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[アテナside]

   エリリンやユリリンが 管理する この世界は かなりいびつ
   ヒト族の方が 邪悪で 魔族の方が 慈悲深くて 平和を愛するなんて 信じられない、 信じたくない。

   前任の 女神 メッサリーナが 相当『酷い教え』をヒト族に『神託』していたのが 原因のようだ

   私が お仕置きを 仕様と思っていたのだけど、既に お義母様女神 ヘラに『 消滅』されたようだった。

   お義母様女神 ヘラが そこまで するとは………さては、あの『種◌ジジイ大神 ゼウス』に ちょっかいを かけたのか、 かけられたのか  ?   今となっては 知るよしも無い。


エリリン
「 アテナちゃん、 どうしたのだ ?  体調が悪いなら休んでいてもいいのだ。   私が アテナちゃんの分まで 仕事をするのだ !」

   いや、元々 エリリンの仕事だからね  ‼️

アテナ
「 大丈夫よ、 エリリン。   少し考え事をしていただけだから 」

   この幼女神は とにかく『どん□さい』………いや、要領が悪い。

   ユリリンの様に『悪知恵』は 無いようだが やはり、姉妹だけ合って サボり癖は あるようだ。


   私と エリリンが 真面目に仕事をしていたら ユリリン と エリスが 飛び込んできた。


ユリリン
「 大変じゃ  大変じゃ  !  恭介が、 恭介が、………」

エリリン
「 恭介が どうしたのだ  ? 恭介に 何かあったのか  ? 」

   恭介って、確か あの悪魔恭華の息子だったはず……… 

ユリリン
「 恭介が、結婚するのじゃ  ! 」

アテナ
「 それは 良い事じゃないかしら、 何を そんなに慌てているの ? 」

エリス
「  あんた、バカ !  恭介は 恭華の息子なのよ、  あの悪魔恭華が 結婚式に行きたがるのは 目に見えているでしょう 」

アテナ
「 あぁぁ  !  あの大神クラスのオーラを持った大魔王 恭華が ジパングに 行ったら 世界の壁に、『大穴』が 開いてしまうわ。
   それに 神クラスが 地上に顕現したら 大騒ぎに なってしまう。 」


ユリリン
「 世界の壁に出来た『穴』は アテナちゃん の お兄ちゃんの【ヘパイストス】様に 頼んであるから 大丈夫じゃ 」

アテナ
「 いったい、いつの間に お兄様ヘパイストスと 知り合いに 成ったの ? 」


ユリリン
「 これじゃ ! 」

   ユリリンが スマホ📱を取り出した。

ユリリン
「 この スマホは ジパング製のスマホを ヘパイストスお兄ちゃん と 妾で 魔改造したのじゃ 」

アテナ
「 知らなかった…………! 今、お兄様ヘパイストスを『 お兄ちゃん』と 呼んでなかった? 」

ユリリン
「 スマホの共同開発しているうちに 仲良くなって『妹』にして貰ったのじゃ 」


エリス
「 お兄様アレスの妹にも 成ってるみたいだから 私達、全員  義兄妹に成ってるようよ😓」

ユリリン
「 問題は、恭華と光介を ジパングに連れて行く方法なのじゃ  
連れて行かないと 物凄く暴れると思うのじゃ  」



「「「「  ……………………………………」」」」


────果たして 大魔王 恭華は 息子の結婚式に主席出来るのであろうか──
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