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高校生 編
時代は繰り返す
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【崑崙 雪蓮side】
夏休み前に牛堀博子や玉造深雪からゲーム機とゲームソフトを貰ったアル。
日本のゲームには興味は有ったけど、留学生には贅沢品で遊べなかったアルネ。
私達、崑崙三姉妹は三人、だけどゲーム機とゲームソフトは二つずつ。
学生寮は個室を貰っていたので、三人でお小遣いをだし合い中古のゲーム機とゲームソフトを手に入れたアル。
それが、私達の運命を変えたアルネ。
《 恋のバトル・ロワイヤル──真実の恋はひとつ、命短し恋せよ乙女‐君は、真実の愛を見つけられるか── 》
「タイトルだけは、凄いアルネ!」
「どうせ、ハッタリかましてアルネ! 日本人は大袈裟アルネ。
でなければ、無料で譲ってくれたりしないアルネ」
月蓮や花蓮は言うけれど………
気がついたら夏休みが過ぎていた程、ハマっていたアルネ。
「「茨城恭介が『虞美人』で、ライバルヒロインの福岡姫子が『項羽』だなんて、日本人は頭が『変』アルネ!」」
「日本人全部が『変』では無くて、開発ゲームスタッフ が おかしいアルネ!」
月蓮や花蓮の叫びに、つい日本人を庇ってしまったアルネ。
とんだ時間泥棒だったアルネ、お陰で夏休みの宿題をあまりやっていなかったので先生に怒られて、放課後に残りの宿題をやっているアル。
とっ とにかく、あのゲームソフトは封印するアルネ!
日本の乙女ゲームは恐ろしいアルネ!
もちろん、他の乙女ゲームもプレイせずに封印したアルネ。
テレビゲームの魅力に取り憑かれた私達は、乙女ゲーム以外のゲームなら安全だろうと、中古ゲームソフトを買いに『 ブックだオフ』に行ったアル。
新品のゲームソフトは留学生には高くて買えないアルネ。
そうして出会ったのが、日本では有名に成った『RPGゲームソフト』の
『ドラコンファンタジー Ⅴ─天界の花婿──』
再び、私達はゲームにハマってしまっていたアルネ!
日本人、恐るべし!
「花婿は、絶対に『テリー』アルネ!
不良っぽいけど本当は優しい『ツンデレ』が良いアルネ!」
「いやいや、伯爵令息の『キャスバル』アルネ!
高貴で礼儀正しく野心家だけど少しマザコンな処が良いアルネ!」
月蓮も花蓮も判っていないアルネ!
「 幼馴染みの『トンヌラ』が正道アルネ!
一緒に冒険した事を忘れたアルのか?」
こうして私達がゲームに興じている頃、他の女の子達は自分のパートナー捜しに躍起に成っていることなど知るよしもなかった。
気が付いた時には既に…………
「「「このままでは、崑崙村に帰れないアル!」」」
長きに渡る日本滞在が決まったのだった。
夏休み前に牛堀博子や玉造深雪からゲーム機とゲームソフトを貰ったアル。
日本のゲームには興味は有ったけど、留学生には贅沢品で遊べなかったアルネ。
私達、崑崙三姉妹は三人、だけどゲーム機とゲームソフトは二つずつ。
学生寮は個室を貰っていたので、三人でお小遣いをだし合い中古のゲーム機とゲームソフトを手に入れたアル。
それが、私達の運命を変えたアルネ。
《 恋のバトル・ロワイヤル──真実の恋はひとつ、命短し恋せよ乙女‐君は、真実の愛を見つけられるか── 》
「タイトルだけは、凄いアルネ!」
「どうせ、ハッタリかましてアルネ! 日本人は大袈裟アルネ。
でなければ、無料で譲ってくれたりしないアルネ」
月蓮や花蓮は言うけれど………
気がついたら夏休みが過ぎていた程、ハマっていたアルネ。
「「茨城恭介が『虞美人』で、ライバルヒロインの福岡姫子が『項羽』だなんて、日本人は頭が『変』アルネ!」」
「日本人全部が『変』では無くて、開発ゲームスタッフ が おかしいアルネ!」
月蓮や花蓮の叫びに、つい日本人を庇ってしまったアルネ。
とんだ時間泥棒だったアルネ、お陰で夏休みの宿題をあまりやっていなかったので先生に怒られて、放課後に残りの宿題をやっているアル。
とっ とにかく、あのゲームソフトは封印するアルネ!
日本の乙女ゲームは恐ろしいアルネ!
もちろん、他の乙女ゲームもプレイせずに封印したアルネ。
テレビゲームの魅力に取り憑かれた私達は、乙女ゲーム以外のゲームなら安全だろうと、中古ゲームソフトを買いに『 ブックだオフ』に行ったアル。
新品のゲームソフトは留学生には高くて買えないアルネ。
そうして出会ったのが、日本では有名に成った『RPGゲームソフト』の
『ドラコンファンタジー Ⅴ─天界の花婿──』
再び、私達はゲームにハマってしまっていたアルネ!
日本人、恐るべし!
「花婿は、絶対に『テリー』アルネ!
不良っぽいけど本当は優しい『ツンデレ』が良いアルネ!」
「いやいや、伯爵令息の『キャスバル』アルネ!
高貴で礼儀正しく野心家だけど少しマザコンな処が良いアルネ!」
月蓮も花蓮も判っていないアルネ!
「 幼馴染みの『トンヌラ』が正道アルネ!
一緒に冒険した事を忘れたアルのか?」
こうして私達がゲームに興じている頃、他の女の子達は自分のパートナー捜しに躍起に成っていることなど知るよしもなかった。
気が付いた時には既に…………
「「「このままでは、崑崙村に帰れないアル!」」」
長きに渡る日本滞在が決まったのだった。
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