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しおりを挟む【 エリスside 】
ロキ様 改め ロキちゃんの姿が見えないせいか、嫌な予感がしまくりなのは 私の気のせいでは無いはずよね。
おやつタイムで、私とユリリンがくつろいでいる時、あの悪魔が怒り狂いながら飛び込んできた。
恭華
「 あの駄邪神は何処 ? 隠すと身のためにならないわよ ! 」
ユリリン
「 妾は『駄邪神』じゃ無いのじゃ !」
ユリリン………自覚はあったのね。
恭華
「 アンタじゃないわよ !
『邪神 ロキ』よ ! あの◌ガキ、散々 飲み食いして 私にツケていったのよ !」
エリス
「 貴女も大魔王なら、ロキちゃん 1神くらいの飲み食いぐらい払ってあげなさいよ。可愛い仕返しなんでしょう、この『ドケチ大魔王』 」
恭華
「 誰が『ドケチ』よ ! いい加減な事を言うと泣かすわよ、この『不幸のパット女神』 ! 」
エリス
「 私は『 不和と争いの女神 エリス』よ ! あの異世界のパット女神とは、別神だと何度言えば理解するのよ !
アンタの頭に何が入っているのよ ? 脳みその代わりに、アンタの故郷の名物『納豆』でも 入っているんでしょう !
あ~あ、納豆臭い娘は アッチ行ってよ !
せっかくのおやつタイムが、台無しよ ! 」
恭華
「 よし、 その喧嘩 買ったわ !今日という今日は許さん。
徹底的に泣かしてヤルからね、パット駄女神 」
エリス
「 私も 納豆大魔王 とは、何時か どちらが上か 決着をつけようと思っていたのよ ! 良い機会だから教えてあげるわ 」
【 ロキside 】
クックックッ、 神力を封印されたから大した事が出来なかったが……
予定道理、大魔王と邪神 エリスを争わせる事には成功しそうだな。
ケロケロ族とかいう奴らと一緒に飲み食いしたかいが、あったというものよ。 奴らの愚痴を聞いてやる と言ったら 大魔王への不満が、でるわでるわ………次は、これを利用して…………
【堕天使長 ミハエルside 】
あわわわわわ、 よりにもよって ユリリン様とエリス様しか居ない時に
トラブルなんて不幸すぎるわ !
その時、真・大魔王 麗華が来てくれました。
麗華
「 うるさいわよ、小娘達 ! 本題を忘れて喧嘩して周りに迷惑をかけるな ! ……………原因はコイツね 」
そう言って、ユリリン様の影に手を入れて取り出したのは…………
なんと ロキ様でした。
ロキ
「 貴様、何者だ ! どうして 俺がユリリンの『 影 』に潜んでいるのが わかったんだ ? 」
麗華
「 『 影 』に隠れるなんて『テンプレ』よ、小者邪神 」
恭華やエリス様と、ユリリン様も驚いている所を見ると 全員 気付いていなかったみたいですよね。
ロキ様は、必死に逃げようとしていますが 麗華に頭を鷲掴みされて、逃げれません。
あつ、 恭華とエリス様が『転移 』で逃げようとしていましたが………
エリス
「 なっ なんで『 転移』出来ないのよ ! 」
恭華
「 まさか、お母さんの『超魔力』で逃げられないの ? 」
麗華
「 知らなかったのか 、 小娘共
真・大魔王からは、逃げられない ! 」
恭華
「 …………お母さん、それ 私のセリフだったのに………」
麗華
「 小娘達は、私が再教育するから留守番していてね ユリリンちゃん 」
ユリリン
「 イッてらっしゃいなのじゃ 皆 」
「「「 はくじょうもの~~~ ! 」」」
恭華達は、麗華にドナドナされていきました。
麗華さま、私は貴女を信仰します。
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