにされるとは 流石に予想外だぞ。 ……………躾しつけをしなければな  ！ 」

   
   ロキちゃんが、近づくと流石に起き上がったのじゃ。


スコル、ハティ
「「 グルルルルゥ（ ロキ様より マスター光介の方が私達のマスターに相応ふさわしいのよ ）」

ロキ
「 スコルにハティよ。   我を裏切るのか  ？ 」

スコル、ハティ
「 グルルルルルゥ（ 私達を放置していたロキ様より、美味しい御飯ごはんと暖かい寝床ねどこに優しいブラッシングをしてくれるマスター光介を選ぶのは、裏切りじゃなくて必然よ  」

   両者が睨にらみあっている………………ワクワクするのじゃ。



※ 作者より

   リアルの仕事が急がしい為に不定期更新になります。
なるべく間を開けないように努力しますが、お許しください。

   これからもよろしくお願いいたします。