上 下
175 / 290
中学生 編

とある冬の一日 ③

しおりを挟む

────某、ファミリーレストラン ─────


【伊予side 】

   博子と深雪を連れて事情聴取をしている。

   
博子
「 いったいさっきのは、何だったのよ ! 」

深雪
「 そうよ !  そうよ  !  フザケているんだったら、本気で怒るわよ  ! 」

今日子
「 あれ  ? 知らないの『 魔王戦隊  ゴオニンジャー 』の真似をしたんだけど 」

秋奈
「 イケメン若手俳優の登竜門と云われている『 戦隊シリーズ』
『 おめんライダー・シリーズ』だよ  ! 」

聖子
「 さっきのセリフは、アカインジャー 役を演じていた 北方神鬼の六本木 拓郎ろっぽんぎ たくろうの真似だったんだけど、気に入らなかったのかな ? 」

深雪
「 知っているわよ  ! きちんと毎週録画して、見ているんだから………私も六本木 拓郎のファンだから、なおさら腹がたつのよ ! 」

伊予
「 まあ  まあ  とにかく、あのまま鎌倉クン達の部屋に突撃していたら逮捕されていたかも知れないんだから、仕方ないじゃない…………ちなみに私は、クロインジャー役の稲敷 慎六いなしき しんろくのファンなんだけどね 」


今日子
「 ねえ  ねえ  それより知っている ?
拓郎とギンナンジャー役の渋谷 静香しぶや しずかが付き合っているうわさがあるんだけど、本当だと思う ?」

博子
「 なにそれ  なにそれ  そんな話は初耳なんですけど、本当に付き合っているの ? 」

今日子
「 だから、あくまで『 う・わ・さ 』なんだって言っているでしょう 」


   よし、話題をそららすことに成功したわ………
由比ヶ浜さんが、冷めた目で私達を見ていた。

由比ヶ浜 雫
「 用が済んだなら帰るけど良いかしら ? 」

伊予
「 まあ  まあ  せっかく仲良くなったんだから、もう少しコミニケーションをしようよ、ね ! 」


「 コミュニケーションよ、大洗さん。………
私も いろいろ聞きたい事があるから協力してくれるなら、付き合うけど良いかしら 」

伊予
「 ま~か~せ~て任せて、私達 もう友達だからね !
相談なら聞くよ  ! 」

   …………安請け合いは、するものじゃ無いと 後から後悔した私だった……………雫ちゃんの『 やみ』は、深かった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

三年で人ができること

桃青
ライト文芸
もし三年後に死ぬとしたら。占いで自分にもう三年しか生きられないと告げられた男は、死を感じながら、平凡な日常を行き尽くそうとする。壮大でもなく、特別でもなく、ささやかに生きることを、残された時間で模索する、ささやかな話です。

デブよ、さらば!

daisysacky
ライト文芸
30代、子持ち。パートタイマー空美。毎朝、体重計にのっては、タメ息。このところ、増加傾向のこの体! どうにかせねば! と、悪戦苦闘するも、そうは問屋が下ろさない。はてさて、彼女の運命やいかに!

私のことなど、ご放念くださいませ!

風見ゆうみ
恋愛
私の住む世界では、貴族は犬を飼うことが当たり前で、賢い犬がいる家に一目置くというしきたりがある。 幼い頃から犬と念話ができる私は、どんな暴れ犬でも良い子になると、国内では評判が良かった。 伯爵位を持つ夫、ノウルと大型犬のリリと共に新婚生活を始めようとしていたある日、剣の腕を買われた夫が出兵することになった。 旅立つ日の朝、彼は私にこう言った。 「オレは浮気をする人は嫌いだ。寂しいからといって絶対に浮気はしないでほしい」 1年後、私の国は敗戦したが、ノウル様は無事に戻って来た。 でも、彼の横には公爵令嬢が立っていた。その公爵令嬢は勝利国の王太子の妻として捧げられる予定の人。そんな彼女のお腹の中にはノウル様との子供がいるのだと言う。 ノウルは公爵令嬢を愛人にし、私との結婚生活を続けると言う。王家は私にノウル様が公爵令嬢を身ごもらせた責任を取らせると言い出し、公爵令嬢の代わりに冷酷で有名な王太子の嫁にいけという。 良いわよ、行きますとも! 私がいなくなれば、困るのはあなたたちですけどね! ※R15は保険です。誤字脱字、気を付けているつもりですが、やはりございます。教えていただけますと幸いです。

未だ分からず《人間らしくない人間と人間らしい怪物》

甘党でやる気ないおおかみ
ライト文芸
 あるクリスマスの日、人間らしくない主人公 「僕」 は人間らしい怪物 「人猿」 に襲われる。再び目覚めた時には、体と心臓が他人の体のモノと入れ替えられていた。魔法使協会に保護されたのち、人猿を止めるために協会の一員になることを決意する。 『道具の能力を極限まで引き出せる』魔法を使えるようになるが・・・ 悪夢に触れ、人に触れ、魔法に触れ、「僕」はどう生きるのか。

パドックで会いましょう

櫻井音衣
ライト文芸
競馬場で出会った 僕と、ねえさんと、おじさん。 どこに住み、何の仕事をしているのか、 歳も、名前さえも知らない。 日曜日 僕はねえさんに会うために 競馬場に足を運ぶ。 今日もあなたが 笑ってそこにいてくれますように。

頼み事

ルム
ライト文芸
 佐伯淳子は、世界中の「良い子」を煮詰めて集めた様な女だ。  高校三年生 。6月20日生まれ。好きな食べ物は白米。  成績は中、運動も並だが頼まれた事は一切断らず、前向きで明朗快活。  誰にでも分け隔てなく笑いかける人気者の彼女をずっと見つめる、同じクラスの大竹。  ある日、淳子の机には多く乱暴なメッセージが書かれ、その日を境に狩野に関するある噂が学校中で蔓延し始める。

猫スタ募集中!(=^・・^=)

五十鈴りく
ライト文芸
僕には動物と話せるという特技がある。この特技をいかして、猫カフェをオープンすることにした。というわけで、一緒に働いてくれる猫スタッフを募集すると、噂を聞きつけた猫たちが僕のもとにやってくる。僕はそんな猫たちからここへ来た経緯を聞くのだけれど―― ※小説家になろう様にも掲載させて頂いております。

処理中です...