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中学生 編

雪の日の臨時休校 ①

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【由利子side 】

   今日は『大雪注意報』が出ていたから休みだ  !
それも『 外出禁止要請 』が学園側から出ているから…………

   飲むぞぉーーー!!

   最近は、ハルトとも良い感じだし『 ノミニケーション』で じわりじわり と仲良くなるのだ。

   私は大人だからな  。    小娘とは違うのだよ、小娘とは  !


「 あの~~  ユリコ。    妄想中に悪いですが、朝食の用意が出来たで~す。  冷めないうちに来てくださいで~すね 」

   あっ  アリスか、ビックリしたな。
イカン  イカン   あまり夢想をしていたら、駄目な大人だと勘違いされてしまうな。

  よし、今日は奮発ふんぱつしてプレミアムビールの『 毘沙門天ビール』だ  !

   あまりの旨さに、ハルトも喜ぶぞ  !


───由利子先生は、気づいていない。   朝からの酒盛りは、子供達に駄目な大人に認定されることを ────



【勇気side 】


   ごはん~♬ ごはん~ ♫

   ジンが朝食の卵焼きを焼いているんだ。   僕の好きな 甘~い卵焼き。
僕は、ジンが焼いている卵焼きの隣で『 ウインナーソウセイジ』を茹でている。   ストーブの上には、既に出来上がったお味噌汁が湯気を出している。
   僕の好きな『豆腐と油揚げ』の味噌汁だ。

   瞳は、大根をおろしている。
村長から 美味しそうな『しらす干し』を貰ったから『 シラスおろし』にするんだ。

  楓は、ご飯が入った炊飯器を茶の間に運んでいる。

   ハルト先生は、茶の間で英字新聞をタブレット端末で読んでいる。

   ドタッ  ドタッ  ドタッ  ドタッ  ドタッ  ドタッ

「 ユリコを呼んで来たで~す  ! 私は新聞を取って来るで~すね  ! 」

   外に出て行こうとするアリスに

「 アリスー !  外は寒いから、きちんと上着を着てから外に出なよぉー!」

   僕の旦那様(予定)は優しいなぁ~

「 ハ~~イなのです。  寒いのは、この間の事でりてますで~す」
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