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しおりを挟む世界神様から 邪神らしくないからと 他の世界の
邪神の ところに勉強をしに行くことになったのじゃ
邪神 エリス の 所に行くように言われたので
「 あれ ? エリス神は 幸福の神のはずだとおもったの
じゃが 違ったかの ? 」
そうすると ミハエルが
「 ユリリン様 それは 別神です
邪神 エリス様は 不和と争いの女神です
間違っても 邪神 エリス様の前で 幸福の女神 エリス
様の事を 言っては 駄目ですよ !
最近は 幸福の女神 エリス様の方が有名なので 気に
してますから 注意してくださいね 」
そういう訳で 邪神 エリス様の所に来たんじゃが
今一 難しすぎて 言っている事が わからない
ただ 人は不幸があるから 幸せを大切にするのだ
ということだけは わかったのじゃ
エリス様は 「私の象徴よ」 と言って
黄金の林檎を 出したので
妾は お腹が 減っていたので エリス様が妾にごちそう
してくれたと思い 食べようとしたら怒られた
そして なぜだか妾を 逢われんで要るような目をした
エリス様は 「私のライバルを 紹介するわね 」と言い
女神 アテナ様の所にいったのじゃ
アテナ様の事は 恭華から 聞いていたので
「 若い男の子達に 囲まれて うはうはですね
逆ハーレムとは アテナ様も やりますね ! 」
と 言ったら エリス様は 大笑いしてしまうし
アテナ様は 微笑みながらも 目が笑っていなかった
後から エリス様に
「 あんたの事 気にいったわ
困ったら いつでも来なさい 」
と 言い 頭を撫でられた
その後 バアル様や ベルゼブブ様 パズズ様にロキ様
に会いましたが 皆 優しいおじ様だったのじゃ
おじ様達は 妾にお菓子を 一杯くれたので
良い邪神だと 思ったのじゃ
[メッサリーナside]
なかなか 上手くいかないので あの双子神達が
可愛がっている ガキに 呪いを かけてやった
下級天使では たいした呪いは 出来ないが
嫌がらせ程度には なるだろう
どうやら 我が呪いは『成長阻害』の呪いになるらしい ざまぁ みろ !
私が 愉悦に浸っている時に 強烈な殺気を 感じた
まさか まさか ここまで 追いかけてきたの !
女神 ヘラ の嫉妬を 甘くみていたみたいだ
まっ 不味い 体の一部が 緑色に変化し始めた
このままいくと 『蛙 』か『蛇』に変えられた後に
殺されてしまう 急がないと…………
暫くたつと そこには メッサリーナの姿はなく
ただの『蛙』が いるだけだった
その蛙も 何処からか 飛んできた 火の玉に燃やされて
絶命した
ハァハァハァ…………魂の一部を分離して 辛うじて
消滅だけは 避けたけど このままだと また女神 ヘラに
バレてしまう
私は 自分の記憶を封印して 下界に 降りた
そして 人間の魂に 融合させた
異世界 ジパングの 人間になれば 流石に 手は出せないはずだ
それは 重大な禁忌であり 例え 女神 ヘラと いえども
免れない
人間なんかには 成りたくなかったが 背に腹は変えられない 消滅するよりは ましだ
やがて 私の 魂も記憶も 人間の魂に溶け込み
私の意識は消えた
メッサリーナと 融合した人間の物語は いつか
語られる日が 来るかもしれない
いつか きっと !
たぶん おそらく
作者が わすれなければ ………
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