272 / 290
高校生 編
村のお祭り パートII ①
しおりを挟む
【勇気side】
今日から三日間は村のお祭りだ。
去年は婚約者が三人だったから、ジンとのお祭りデートは一日ずつ僕と瞳、楓で独占出来たけど、今年は アリスと真理姉が加わったから三日間とも皆でデートすることに成った。
ジンを独占出来ないのは……残念だけど、皆と一緒にお祭りするのも楽しみなんだよね。
「ワタアメ、りんご飴、チョコバナナが楓ちゃんを呼んでいる ! 」
「マンガ肉はアルですかぁー! 私も日本の祭りは初めてなので楽しみで~す !」
楓とアリスが祭りの屋台の食べ物の事で盛り上がっている。
食欲魔人が一人増えて大騒ぎだね。
「『射的』や『金魚すくい』 も祭りの醍醐味だろう。 ヒモクジや型ヌキは良い思い出は無いからスルーするけどね。」
真理姉は、ソッチ系かぁ~………タビやボンドが居るから『金魚すくい』は止めた方が良さそうだなぁ~
「 皆、祭りと云えば『山車』だろう !
本当は今年は『総引き』の予定だったけど、山車を引く大人が少ないから稼働する山車は少ないけど 一年に一回のお披露目なんだから、皆で見学しよう ! 」
瞳は山車、それも五丁目の『新田義貞』のファンだからね。
足利尊氏のアンチだけど、どちらも清和源氏の同族だと忘れているのかな ?
村長からは、僕達三人の浴衣だけでなくアリスや真理姉の分まで浴衣を用意して貰った………つまり村長は二人の事も認めたと云うことなんだろうね。
ジン以外が浴衣に着替え中な訳だけど、僕達三人は去年 村長に着付けを教わったので すんなり着替える事が出来た。
だからアリスと真理姉の着替えを待っている状況なんだ。
ジンは僕の浴衣姿を褒めてくれるかなぁ~
エヘヘ 早くジンとお祭りに行きたいなぁ~
【由利子side】
ついに ついに 今年の祭りは『ボッチ』じゃ無いぞ !
今年も生徒達の見回りをするが、今年の見回りパートナーはハルトだ !
真知子と瑠奈が私達に気を使ってくれたお陰だな。
去年、聖子や秋奈 達に散々見せ付けられたから尚更 嬉しい !
女神よ、感謝します ! …………今年は変な声は聞こえ無いな、やはり私の幻聴だったようだな !
仕事とは云え『お祭りデート』だから私も楽しめるので嬉しい限りだ。
「由利子………いくらハルト先生と二人で見回ると云ってもデートじゃ無いんだから、しっかり見回りをしてよね !」
「真知子ちゃ~ん、由利子ちゃんも幸せそうだから少しくらいは大目に見ても良いんじゃないかなぁ~」
「瑠奈は、まったく甘いんだから ! 生徒も親御さんも見ているんだから、程々にしなさいよ !」
この二人に注意される日が来るとは………そんなに態度に出ているかな、私。
──季節は『夏』 それも猛暑だけど、『春』満喫中の由利子先生でした───
今日から三日間は村のお祭りだ。
去年は婚約者が三人だったから、ジンとのお祭りデートは一日ずつ僕と瞳、楓で独占出来たけど、今年は アリスと真理姉が加わったから三日間とも皆でデートすることに成った。
ジンを独占出来ないのは……残念だけど、皆と一緒にお祭りするのも楽しみなんだよね。
「ワタアメ、りんご飴、チョコバナナが楓ちゃんを呼んでいる ! 」
「マンガ肉はアルですかぁー! 私も日本の祭りは初めてなので楽しみで~す !」
楓とアリスが祭りの屋台の食べ物の事で盛り上がっている。
食欲魔人が一人増えて大騒ぎだね。
「『射的』や『金魚すくい』 も祭りの醍醐味だろう。 ヒモクジや型ヌキは良い思い出は無いからスルーするけどね。」
真理姉は、ソッチ系かぁ~………タビやボンドが居るから『金魚すくい』は止めた方が良さそうだなぁ~
「 皆、祭りと云えば『山車』だろう !
本当は今年は『総引き』の予定だったけど、山車を引く大人が少ないから稼働する山車は少ないけど 一年に一回のお披露目なんだから、皆で見学しよう ! 」
瞳は山車、それも五丁目の『新田義貞』のファンだからね。
足利尊氏のアンチだけど、どちらも清和源氏の同族だと忘れているのかな ?
村長からは、僕達三人の浴衣だけでなくアリスや真理姉の分まで浴衣を用意して貰った………つまり村長は二人の事も認めたと云うことなんだろうね。
ジン以外が浴衣に着替え中な訳だけど、僕達三人は去年 村長に着付けを教わったので すんなり着替える事が出来た。
だからアリスと真理姉の着替えを待っている状況なんだ。
ジンは僕の浴衣姿を褒めてくれるかなぁ~
エヘヘ 早くジンとお祭りに行きたいなぁ~
【由利子side】
ついに ついに 今年の祭りは『ボッチ』じゃ無いぞ !
今年も生徒達の見回りをするが、今年の見回りパートナーはハルトだ !
真知子と瑠奈が私達に気を使ってくれたお陰だな。
去年、聖子や秋奈 達に散々見せ付けられたから尚更 嬉しい !
女神よ、感謝します ! …………今年は変な声は聞こえ無いな、やはり私の幻聴だったようだな !
仕事とは云え『お祭りデート』だから私も楽しめるので嬉しい限りだ。
「由利子………いくらハルト先生と二人で見回ると云ってもデートじゃ無いんだから、しっかり見回りをしてよね !」
「真知子ちゃ~ん、由利子ちゃんも幸せそうだから少しくらいは大目に見ても良いんじゃないかなぁ~」
「瑠奈は、まったく甘いんだから ! 生徒も親御さんも見ているんだから、程々にしなさいよ !」
この二人に注意される日が来るとは………そんなに態度に出ているかな、私。
──季節は『夏』 それも猛暑だけど、『春』満喫中の由利子先生でした───
0
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説
「さらら」~茶房物語~
NKS
ライト文芸
茶房「茶螺々(さらら)」。八十島駅前商店街にある古民家風のお店で、お茶を楽しみながらくつろぐ事を目的とし隠れ家的喫茶店。さららの店主榛名(はるな)と、そこに集まる客達の人間模様。様々なお茶のプチうんちくも盛りだくさん。心に一杯のお茶をいかがですか?
私のことなど、ご放念くださいませ!
風見ゆうみ
恋愛
私の住む世界では、貴族は犬を飼うことが当たり前で、賢い犬がいる家に一目置くというしきたりがある。
幼い頃から犬と念話ができる私は、どんな暴れ犬でも良い子になると、国内では評判が良かった。
伯爵位を持つ夫、ノウルと大型犬のリリと共に新婚生活を始めようとしていたある日、剣の腕を買われた夫が出兵することになった。
旅立つ日の朝、彼は私にこう言った。
「オレは浮気をする人は嫌いだ。寂しいからといって絶対に浮気はしないでほしい」
1年後、私の国は敗戦したが、ノウル様は無事に戻って来た。
でも、彼の横には公爵令嬢が立っていた。その公爵令嬢は勝利国の王太子の妻として捧げられる予定の人。そんな彼女のお腹の中にはノウル様との子供がいるのだと言う。
ノウルは公爵令嬢を愛人にし、私との結婚生活を続けると言う。王家は私にノウル様が公爵令嬢を身ごもらせた責任を取らせると言い出し、公爵令嬢の代わりに冷酷で有名な王太子の嫁にいけという。
良いわよ、行きますとも!
私がいなくなれば、困るのはあなたたちですけどね!
※R15は保険です。誤字脱字、気を付けているつもりですが、やはりございます。教えていただけますと幸いです。
煮物屋さんの暖かくて優しい食卓
山いい奈
ライト文芸
★第3回ほっこり・じんわり大賞「心ほっこり賞」受賞。ありがとうございます!( ̄∇ ̄*)
このお話は、煮物屋さんというお店で、店長の佳鳴と弟の千隼、そしてお客さまたちと繰り広げられる、暖かくて優しい物語です。
今日も訪れる常連さんたち。さて、今夜はどんなお話が紡がれるのでしょう。
未だ分からず《人間らしくない人間と人間らしい怪物》
甘党でやる気ないおおかみ
ライト文芸
あるクリスマスの日、人間らしくない主人公 「僕」 は人間らしい怪物 「人猿」 に襲われる。再び目覚めた時には、体と心臓が他人の体のモノと入れ替えられていた。魔法使協会に保護されたのち、人猿を止めるために協会の一員になることを決意する。
『道具の能力を極限まで引き出せる』魔法を使えるようになるが・・・
悪夢に触れ、人に触れ、魔法に触れ、「僕」はどう生きるのか。
頼み事
ルム
ライト文芸
佐伯淳子は、世界中の「良い子」を煮詰めて集めた様な女だ。
高校三年生 。6月20日生まれ。好きな食べ物は白米。
成績は中、運動も並だが頼まれた事は一切断らず、前向きで明朗快活。
誰にでも分け隔てなく笑いかける人気者の彼女をずっと見つめる、同じクラスの大竹。
ある日、淳子の机には多く乱暴なメッセージが書かれ、その日を境に狩野に関するある噂が学校中で蔓延し始める。
猫スタ募集中!(=^・・^=)
五十鈴りく
ライト文芸
僕には動物と話せるという特技がある。この特技をいかして、猫カフェをオープンすることにした。というわけで、一緒に働いてくれる猫スタッフを募集すると、噂を聞きつけた猫たちが僕のもとにやってくる。僕はそんな猫たちからここへ来た経緯を聞くのだけれど――
※小説家になろう様にも掲載させて頂いております。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
スキル【海】ってなんですか?
陰陽@2作品コミカライズと書籍化準備中
ファンタジー
スキル【海】ってなんですか?〜使えないユニークスキルを貰った筈が、海どころか他人のアイテムボックスにまでつながってたので、商人として成り上がるつもりが、勇者と聖女の鍵を握るスキルとして追われています〜
※書籍化準備中。
※情報の海が解禁してからがある意味本番です。
我が家は代々優秀な魔法使いを排出していた侯爵家。僕はそこの長男で、期待されて挑んだ鑑定。
だけど僕が貰ったスキルは、謎のユニークスキル──〈海〉だった。
期待ハズレとして、婚約も破棄され、弟が家を継ぐことになった。
家を継げる子ども以外は平民として放逐という、貴族の取り決めにより、僕は父さまの弟である、元冒険者の叔父さんの家で、平民として暮らすことになった。
……まあ、そもそも貴族なんて向いてないと思っていたし、僕が好きだったのは、幼なじみで我が家のメイドの娘のミーニャだったから、むしろ有り難いかも。
それに〈海〉があれば、食べるのには困らないよね!僕のところは近くに海がない国だから、魚を売って暮らすのもいいな。
スキルで手に入れたものは、ちゃんと説明もしてくれるから、なんの魚だとか毒があるとか、そういうことも分かるしね!
だけどこのスキル、単純に海につながってたわけじゃなかった。
生命の海は思った通りの効果だったけど。
──時空の海、って、なんだろう?
階段を降りると、光る扉と灰色の扉。
灰色の扉を開いたら、そこは最近亡くなったばかりの、僕のお祖父さまのアイテムボックスの中だった。
アイテムボックスは持ち主が死ぬと、中に入れたものが取り出せなくなると聞いていたけれど……。ここにつながってたなんて!?
灰色の扉はすべて死んだ人のアイテムボックスにつながっている。階段を降りれば降りるほど、大昔に死んだ人のアイテムボックスにつながる扉に通じる。
そうだ!この力を使って、僕は古物商を始めよう!だけど、えっと……、伝説の武器だとか、ドラゴンの素材って……。
おまけに精霊の宿るアイテムって……。
なんでこんなものまで入ってるの!?
失われし伝説の武器を手にした者が次世代の勇者って……。ムリムリムリ!
そっとしておこう……。
仲間と協力しながら、商人として成り上がってみせる!
そう思っていたんだけど……。
どうやら僕のスキルが、勇者と聖女が現れる鍵を握っているらしくて?
そんな時、スキルが新たに進化する。
──情報の海って、なんなの!?
元婚約者も追いかけてきて、いったい僕、どうなっちゃうの?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる