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中学生 編
もうすぐ『春』ですね🌸 ②
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〖 登場人物紹介(小)〗
延方 信敏(のぶかた のぶとし)……神栖 今日子の恋人
波崎 博人(はさき ひろと)………大洗 伊予の恋人
石岡 政雄(いしおか まさお)……鉾田 聖子の幼馴染み 兼 恋人
日立 和彦(ひたち かずひこ)……麻生 秋奈の幼馴染み 兼 恋人
【 和彦side 】
そこで僕達は、衝撃の話を聞いてしまった。
政夫
「 鎌倉が、六人の女の子に言い寄られた上に断ったら襲われそうになったってぇーーーー ! 」
薫
「 声が大きいよ、政夫くん。
信太郎くんは、あれ以来すっかり女性恐怖症に成ってしまったんだから気を使って欲しいかな 」
政夫
「 スマナイ、 あまりの衝撃の事実にビックリしてしまった 」
和彦
「 それで、その六人から逃げてウチの学園に転入したんだね」
博人
「 鎌倉くん達も苦労したんだねぇ~
流石にウチの学園には、そんな危ない奴は居ないと思うよ……………居ないよね ! 」
政夫
「 断言が出来ないのは心苦しいが、俺達に出来る事は強力するから普段は出来るだけ俺達と一緒に行動して欲しいんだが、どうかな ? 」
薫
「 それは、ありがたいけど良いのかい 」
政夫
「 ああ、 こういう時は『助け合い』が大事だからな、遠慮しなくて良いよ 」
信敏
「 その鎌倉くんを襲った六人はどう成ったの ? 」
薫
「 残念ながら、証拠不十分で学校に戻ったから僕達は逃げたんだよ 」
鎌倉くんは、トラウマに成ったのか小さな声で何かを言っていた。
信太郎
「 (小声) 勝字菜さん、不麗さん、目が怖いよぉ~
九江素ちゃん、檸個有さんも、その手に持っている『ロープ』は 何に使うつもりなのかなぁ~ (泣)
騎士莉愛さん、浜雲さん、後ろに何を隠しているの ?
ヒィィィィ 六人共、恐いよぉ~ 」
うん、重症だね。…………出来るだけ僕達でフォローしてあげないといけないね。
政夫
「 その六人が追いかけて転入してくる可能性はあると思うか ?」
薫
「 う~ん、そこまで執着しているとは思いたくは無いけど、絶対に転入して来ないとは言えないんだよねぇ~ 」
その後、俺達は傾向と対策法を考えながら話し合った。
終わる頃には、すっかり仲良くなり互いに『下の名前』で呼び会うように成っていた。
──── ──── ──── ────
某ファミリーレストランにて
【 聖子side 】
由比ヶ浜 雫
伊予から聞いていたけど………聞かなかった事に出来ないかなぁ~
伊予
「 もう一度説明するけど、雫ちゃん曰く
雫ちゃんの『 運命の番』が、ウチの学園に居るらしいのよ 」
聖子
「 待って、ちょっと待って !
その『運命の番』と云うのは、何て『乙女ゲーム』なの ?」
深雪
「 たぶん、乙女ゲームじゃないよ !
ライトノベルの『 運命の番を探して八万キロ !──私の赤い糸は誰と繋がっているの── 』だよ 」
今日子
「 八万キロって、地球 二周分くらいの距離よねぇ~ 」
秋奈
「 それで、どうしてウチの学園に『 運命の番 』とやらが居ると解ったの ? 」
伊予
「 雫ちゃんの話だと、そのラノベの作者がウチの学園の生徒らしいのよ 」
博子
「 えっ、それは本当なの ! 私、あのラノベのファンなのよね
書籍化する前にオメガポリスに連載している頃からのファンなんだよ 」
深雪や博子も大概だけど、雫ちゃんも『厨二病』だったかぁ~ ………それも、かなりの重症患者ね。
聖子
「 待って、そのラノベ作者が どうして雫ちゃんの『運命の番 』とやらになるのよ 」
伊予
「 それがね ! ………
雫ちゃんの『 闇 』は、深かった…………マリアナ海溝より深いかも知れない。
延方 信敏(のぶかた のぶとし)……神栖 今日子の恋人
波崎 博人(はさき ひろと)………大洗 伊予の恋人
石岡 政雄(いしおか まさお)……鉾田 聖子の幼馴染み 兼 恋人
日立 和彦(ひたち かずひこ)……麻生 秋奈の幼馴染み 兼 恋人
【 和彦side 】
そこで僕達は、衝撃の話を聞いてしまった。
政夫
「 鎌倉が、六人の女の子に言い寄られた上に断ったら襲われそうになったってぇーーーー ! 」
薫
「 声が大きいよ、政夫くん。
信太郎くんは、あれ以来すっかり女性恐怖症に成ってしまったんだから気を使って欲しいかな 」
政夫
「 スマナイ、 あまりの衝撃の事実にビックリしてしまった 」
和彦
「 それで、その六人から逃げてウチの学園に転入したんだね」
博人
「 鎌倉くん達も苦労したんだねぇ~
流石にウチの学園には、そんな危ない奴は居ないと思うよ……………居ないよね ! 」
政夫
「 断言が出来ないのは心苦しいが、俺達に出来る事は強力するから普段は出来るだけ俺達と一緒に行動して欲しいんだが、どうかな ? 」
薫
「 それは、ありがたいけど良いのかい 」
政夫
「 ああ、 こういう時は『助け合い』が大事だからな、遠慮しなくて良いよ 」
信敏
「 その鎌倉くんを襲った六人はどう成ったの ? 」
薫
「 残念ながら、証拠不十分で学校に戻ったから僕達は逃げたんだよ 」
鎌倉くんは、トラウマに成ったのか小さな声で何かを言っていた。
信太郎
「 (小声) 勝字菜さん、不麗さん、目が怖いよぉ~
九江素ちゃん、檸個有さんも、その手に持っている『ロープ』は 何に使うつもりなのかなぁ~ (泣)
騎士莉愛さん、浜雲さん、後ろに何を隠しているの ?
ヒィィィィ 六人共、恐いよぉ~ 」
うん、重症だね。…………出来るだけ僕達でフォローしてあげないといけないね。
政夫
「 その六人が追いかけて転入してくる可能性はあると思うか ?」
薫
「 う~ん、そこまで執着しているとは思いたくは無いけど、絶対に転入して来ないとは言えないんだよねぇ~ 」
その後、俺達は傾向と対策法を考えながら話し合った。
終わる頃には、すっかり仲良くなり互いに『下の名前』で呼び会うように成っていた。
──── ──── ──── ────
某ファミリーレストランにて
【 聖子side 】
由比ヶ浜 雫
伊予から聞いていたけど………聞かなかった事に出来ないかなぁ~
伊予
「 もう一度説明するけど、雫ちゃん曰く
雫ちゃんの『 運命の番』が、ウチの学園に居るらしいのよ 」
聖子
「 待って、ちょっと待って !
その『運命の番』と云うのは、何て『乙女ゲーム』なの ?」
深雪
「 たぶん、乙女ゲームじゃないよ !
ライトノベルの『 運命の番を探して八万キロ !──私の赤い糸は誰と繋がっているの── 』だよ 」
今日子
「 八万キロって、地球 二周分くらいの距離よねぇ~ 」
秋奈
「 それで、どうしてウチの学園に『 運命の番 』とやらが居ると解ったの ? 」
伊予
「 雫ちゃんの話だと、そのラノベの作者がウチの学園の生徒らしいのよ 」
博子
「 えっ、それは本当なの ! 私、あのラノベのファンなのよね
書籍化する前にオメガポリスに連載している頃からのファンなんだよ 」
深雪や博子も大概だけど、雫ちゃんも『厨二病』だったかぁ~ ………それも、かなりの重症患者ね。
聖子
「 待って、そのラノベ作者が どうして雫ちゃんの『運命の番 』とやらになるのよ 」
伊予
「 それがね ! ………
雫ちゃんの『 闇 』は、深かった…………マリアナ海溝より深いかも知れない。
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